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大団円 其の二 楠見、贈り物を伝えられる

さあ、最初の盛り上げに入ります!(笑)

楠見への贈り物とは?そして、楠見は何処に行ったのか?

ラストシーンしか決まってない最終話への突っ走り、はっじまるよー!(笑)

ガルガンチュアが奇妙な空間ポイントで停泊してから数時間後……

その時がやってきた。


【マスタークスミ、選ばれし者よ。そなたには、この贈り物を受け取る資格がある。残念ながら他のクルーや人造人間たち、そして意思を持つ宇宙船団にも、その資格が無い。これは、過去から現在に至るまで、たった一人、その資格を得る高みに達した者にだけ与えられる……受け取る覚悟はあるか?マスタークスミよ】


そのテレパシーは、細いが確実に楠見にだけ届くものだった。

楠見は、同じくテレパシーにて返答を返す。


《了解しました。私にのみ受け取る資格があるものということで、受け取る意思も覚悟もあります。ちなみに、悪用もしませんし、悪意を持ってそれを使うこともありませんので、ご安心を》


相手からの返事はなかったが、満足そうな感情は感じられた。


「師匠、どうしたんです?一瞬、心ここにあらずという風な感じでしたが」


郷が聞いてくる。

クスミは応えて、


「ああ、待ち人来たれりと言うべきかな。今、別存在からのテレパシーを受け取った」


「父さん、その内容は?父さん以外には全く届いてなかったように思えるんだけど」


太二が聞いてくる。

楠見は更に応えて、


「今回の贈り物、受け取る資格があるのは、古今東西どころか、過去から現在に至るまで、この宇宙でたった一人、この俺、楠見くすみただすという存在だけなんだと。ガルガンチュアクルーであろうと、たとえガルガンチュア本体であろうと、受け取る資格はないんだってさ」


「それ、何ですかね?キャプテンのみ受け取る資格のある贈り物なんて、何か意味深すぎて罠の可能性すら疑っちゃいますよ」


ライムが言うのも、ごもっとも。

更に、エッタが続ける、


「ご主人様のみ受け取る資格のある贈り物……なんでしょうか?まあ、普通のものじゃないはずですね。昔に造られたガジェットでもないと思われますし、宇宙船とかでしたら、ガルガンチュアに見劣りするものでしかなさそう……ホント、何かしら?」


さらにエッタは続ける。


「元精神生命体の生体端末である私にすら感知できないテレパシーとなると、その発信者そのものが謎に満ちた存在ってことになりますよね。ご主人様のみ受け取る資格があるということは、たとえ精神生命体であろうと受け取る資格がないというもの……ごめんなさい、私にはお手上げです」


そう言って、苦笑する。

最後にマリーが、


「みんなの意見を聞いてると、物理的なものじゃない雰囲気が濃厚よね。何かの力……超自然的なものも含めて……なのか、それとも特別な権利や能力?ともかく、今現在の宇宙で使って良いものじゃなさそうね」


と、こっちも苦笑い。

楠見が最終的に判断を口にする。


「ともかく、相手の用意ができるまで待つしか無いと思う。俺にしか扱えないのなら、俺の特殊能力、もう精神生命体並みのテレパシーと、三次元の生物とはかけ離れたレベルになってしまったサイコキネシス。こいつが二つ備わった存在でなければ開けられないような、一種の宝箱、あるいは、パンドラの匣か……」


そこまで楠見が言ったとたん、楠見の姿がガルガンチュアより消える。

あ、招待されたんだな……

他のクルーやガルガンチュアを構成する宇宙船たちすらも、同意見だった。


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