異世界生活 1日目 あっさりゲーム購入
異世界ゲーム生活 1日目
「おせーぞー」
教室の入り口で友達による僕に向けた声がした。
「あ、うん。ごめんいまいくー。」
僕は、机に入っていた教科書類を急いで、かつ丁寧にページが折れないように
鞄にしまい込んだ。教室の窓を見るとそとは、まだ、太陽の光が降り注ぐ
心地よい天気であった。少なくとも見る限り、校庭に見えた生徒たちは
授業中の悶々とした雰囲気から解放され、太陽の光を浴びたおかげか、
スッキリとした表情くっきりと見えている。
・・・・。っていうか、3階の教室の窓から校庭にいる同級生の表情が
くっきり見て取れるって、俺どんだけ視力いいんだよっ!
確か俺小二から今まで、”メガネとお友達ー(笑)”だったのに
なんでだよ怒。変態か!おうべいかっ!てかまじなん・・・・・
自分で自分の思った事に突っ込みを入れまくっていると、途中でその思考回路は
中断された。なぜならともだあ地に声をかけられたからだ。
「おっせー、もういくから。はやくこいよー」
そいつは、にやにやしながら踵をかえし廊下へと歩いて行った。僕は急いで支度をして
学年ノ中でも弩が付くほどの鈍足で追いかけて行った。
見ればもう階段を降りようとしていた。
「ちょっとまてよ!すとーっぷ!かむばっくあむばっく」
「いや、”まってくれー泣”ならともかくおれが戻ってどうするんだよ。しかも言えてねーよw」
友達は、わざと吉本喜劇のように王気さな振りを交えながらいった。ようやくやっとのことで追いつくと
そのまま僕たちは後者の1階で靴をはき替えた後外にある自転車置き場へと向かった。
少し自己紹介をする。僕の名前は飯島亮介。17歳の高校2年生。部活は
やっていない、ただの暇人。しかし、子供のころから戦国時代や戦艦などが
好きで大体の事は知っている。自分で言うのもなんだが、容姿は結構いけてると思う。
まあ、僕の事についてはおいおいわかってくるだろう。
そして彼。石橋健は僕の同級生。バスケ部でスポーツ万能である。勉強に関して言えば
平均くらい。つまり僕と似たり寄ったりの成績だ。彼とは高校になってから知り合ったが
なかなかフレンドリーな性格ですぐ打ち解けてしまった。
趣味は家でゲーム。だから今日は新発売のゲームを買いに行く約束をしていた。
もともとぼくはあまりゲームをしないたちだが、今回新発売のゲームは
新しいゲーム機との同時発売で、なにやら体感ゲームのようだ。さっぱり僕にはわからない。
そうこうしているうちにお店についた。僕は始めてくるが、いかにもゲームショップと、
言うような外観だ。そのまま彼の言うとおりにゲーム、ゲーム機を買い
細かい事は、今度説明するからと分かれる事になった。
家に帰ってから、ちょっとこのゲームに興味がわいてちょっとだけプレイしてみようかな
という気になってゲーム機とてれびを何やらへんなコードのようなもので説明書を頼りに
つないでみた。
・・・・・電源が付かない・・・・・
自分の不器用さに驚いた。生まれて初めて自分の不器用さを呪った。
ていうか、このゲームの名前も知らない。
なんでやねん
こうしてぼくの異世界ゲーム生活1日目は幕を閉じた