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アンドロメダ銀河 その5

サブタイトルが、アンドロメダ星雲(銀河)編に付いてないのは、意識的なものです。

執筆時に、サブタイトル有り無しでモチベーション変わるかどうか、自分の気持ちの変化を試してたんですが、有り無しでは変化しませんでした。

モチベーションは、体調が直接関わってます。

今、ちょいと体調が思わしくないため、やはりキーボードが快調に打てません。


まあ、それはさておき。

いまだ惑星上で現地調査中のフロンティアクルーたち。

事件が動くのは、いつになるのでしょうか?


俺達が調査行動に移ってから、もう10日過ぎた。

消えた子どもたちの詳細については、若干の追加情報があった。


元々は、超天才のような才能や行動など、ついぞ無かったのだが、一年ほど前からじわじわと思考や行動が変わっていったのだそうだ。

何が原因だったのかは、親御さんたちにも分からないと、気落ちした表情で告げられる。


この星の一年前に、何が起こって、どんな存在(集団?機構?)に、この惑星文明とは隔絶した超高度な知識や情報を教えられたのだろうか?

俺は、その点に興味をおぼえる。


毎夜、皆で集まって情報開示と共有を行っているのだが、どうも手詰まりなようだ。

これは、捜査の方法を根本から考えなおさないとダメかもな……


その夜の情報共有定例会議。

やはり、その日も進展はなかった。


フロンティアに確認したのだが、宇宙港の方も無線通信を含めて極端な増減は見られないし、宇宙港に発着する宇宙船すら確認出来ない、とのこと。


「マスター、完全に手詰まりですね。これ以上は、相手が動かないと、どうしようもないと思われます」


「我が主、こちらも同様です。酒場での情報収集も、もう近隣の町は全て回りつくしました。これ以上は、場所を変えてみるしか方法がありません」


ライムもエッタも、うなずいている。

でも、まだ1つ探してみる箇所があるんだよな、実は。


「よし、分かった。これからは、ちょっと探し方を変えようか。今までは、消えた子どもたちと、その行く先と思われる宇宙港を捜索・監視してたよな。明日からは、探す目標を変えようか」


「え?ご主人様、消えた子どもたちの捜索は中止ですか?」


「違うよ、エッタ。今の状況じゃ、子どもたちの捜索も原因解明も手詰まりだから、方向を変える。ライム、子どもたちは急激に知恵をつけたんだよな」


「はい、関係者は異口同音に約一年前から思想や行動がおかしくなったと言ってます。が、これをどう解釈するんですか?」


「解釈なんかしないよ、そのものズバリ真実だと思う。じゃあ、ライム、一年前に何があったと思う?」


「そりゃ、普通に考えれば、宇宙船。他の星の生命体が来て、この子どもたちを特殊な機械で急速に教育したと思われます」


「ん、そうだよな。だけど、この星、いや、この星系だけじゃなく、惑星への寄港は厳しく制限されてるはずだよな、このアンドロメダ銀河では。そんな中、フロンティア並のステルス技術を使って惑星に侵入した者がいる。で、とんでもない事をしてくれるわけだな」


「マスター、分かりました。アンドロメダ銀河を支配している種族と敵対している種族・集団があるんじゃないかということですね」


「正解だ、フロンティア。子どもたちを探すなら、その教育を施した存在を探したほうが早いんじゃないかと思うんだよ」


「我が主、何か腹案があるんでしょ?」


「ふっふっふ……ステルスやっても宇宙船や高度な教育システムなど使っているなら搭載艇群のエネルギー探知機に反応するはずだ。少なくともシステムやエンジンの排熱までは遮蔽できないはずだからな。排熱までリサイクルして省エネと遮蔽効果を完璧にしているのはフロンティア本体と搭載艇ぐらいのもんだろ?」


「はい、マスター。確かに。私の排熱リサイクルシステムは普通ならコストパフォーマンスが悪すぎて使わないでしょうね。私の武器システムがエネルギーを奪う物中心だからできる芸当ですので」


「っと言うことで、明日からは捜索対象を変える。あ、もしものことがあるので宇宙港の方は監視を緩めるなよ。それ以外の搭載艇は、この町を中心として同心円上にエネルギー探知を始める。くまなく探せよ、地中にあるって事もあるからな」


ということで、目先を変える。

さて、何か見つかれば良いのだが、何が見つかるのか……


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