帰り道
まだまだ本編ではないのでギャグ感を醸し出して行きたいと思います。
第3章
居間でくつろいでいると外から声が聞こえてくる。
「まっちゃんー!お風呂沸いたよ〜!」
と、肌に着物が張り付いた神崎が呼んでいる。
「あのなぁ…?もうガキじゃ無いんだからそういうのは気を付けろって…」
「えー!別に良いじゃん!」
「はぁ…もういい…んじゃ太郎、先に失礼するぞ。」
「おう!しっかり流してこいよ!」
太郎に断りを入れ一番風呂をいただく。
風呂を出た後、居間で料理のレシピを見つけた。
「これは?ほうほう、今晩は肉じゃがか?」
何気なく裏を見てみると
蝙蝠様にも捧げるように
と、書かれていた。
その直後、外では雷鳴が轟いていた。
しばらくしてから神崎が何気なく
「まっちゃーん!!太郎兄ー!ご飯できたよ〜!」
と呼びにくる。
晩御飯を食べ終え、帰ろうとした時だった。
神崎が呼び止めた。
「なんだか天気悪くなっちゃったね…どうする?
今日は泊まってく?」
「いや、俺は遠慮しておくよ、家に帰ってから色々とやることがあるからな。」
「俺もいいや、長居してると迷惑になっちゃうだろ?」
「そう…?別に私は構わないけど…」
「まぁまぁ、折角の年末なんだ、家族と一緒に過ごすといい、そんな顔するなって、また今度来るさ」
と、言い神崎からアルバイト代と謎の人形を俺達は渡される。
「これは?」
「よくぞ聞いてくれました!これぞこの神崎神社の名品!唯ちゃん人形!
はい、太郎兄にも!」
「お、おう!サンキューな!」
半ば強引に人形…というかもはやフィギュアに近いものを渡される。
「まっちゃーん!!太郎兄〜!またねー!!
あ、絶対あの事忘れないから!」
「そういう余計なことだけは覚えてるんだから…全く…」
そうして駅に向かい神社を後にする。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
まだまだ続きますのでよろしければ是非!