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第一話 初日の本命

主人公最強ものしかかけません ご都合主義はデフォルト設定です いえ~い

よし、旅に出よう。


そう思ったのは数分前で。

思い立ったが吉日というし、俺は既に着の身着のまま何も持たず外に出ていた。

今出てきたばかりの洞窟を振り返っても静かで、誰も付いてきていない。


誰にも気付かれていないようだ。良かった。


中にいる奴らに気付かれたら止められてしまうだろうし、面倒だ。

誤解なきよう言っておくが、決して俺はあいつらが嫌いなわけではない。


むしろ、大好きさ。友情的な意味でだが。


ともかく、それはあいつらもそう思っているようで何かと世話を焼いてくる。

それはとても助かっているのだが、なんというか。

自分で出来ることを一々人にやってもらうというのは、居心地が悪い。

しかも、俺の行動を先読みしているかのように、俺が何も言わずとも行動している。

お腹空いた時には既に用意してあり、寝るときには既に寝所を用意してあったり。

未来予知でもされているんじゃないかと思うほどに、怖い時もある。

その行動自体は嬉しいし、別に嫌なわけではないのだ。

ただ・・・。


そう、偶には1人になりたい時もある。


という訳で、既に洞窟からかなり離れている。

ものの数秒程度だが、本気で離れないと見つけられそうで全速力だ。

勿論音は立てずに静かにゆっくりと。

それでも歩いて半日ぐらいの距離にはいるのだが。


いやだって、本当にあいつらなら見つけてきそうで怖い。


正直、洞窟を出るのも出来るか分からない状況だったのだ。

あいつら、俺が眼が覚めたら必ず気付いているし。

怖いと思うのも無理はないだろう。

今日は偶々皆寝ていたようで、今がチャンスだと思った次第。

ちょっとばかりキツ目に封印をして出てきた訳だ。

とはいえ、あいつらならすぐに出てこれるから急いでるのだ。


それから更に数秒後、森を抜けると俺は後ろを見る。

通り抜けてきた森は静かで、時折動物の声が聞こえる程度だ。

大丈夫そうだと判断し、俺はゆっくりと歩き始める。


さて、何処に行こうか。


数分前に唐突に決めた旅だ。目的というのは無い。

しかし、すぐに終わるのは非常に勿体無い。


あいつらに見つからず、かつ1人で楽しめそうな場所か・・。


あっ、そういえば最近何処かで戦争をしているってあいつらが話していたな。

何処だったか・・・。サンドレアだっけか?ミリーゲルだった気もする。

もう少しちゃんと聞いておけばよかったな。あの時は出る気も無かったし仕方ないが。

まぁ、サンドレアとミリーゲルは隣国同士だし取り敢えず西に向かおう。

場所もうろ覚えだが、近づけばどちらか分かるだろう。


周囲に遮るものなど無い広原を、太陽の位置を頼りに歩いて行く。

戦争ってのはすぐに終わるものではないし、急いでいく必要も無い。

追手の事は心配だが、冷静に落ち着いていれば話し合いで上手くいく、と思いたい。

無理なら実力行使といこう。

とは思うものの、あいつらなら心配しなくてもいいんじゃないかとも考えている。

ここまでしていて今更か、と突っ込まれるかもしれないが、

あいつらは俺の行動に対して文句を言ったことはない。

勿論、忠告や心配はいつもしてくれるのだが止めることはなかった。

なので1人にしてくれと直接言えばしてくれたのかもしれない。

行く前に言っておけば良かったか、と思う。もう過ぎた事だし気にしてもしょうがないけど。

とはいえ、過保護なあいつらの事だ。俺の事を1人にするのは危険だと判断するだろう。

前科がありすぎるし、と何度目かわからないが後ろを振り向いて考える。


うん、少し急ごうか。


風で草の擦れる音を聞きながら、少しだけ急いで西に向かうことにした。



と思ったのが既に2日前。

未だに広原を早歩きで進む俺が居た。


うーむ。山は見え始めているし近づいているのは分かるんだけどな。


この広原はただ雑草が生えているだけで本当に何も無い。

ひたすら無心に歩き続けるには我慢の限界というものもある。

むしろ2日もよく頑張ったと自分を褒めてやりたい。


痛々しいからやらないが。


いやしかし、食事や睡眠を必要としない俺は不眠不休でひたすら歩き続けたのだ。

少しぐらい褒めてもいいと思うのだ。


いや、褒めないけど。


それに、食事を取らなくても死にはしないが、食べたいという欲求はある。

郷愁なのか、既にあいつらの作った食事が恋しくなってきた。


しかしこの広原、トランデ広原の広さには本当に驚いている。


森を中心に円形を広がっているトランデ広原はとてつもなく大きい。

それこそ、丸々2日かかっても未だに広原を抜けることが出来ていない。

森を中心にしているため、森からなら何処に向かっても時間かかるのが不便である。

全速力ならば文字通り一瞬ではあるが目立つとあいつらに気付かれてしまうかもしれない。

だが、そろそろ歩くのも飽きてきたのは事実。


どうしたものかと悩んでいると、前方で何か争っている様子の人達を見つけた。

いい暇つぶしになるっ!さぁ急げ俺!



近付いてみると武装した兵を盗賊らしき者達が囲んでいた。

武装した兵の真ん中には馬車があるし、誰かを護衛中といったところか?

ふむ、若干武装兵の方が有利、と。

ならば盗賊に味方しようではないか!


