表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/11

第6話 エンシェント攻略

少しセクシャルな表現があるかもしれません。

 魔導戦術武装鎧マジック・タクティカル・アーマーなどを作り出して一週間経ち、俺はエンシェント攻略するために食糧などを整理している。

 あれから食料を集め、探索用のアイテムを作成した。

 魔力砲盾マナブラスト・シールドの方は魔法の威力を抑制するようにしたから、建物がある場所でも多少使えるな。

 そう思いながら準備を終え、魔導戦術武装鎧マジック・タクティカル・アーマーを装着したら、さっそくエンシェントを攻略し始める。

 中は丸石の壁で出来ており、とても暗い。

 だけど俺は鉄の兜を装着すると、辺りが明るく見えるようになった。

 俺が装着した兜は索敵兜サーチ・ヘルメットで、こいつは装着すれば暗視などの効果を常時受けるようになれる。

 そう思っていると目の前からゴブリンが数体現れる。

 さっそく実践を始めるか、剣術は収めて無いから当てる事は難しいそうだが。

 そう思っているとゴブリンの一体がおれに向かって襲い掛かる。

 俺は魔力砲盾マナブラスト・シールドを正面に構えると、もう一体のゴブリンが跳びあがって襲い掛かる。

 クッ、正面と上の攻撃か! ならば――。

 俺は正面のゴブリンを魔力砲盾マナブラスト・シールドで受け止め、上から襲い掛かるゴブリンは魔法接続剣マジックリンク・ソードで心臓を突き刺す。

 心臓を突き刺されたゴブリンは多少痙攣(けいれん)し、動かなくなると光の粒子になり、マジックポーチによって吸収される。

 欲人ヨクビトは倒されると光の粒子になって消滅するが、研究機関に渡せば結構金に成るからな。

 その代り討伐難易度によるけどな。

 そう思いつつ、魔力砲盾マナブラスト・シールドの砲台にファイアボールを装填し、引き金を引いてゴブリンを吹き飛ばす。

 ゴブリンは炎の玉に吹き飛ばされ、身を焼かれながら消滅した。

 これで倒し終えたな。にしても中身は少し激しく動けば暑くなるな。

 そう思いながら索敵兜サーチ・ヘルメットを外し、汗を拭いているとかすかに何かが聞こえだす。

 俺は辺りを見渡しながら言う。


「あれ? なんか聞こえた気が……」


 俺はそう言いながら音がした方をさがしていると、奥から何かが動く音がして振り向く。

 もしかして音はあっちの方からか?

 そう思いながら進んでいくと、右側の壁が内側に開き、謎の手に引きずられる。


「うぉ!? これってトラップか?」


 俺は突然の事に驚き、このまま中に引きずり込まれる。

 謎の手によってある程度引きずり込まれ、ようやく解放された。

 だが俺がいる場所は少しSFっぽくて、何かアンドロイドやエイリアンが居そうだ。

 そう思っていると足元にコードのようなものがあり、それをたどっていくと驚愕な物を見て声を失う。


「何だ、これ……?」


 俺はそう言いながらあ然とする。

 そこにあったのは一人分入れそうなポッドが置かれてあるが、問題はポッドの中身だ。

 中に入っているのは緑色の培養液と、一糸まとわぬ白髪の美少女だ。

 アホ毛が特徴な白いぼさぼさショート、おっとりと感じさせるオレンジの垂れ目、体格は普通の少女とは同じだが、とても立派な双丘があってドキドキしてしまう。

 これ、どうすれば良いんだ……?

 顔を赤く染めて喜ぶ自分がいるが、一体どうすれば良いか考えている。

 すると音声が流れ出す。


『生命体を感知しました。即座に迎撃態勢に映ります』

「……ハイ?」


 俺はその事に首を傾げ、訳が分からずに感じる。

 すると地面から鎧のロボットらしき物が出現し、ロングソードを構えて襲い掛かる。

 な、何ィィィ!? まさか襲い掛かるだと!

 俺は驚きつつ魔法接続剣マジックリンク・ソード魔力砲盾マナブラスト・シールドを構える。

 鎧ロボットはロングソードを俺の右肩に向けて振り下ろすが、俺は魔力砲盾マナブラスト・シールドで攻撃を防ぐ。

 それを見た鎧ロボットは感心する。


「ホウ、中々ヤルデハナイカ……」

「喋った!?」


 俺は鎧ロボットが喋ったことに踊ってしまうが、鎧ロボットはその隙に右足で蹴り飛ばしてくる。

 魔力砲盾マナブラスト・シールドを強く掴んで蹴りを防ぎ、魔法接続剣マジックリンク・ソードを強く握って詠唱する。


『力の根源よ。今一度、敵対者を燃やす火を放て! ファイアーショット!』


 詠唱し終えると鎧ロボットを吹き飛ばすが、煙が晴れるとまだピンピンとしていた。

 鎧ロボットは目を細くして言う。


「中々良イ魔法ダ。ダケド残念ダッタナ……」


 鎧ロボットはそう言うと、手のひらから魔力を凝縮して放とうとする。

 だけとこっちも一手で終えるつもりはない!

 俺はそう思いながら魔法接続剣マジックリンク・ソードを構えて叫ぶ。


「これで決める! 魔剣技・烈火一文字切り!」


 俺はそう叫ぶと同時に魔法接続剣マジックリンク・ソードを一文字で切りかかる。

 鎧ロボットはそれを見て、凝縮された魔力を放とうとする。

 だが放とうとする前に切り捨てられ、そのまま停止し、放とうとしていた魔力は消滅した。

 俺はそれを見てホッとする。

 危なかったな。このまま放とうとしていたら、ダンジョンが崩壊する恐れがあるからな。

 そう思いながら、俺はポッドの方に向いて考える。

 これ、どうやって開けるんだ? こういうのって解放するための装置とかあるよな?

 そう思いながら、それらしき物を探していく。

 だが――。


「全然ッ、見つかんねぇ……」


 俺はそれらしき物が見当たらない事に疲れ、そう言いながら腰を下ろす。

 さっき襲い掛かってきた鎧ロボットを倒してから出て来ないし、少し油断しても大丈夫だろう。

 そう思っていると、再び音声が鳴り始める。


『解放承認を受理しました。ナンバー194を起動、及び開放します』

「エッ?」


 俺はその事に呆気にとられ、周りを見渡す。

 周りを見渡すと右手にレバーらしき物を前に倒していた。

 どうやら腰を下ろしたときにレバーを倒していたのだろう。

 しかし問題はそれじゃない。

 俺はすぐ腰を上げ、襲い掛かって来たときのため、魔法接続剣マジックリンク・ソード魔力砲盾マナブラスト・シールドを構える。

 するとポッドのガラスが外れ、割れる音と共に倒れ、培養液から湯気が放出し、全身ずぶ濡れの上に全裸の美少女が出てくる。

 どうするんだ? 攻撃してくるか、それとも……。

 どう行動するか考えていると、美少女はゆっくりと辺りを見渡し、俺に気づくと石造りの床に膝をつけていう。


「貴方が私の主でしょうか?」


ここまで読んでくださってありがとうございます!

感想、誤字脱字、ご意見なんでも大歓迎です!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