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こぼれ話 必殺兵器 3

意外な発想で、音波兵器発射の被害を抑えることが可能になります(無慈悲な切り捨て方法とも言うが(泣))


効率最高の叫び声が分かったら後は、それを叫んだらどうなるか?

効率最高なんで敵兵器はズタボロに破壊されてしまう。

でもって、それを叫んだパイロットも、その兵器のおこぼれっつーか反動というか自分にも跳ね返る被害を受けるわけ。

ちなみに戦闘用スーツや耳栓、イヤーマフなどで防護してても音の波動は全身に届くから逃げようもない。


相手の巨大兵器がズタボロになるくらいのダメージ、その数百分の一(ずいぶんパイロットの被害は少なくなったが、これ以上は無理だと武器設備整備科の方からお手上げ宣言が出る。防音をやれるだけやってみたが完全な防音、つまり遮断は無理なんだそうで)にまで低下はしたが、それでも生身の肉体が食らうと多少どころの被害では済まない。

カウンター技ということで必殺兵器が放たれた瞬間、パイロットが大声を出したら相殺されるか?

ということで、やってみたんだが……


「やはり元々の音声エネルギーが大きすぎて、どんな大声を出しても受ける衝撃と被害は変わらんな……諸刃の剣とはよく言ったものよ……」


教授は、そう言うが、実際にパイロット席に座る予定になっている俺達候補生には、そう言ってるような余裕もない。

少しでも、あの破壊的な衝撃を少なくするか、それとも衝撃受けても耐えられる肉体を作るかしなきゃ、次にミンチ候補になるのは俺達。


「なあ、提案があるんだが。操縦室を非電導の液体で満たしてみたら、少しは衝撃が減少できるんじゃ?」


そんなこと、今更やれるか!

という武器設備整備科の叫びが出て、それは廃案となったが、テストは可能なので動物実験はやってみると言われる。

結果は……

多少の衝撃改善効果はあったが、やはり見て分かるくらいの改善はできないとの報告が、一ヶ月後に上がった。


「どうすりゃ良いのかねぇ?普通に戦うだけならパイロットが受ける衝撃も少なくてすむけど、問題は、やっぱ必殺の音波兵器だよなぁ……」


「そうそう、あれだけが問題なんだよ。あれ以外は、本体に敵の攻撃受けても俺達には衝撃が少なすぎて、ロボット本体の被害状況が分からないってことも訓練結果で分かったもんなぁ」


「ねぇ?提案があるんだけど。このロボット、複座以上、できれば5人パイロット制とかにして、どの席からもロボットを動かせるようにするというのは?」


「おいおい、それやると音波兵器を発動させたら5人共ズタボロにならないか?」


「それよ、それが問題なのよね。でも、こう考えたらどうかしら?音波兵器を発動させるパイロットは、被害を受けることを覚悟するって」


「だからさ、発動させたら最後、何人乗ってたとしても全員が被害受けるんだって!」


「いえ、そうでもないわ。音波兵器を作動させるパイロットの被害を一人だけにすれば良いわけでしょ?じゃあ、個人用の防御シールドを、他の四人が張れば良いわけよね」


「あっ!そういうことか!」


「え?どういう事だ?詳しく教えろっ!」


説明すると……


5名のパイロットたちは、それぞれの操縦席で巨大ロボットを動かすことができる。

そして、5名共に音波兵器、必殺武器を発動可能。

一応、メインパイロットは存在するが、そいつが音波兵器を作動させる直前、他のそれぞれ4人のパイロットたちの周りに個人用防御シールドが最大エネルギーで展開される。

音波兵器は最終段階としてパイロット自身の音声が必要となるため、音波兵器を発動させたパイロットを除き、被害は限定的(1名)となるわけ。

ということで、宇宙空間でも戦闘は可能だが、必殺武器は惑星の大気圏内でのみ使用可能という、どちらかというと防衛専用に近い巨大ロボットは正式運用されることとなる。

もし万が一、という事態への対処のためなので、正式に防衛隊が発足した後も数年は出動命令は出されなかった……その時までは。


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