「やぁやぁ。縁もゆかりもない者だが面白そうなので助太刀するぜ!」


そう言いながら最寄りの兵の頭にに勢い良く飛び蹴りを食らわせる。

全力ではないが、頭から嫌な音を出しながら飛んでいったあの兵は生きていないだろう。


兵と盗賊に動揺が走るが兵は直ぐ様気を持ち直し体制を整えていた。

優秀な指揮官が居るようだな。ならばそいつを潰すとしよう。

部隊なんて指揮官が潰れれば瓦解するのは誰もが知っている現実なのだ。

盗賊達はどうも俺への対処をどうするか迷っている様だが、どうでもいいか。


そこらの兵を薙ぎ倒しながら指揮官の元へ行く。

指揮官も俺の狙いが読めたのか俺に向かってくる兵の量が増えた。

しかし、それでだけでは俺を倒すには全然足りない。

倒れている兵から剣を奪い、一人また一人とやっていく。

元々が三十人程度の人数だから……その千倍は連れてこい!それでも足りんがな。

手加減していてソレなのだから、まぁ推して知るべしというわけで。


武装兵は残り数人。

指揮官を倒す予定だったが、途中から面倒になって全滅の方が早い状況になってしまった。


「あ、貴方は一体が目的で盗賊の味方をするのですか!?」


指揮官らしき者からの叫びも反応に値しない。

盗賊からも似たような台詞を言われているが、それも同様だ。

何と言われても、最初に面白そうなのでと答えているだろ。


と、そんなこんなで武装兵達は指揮官を残して全滅した。

途中から盗賊は俺の邪魔になると判断したのか離れて様子を見ていた。

あ、いや震えている様子が見えるしどっちかと言えば巻き添えが怖いからか。

敵味方の判断をするのが面倒なので既に何人か巻き添えを食らっているしな。


「…騎士としてこの命を賭けて頼みがある」


指揮官は後ろの馬車を振り返りながら俺に言う。

命を賭けて命乞いでもする、という訳では無さそうだ。

そんな事を言ったら直ぐに吹っ飛ばすがな。


「この中に居る人物に手を出さないで欲しい」

「へぇ。お前の命を賭けるほど程の人物なの…」

「サンドラ!我を助けるためにお主が犠牲になる必要はない!」


俺の言葉を遮った奴は馬車から降りてサンドラと呼ばれた指揮官の前に出る。


「お主が人の心を持っているというのなら、この我と引き換えにこやつを助けてやってはくれぬか?」

「セリー様!何を言っているのですか!!」


ううむ、反応を見るに主従の様な関係なのだろうか。

それにしてはセリーと呼ばれた少女の格好はお世辞にも良いとは言えないものだが。

ボロボロの衣服で髪もボサボサ。

しかし、先程の発言からは強い意志を感じた。

ただの少女という訳ではないか。


「ほー。美しき主従愛と褒めてはやるが、その条件を俺が飲むと思うか?利点が無いのに」


指揮官と少女は互いに生贄の話をしている様だったが、俺がそれを聞くと思っているのだろうか。

とはいえ、俺も多少は暇潰しが出来たので満足といえば満足している。

これ以上の殺戮に興味もない。


「だからこそ、人の心を持っているのならと言っておるんじゃ。良心といえば分かってくれるかの?」


自分で言うのも恥ずかしいが、圧倒的な力を持つ相手に恐れず言葉を発するというのは存外難しい。

ましてや、少女と言うべき年齢の娘なのだから。

俺の意欲も無いことだし、らしいことでも言って終わりにするか。


「良心、良心ね。…ならば見逃すことにしよう。だが」


だが、と続く言葉に二人は息を呑んで待っている。

