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お仕事の毎日です。 3

すいません、もう少し、お仕事シーンが続きます。

まあ、大規模な戦闘シーンも無いし、普通のお話し。


さて、大きな事故の原因は潰した。

とは言うものの、システムのアップデートや人員再配置については俺の管轄外なので、こればかりは時間がかかる。

一応、事故報告の担当としては、何も支障が無くなるように監視業務だけは毎日しなきゃならんので、暇といえば暇なんだけど。

ちょこちょこと、ごく小さなトラブルは(作業員同士の喧嘩等)あるけど、まあ平穏無事だろう、この異星の環境だと。

最終資料に、この開拓団・開発団の規模が大きくなったら、色街・酒場エリアを作るように進言しておこう。

ここの開拓・開発環境には、まだまだ娯楽(酒や異性を含む)が少なすぎる。

聖人君子の集まりじゃあるまいし、野郎ばかりの環境じゃ精神的にささくれだってくる。


こちらでの仕事が一段落したため、気になってる木星調査団の小規模テロ活動について、こちらへ極秘メールが回ってきたので、そちらの解析にうつる。

メールの内容は俺の指示前のテロ活動(と思われる事件)数と指示後の事件数の比較表である(細かい注釈がついている)

これを解析してみると、なるほど俺の指示を真面目に検討・実行したようだ。

目に見えて事故やサボタージュ、テロや破壊活動になりそうな大きなものは数が減少していた。


人員も心理的な罠が功を奏したか、幾人かは立場が急落していた。

こいつら全員がテロリストだとは俺も思わないが何らかの悪事に関わっていることは間違いないだろう……

あるいは、過去の悪事を逆手に取られて脅されたのかも。

俺は木星調査団の団長宛に暗号メールを送っておく事にする。

内容は今までの対策を続けること、そして今以上にテロリストたちを刺激しないようにすること、の2点。

とりあえずはテロ活動も縮小していくだろうから、あまり取り締まりを強行にするのも問題が出てくるだろう。

就業時間を終えると食事をとってから就寝までは俺の脳内鍛錬が主軸となる。


あまり脳内エネルギー(糖分ね)を消費したくないので、サイコキネシス等の派手な力の開発は自粛し、テレパシー等の受動的な力の開発が主となる。

このところテレパシー受信は相当にレベルが上がったようで今の俺の状態は「聖徳太子」そのもの。


数10名の意識内容が手に取るように読める(まあ、まだ表層意識だけで相手が抵抗しなくても表層意識より深いレベルの意識は読めないが……で、相手が緊張したり抵抗する意思があると当然、表層意識も探れない)発信に関しては近くにエスパーがいないため、確認すら出来ない。

ああ、中途半端な力に目覚めてしまった……


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