表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ようこそ大宇宙へ! 超古代の巨大宇宙船で宇宙を征く  作者: 稲葉小僧
超銀河団を征くトラブルバスター
634/813

消えた銀河の謎 その三

相手方の宇宙船のデザイン案も、ローダンより(笑)

正確には、上下潰れた球形は、アルコン帝国や太陽系帝国じゃなくて、ブルーのバリアに隠れてた人たちだったりしますが(笑)


消えた銀河の跡に残っているだろう、この宇宙と消えた先に今あるだろう銀河との細い糸を結ぶためのポイントを探す。

ずいぶんと巧妙に隠されているようで、通常のセンサーで搭載艇群が探しても何も感知できない一ヶ月が過ぎる。


少し考えて、フロンティアやフィーア、トリスタンに積まれているセンサー類を搭載艇にも積むことにする。

それから数週間……

待ちに待った知らせが入る。


「ついに未来宇宙との接続ポイントらしきものを見つけたって?」


「そうらしいぞ、主。あいにくと、私のセンサーは地中用で今回は使えなかったんだが、他の船に積まれたセンサーが感知したらしい」


ガルガンチュアで当該ポイントに行くのは、何かあった場合にマズイと思ったので、中型搭載艇で、俺、郷、エッタ、ライム、プロフェッサーという一団で行く。

頭脳体は、あまり本船と離すと万が一の場合があるかと思ったためだ。


「ところで、プロフェッサー。当該ポイントで何が起きると思う?」


「推測の域を出ませんが、わが主。この宇宙と接続されているのなら、そのポイントを利用して、時々は、こっちに戻っているはずです。数万年間、本当に引きこもっているのは種族として異常な行動です。宇宙航行段階にあるのなら、絶対にこちらの情勢を知る必要があるでしょうから」


そうか。

こっちと未来を往復してる船があるはずだな。

それなら……


「当該ポイントで待ち、その宇宙船らしき物を感知したらテレパシーで呼びかけてみるか。まずは相手とコンタクトをとらないと何も始まらないから」


「そうですね、それが正解かと。幸い、こっちには、この宇宙で最強とも言えるエスパーが二人も揃っているんですからね」


言外に、規格外の力を持つ郷と俺って言ってるな、こいつ。

まあ、あながち間違ってもいないだろうから、訂正もしないけど。


「ちょ、プロフェッサー!師匠は合ってるけれど、俺は、まだそこまで怪物じみた力は持ってないから!師匠の一割以下の力しか無いから!」


郷、それはだなぁ……


「郷、あなた、わが主の力の一割弱と言ってますが、それがどのくらいか把握してます?今の郷のサイコキネシスの強さは、言ってみれば直径300mの隕石を惑星上に落とすくらいの力ですよ……充分に戦略兵器だと思いますが」


がっくりと郷が肩を落とす。

分かっちゃいるが納得出来ていなかったんだろうな、多分。

第三者から指摘されて認識したというところか。


「郷、諦めろ。ガルガンチュアに乗ると決心した時点で、お前の運命は……」


「うう、分かってるんです、分かってるんですけどね……自分が人間辞めるポイントを過ぎてるってのを自覚しなきゃいけないってのは、なかなかくるものがあるんです」


ポンポンと、肩を叩くだけにする。

これ以上、何か言うとダメージを与えるだけだ。


「わが主、高エネルギーが当該ポイントへ出現しようとしています。そろそろ、呼びかけの準備を」


「分かった……」


数秒後、上下が潰れたような球形宇宙船が現れる。

この搭載艇、フロンティアなどの球形まではいかないが、親戚のようなデザインだ。

惑星や衛星地表への着陸を考えると、このようなデザインとなるのだろうか。


《未来空間より来る宇宙船へ、こちら宇宙船ガルガンチュアの搭載艇。君ら、未来へ行った銀河の人たちとコンタクトが取りたい》


さて、どんな答えがかえってくるのやら……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