と、同時に俺の後ろから弓矢が飛んでくる。

それを察知していた俺は難なく掴み、それをへし折る。


「俺が見逃そうとしている相手を攻撃するなんていい度胸しているじゃないか?なぁお前たち」


後ろで遠巻きに見ていた盗賊達が弓を構えてこちらを見ていた。

そしてそいつらは武装兵達の末路を覚えているが故に恐怖を覚えることになる。

次はお前らだ、と。



十数人程度の盗賊を蹴散らすと一息つく。

そういえば久しぶりにあいつら以外と戦ったなぁ。

戦ったというには一方的過ぎる攻防だったが、気のせいだろ。


「お主が何をしたいのかさっぱり分からぬが、我らは見逃してくれるという事で良いのか?」

「律儀に待っていたのは返事を聞くためか?…まぁ見逃すと言ったんだ。これ以上お前らに何かするつもりはないさ」


少女はほっとした様子で馬車にもたれ掛かり、指揮官は周りの兵を一箇所に集め始めた。

ふうむ。指揮官は仲間の弔いでもするつもりだろうか。

原因の俺が言うのも変なので口には出さないが、良い指揮官じゃないか。


「で。見逃すついでに色々と話を聞いてもいいか?」


指揮官の作業が終わるまでは少女と話をしてもいいだろう。

戦争についても情報が知りたいしな。

断ったらどうなるか……と含みを持たせてはいるが、殺しはしない。

と言うより少なくとも、この場において俺はこの二人に手を出すことは出来ない。

厄介な制約もあったもんだ、本当に。


「…本当は我らの方が聞きたいことはあるがの。まぁ良い。何が聞きたいのじゃ」


「そうだな。まずは名前を教えてくれ。お前とかじゃ味気ないだろう?」


「我の名前はセリーじゃ。セリー・D・サンドレアと言う。あっちの奴はサンドラじゃ」


ふーん、セリーね。

って、サンドレア?おいおいマジかよ。

いきなり本命に当たっちまったか?運の神よ愛してるぜ!


「つまりあれか、セリーはサンドレアの家系って事か?」


「そうじゃ。一応これでも王女様なのじゃよ。まぁ、今はこんな格好じゃが」


「確かにお世辞にもお姫様とは言えないなぁ。はっはっは」


とはいえ、王女とは都合が良い、か?

戦争に関われる良い機会ではあるが、まぁもう少し話を聞いてからでいいな。


「で、その王女のセリーが何故こんな所に居る?とても散歩って感じでもないしな」


「お主、世情に疎いのか?今サンドレアは隣国のミリーゲルと戦争をしておる。ただ、これまで同盟国だったミリーゲルの急な行動にサンドレアは劣勢での。正直、勝つ見込みは無い。それでまぁ、…我だけ逃げ出してきたわけじゃな」


流石にセリーは顔を伏せて身体を震わしている。

うっわぁ、これあのままだったら俺王女殺ししてたのかよ。

しかもサンドレア家を滅亡させてたかもしれないっていうのか。

どうでもいい事といえばそうだが、まぁこれで良かったかもしれないな。

俺も好きで罪を犯したいわけではないしな、うん。

いや、さっきのはただ俺が遊んだだけでそれで死んでしまうあいつらが脆いだけであって俺は悪くないともああそうさ悪くないとも。

って、俺は誰に言い訳しているんだ。分からん。


「ほー。よくその状況でさっきの台詞が出たな。『我と引き換えに』だっけか」


「…お主が我の事を知っている輩なら意味はあったのだがな。我も薄情者じゃと思っとるが、流石に昔から世話になっているサンドラを失うのは心苦しくてな。どのみち先は短いんじゃしと言ったわけじゃが…結局はお主の心変わりで救われただけじゃな」


