アンドロメダ銀河 その4
感想の中に、なろう作品の上位にいるので……
という文言が有りましたので、本当かいな?
と調べてみたら、あら不思議?!
SF(宇宙)部門で、10位以内に入ってるじゃないですか?!
ようやく、PVが激増した原因が理解出来ました。
が、これ本当にシステムの不調とかじゃないの?
と、未だに納得していない作者です。
それはさておき。
アンドロメダ銀河での異常事態(惑星内に押し込められた一般人と、その子供だけを一定期間に一定数誘拐していく謎の暗躍組織の活動)解明と解決に乗り出すフロンティアクルー達。
今回は、消えた子どもたちの件を追います。
搭載艇群には惑星唯一の宇宙港に張り付いてもらい、電波交信の解析と宇宙船の発着監視に努めてもらう。
俺達は手分けをして、この町だけじゃなく周辺の町も含めた、子どもたちの消失事件を詳しく追うことにする。
一応、各自の安全を図るため、完全ステルスモードにある超小型搭載艇を各人に一機づつ護衛としてつける。
(まあ、そこまで手荒い手段に出ることはないと確信してるけどね、未知の仮想敵も)
でもって各自がバラバラになり、夜になるまで様々なところで情報収集することにした。
夜になったら宿に集まり、各自の情報を共有・統合するのだ。
俺達が動き出してから4日目の夜。
今夜も、各自の情報を話し合う。
「まずは、俺からだね。顔を覚えてもらったせいか、ようやく打ち解けて話してくれるようになったよ、皆さん。そこで、今日のニュースだ。消えた子どもたちの一人の親に会えた」
「マスター、見事に当たりましたね。で、どうでした?消えた子どもたちには共通の条件でもありましたか?」
「まさにビンゴ!だったよ、フロンティア。その親が言うには、消えた子どもたちには、頭がいいって共通点があった」
「はい?我が主。残念ながら、親が子供の頭がいい、賢いというのは、どの親も同じですよ」
「ちっちっち、プロフェッサー、違うんだよ。普通に賢い子供くらいじゃ、消えてしまうグループには入らないんだって」
「え?ご主人様、そうすると、ただ頭がいい、賢いとかのレベルではない、知能の異常発達のような子どもたちだとでも?」
「お、エッタ、正解だ。ここの文明程度は中世なんだが、消えた子どもたちの言動や行動から推測すると、いわゆる知能段階が突き抜けているような子どもたちらしい。なにせ、その親御さんから聞いた子供の発言や行動が、この世界を壊しかねないものだったらしいからな」
「キャプテン、でも、いくらなんでも、子供の発言や行動などで、かなりしっかりした社会体制に思える、この社会を壊せるでしょうか?銃や爆薬の発明でも、あまり急激に社会体制は変わりませんよ?」
「そう、普通の発明や行動なら、な。ライム、その子どもたちの発想力や行動力は普通じゃなかった。そう、核エネルギー理論や、俺達が普通に使ってる「跳躍航法」とかを、普通に考えだしたり、研究してたりしたらしい」
「どこで、そんな高度な知識を学んだのでしょうか?それが気になりますね、マスター」
「うん、俺もそう思う。この惑星には、そんな高度な知識や学問体系などを教えられる学校など無いんだからな」
「他にニュースになりそうな情報は……無さそうだな。では情報収集する手がかりは、もう1つ増えたってことで。消えた子どもたちは超天才ばかりだってことだ。明日も、みんな、頑張ってくれよ。特にフロンティア、宇宙港の方、搭載艇群の監視に解決の糸口がかかってるからな!」
親から怒られそうだが。
こりゃ、面白くなってきたぞ!