「ま、なんだ。俺にも俺の事情があるような気がするんだよ」


「なんじゃそれは…」


流石に飽きられてしまった。まぁ事情なんて無いし仕方ない。


「そうだ。さっきの奴らは王女目当てで襲ってきた奴らなのか?」


「ただの盗賊じゃろうな。兵が厳重に警戒している馬車なんて格好の的じゃろ?」


それもそうだな。何かありますって言ってるようなもんだし。


「この先行く宛とかあるのか?」


「特に無いのじゃ。というより誰かさんのせいで明日の命さえ危うい状況じゃしな」


この王女様、肝が据えているのか恐れを知らないのかどっちなんだろうな。

俺に対して責める態度を取るとは。いや、別にこれぐらいで腹を立てたりはしないけどさ。


「それは悪うございました、とでも言うと思うか?」


「言わんじゃろうな。お主はそういう奴だというのが大体分かってきた」


言うじゃないか王女様よ。


「セリー様、お待たせしました」


指揮官のサンドラだっけか、がセリーに近寄る。


「うむ、ご苦労じゃった」


「いえ」


そして二人は黙祷を始めてしまった。

あー。しかしどうするか。

このままこいつらに付いていった方が面白い事になるのは違い無い。

しかしまー、第一印象が最悪だしな。

別にこっそり付いていってもいいが、そもそもこいつらは戦争から逃げてる最中だからな。

戦争か逃亡か、どちらも楽しそうではあるな。

強いて言うなら逃亡の方が良いか。

あいつらもいつ来るか分からないからな。

とはいえ戦争も捨てがたいし。

戦争という大義名分の元で大暴れ出来るわけだしなー。

いや流石に本気でやろうとは思わないが、さっきみたいな戦闘でも十分といえば十分だし。

よっし、俺が決めなくていいか。


「なぁセリー」


「…なんじゃ」


「提案があるんだが、聞くか?」


「我に得のある事か?」


「勿論。もうあれよ、Win-Winってぐらいの話さ」


「その言い方は微妙に古い気がするのじゃが…。それで提案とは何じゃ?」


「まず前提として、俺はお前らに付いていく」


サンドラは流石に驚いていた。まぁ何を言ってるんだこいつって感じだしな。

セリーも動揺しているようだが、流石に表にはあまり出ていない。

やはり肝が据わっているな。


「これについては拒否権はお前らにはない。お前らが同意して仲良く行くか、勝手に付いていくかの違いなぐらいだ。で、本題はお前らがどうするかだ。俺はお前らに協力する。つまりはお前らが戦争に勝ちたいというなら勝たせてやろう。逃亡を選ぶなら安全な旅路を提供してやろう」


「それでは我らにしか得がないように見えるのじゃが?」


「はっ、分かってないな。俺にとっての行動基準は面白いか、そうじゃないかだ。さっきの襲撃もそれに則ったものだしな」


「我らに付いてくるのがお主にとって面白い事になると?」


「そうだ。如何せん最近までの俺は鳥籠の中に居たようなものでな。戦争にしろ逃亡にしろ、退屈する事は無さそうだろ?」


「ま、そうじゃの。…少し考えさせて貰ってもよいか?」


「構わんさ。あと、別に違う選択をしても良いぜ。お前らに協力するってのに二言はねぇ」


殺そうとした相手からの言葉なんて早々信じられる物ではないと思うけどな。

俺も既に発言しちまった以上、後戻りは出来ないしな。

いや無理矢理出来ないことも無いが、制約を破ると面倒だしな…。


サンドラは手持ち無沙汰にただセリーを待っている様だ。

しかし、一応こちらを警戒している様子だ。

正しい反応だろうな。


「よし、決めたのじゃ」


「お、そうか。それで、どうするんだ?」


セリーは立ち上がると俺に対して手を伸ばす。


「我はサンドレアを襲う脅威から救いたい。その為に力を貸してくれるか?」


「はっ、良いぜ。俺の力を借りれることを幸運に思うんだな」


勢い良くセリーの手を掴むと握手をする。


「そうじゃ、お主の名前は何というのじゃ?」


「あー、そうだな。うーん…」


「何でそこで言い淀むんじゃ。名前は言いたくないかの?」


もし立役者として有名になった場合、名前が広まるわけで、そんなのバレバレになってしまう訳で、つまりはとてもよくありませんはい。


「ま、いいや。この広原にちなんでトランデとでも名乗るとするか」


「偽名って事を隠さないのじゃっ!?」


「俺にもほら、あれだ。事情ってもんがあるかもしれないだろ?」


「さっきも同じ事を言っておったな。まあよい、トランデ。改めてこれからよろしく頼むのじゃ」


「大船に乗ったつもりで構えてな。どんな奴でも瞬殺してやるよ!」


サンドラは主であるセリーの言った事に反論は出来ないだろうが、心中はその態度から察するぜ。

必要な犠牲だったんだよ、きっと。

俺という最強の協力者を得るためのな。















所々言葉がおかしいの私が日本語下手だからです 日本人なのにね

あ、他の作品同様これも不定期更新です 

セリーの肝が据わってるってレベルがじゃない程に凄いのは仕様

サンドラが静かなのも仕様 だって描写出来ないんですもの~

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