第6話 眠り姫はお世話されたい!!
更新です。新ヒロイン登場回。
さて、目を背けたい事実が大量に生まれたと同時に俺は、一人暮らしの家を失った。さらにどんでん返しで許嫁との同居生活が始まることになった。なんだそりゃ、誰でも驚くよ。爆破した翌日に家が建ってるんだから。でも、疑問に思う人が誰もいないんだよな~。
神様方、絶対何かやっただろ……。そんなことは置いといて、入居初日、家の扉の前に大きなゆりかごがあり、そこには眠っている少女が一人いた。
「…………お~い、そこで寝てるの。起きろ~。」
「あっ、信幸だぁ~ひさしぶりぃ~。」
「そんな、寝ながら脊髄反射でしゃべる奴お前しかいないな。すい。」
「うむ、正解だぞぉ~良きに計らいたまえたまえぇ~。」
「どうせ、そう言ってすぐ寝るんだろ?」
「大丈夫だよぉ。まだ、制限時間過ぎてないからぁ。」
そう言いながら、俺の中学生の頃の同級生でクラスメート、そしてお世話をしていた少女、眠宮すいとの再会を果たした。
ちなみに、すいは、1日に16時間眠る。そのため、起きている八時間過ぎた後に、エネルギーが切れたように寝た後のお世話を俺がやることになっていた。今考えると、異性の俺がやってるのはおかしいと思うのだけど、移動教室とか、家が近かったりと言うこともあって送り迎えとかをしていた。
学期末はつらかった。卒業式も。こいつの荷物全部運んで来たときとか………おっと、暗黒面が前に出てた。失敬。でも、なんだかんだ仲は良くて一緒にご飯いったり、カラオケ行ったりしたな。すいの両親から嫁に貰ってくれとかも言われたっけ。
おっと、長く話しすぎたな、一旦家に入るか。
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部屋はとても綺麗だった。形容が難しいが5LDKの二回にも20部屋位あり、自分の部屋が確保できそうで安心した。一先ず、荷物が来るまではダイニングに併設されていたテーブルに座ってのんびりと過ごそう。なんて思った矢先、後ろからすいに抱き着かれた。
「へへへぇ~。久しぶりのぉ~信幸の背中ぁ~。」
「ちょっ!!すい!!当たって………」
「ちょっとぉ~、ダンマリは無いんじゃないかなぁ~信幸ぃ~。」
意識が飛んだ。びっくりした。柔らかかったなんてもんじゃない!!あれは、天使がいた。(※信幸君の錯乱状態です。)
「あっ、あぁ。ごめんなすい。悪かった。それで、どうしたんだ?」
「そうだね、信幸。私が何でここにいるのかぁ~わかるぅ~?」
「…………は?いや、嘘だよな?すい。」
「正解ぃ~。私は、5人目の許嫁なのだぁ~えっへん~!!」
たわわな双丘が大きく揺れる。理性がはちきれそうだが、それ以上に5人目の許嫁と言う事実に頭がパンクしそうだった。でも、許嫁か。そうか、何でなんだ?オレの周りにいる女性陣、なんで一癖も強い奴らばっかりなんだ?
「どうしたんだぁ~信幸ぃ。」
「いや、考え事だよ。ごめんな、すい。」
「んぅ~いいよぉ~!!」
前言撤回、すいはいい子だ。純真無垢でちょっと悪戯好きないい子だ。つか、天使だ。女神はここにいたんだ!!考えてみろ、わかばと茜音そして涼音!!……涼音はいい子側か。2人きりのとき限定で。そして、盃先生…あれは論外として。何だろう、基本的に災難振りかけるスターターセットができてるのもう事故だろ。
作者さん、設定した順番で出してるのは分かってるんだけど、もう少しまともな子創れなかったんですか?考えてくれよ、マジで。常識人増やしてくれよ。すいは天使だけど、活動制限エグ過ぎるんだからさぁ。
「ねぇ~、信幸ぃ~。」
「なんだよ、すい。」
「また、すいのことぉ~お世話してくれる?」
や、やばい!!破壊力が高すぎる!!このままじゃ、意識が、理性がっ!!
「あ、あぁ!!もちろんだぞ!……ん?すい、すいさ~ん。」
「zzz……むにゃむにゃ………ダメだよぉ、信幸ぃ~。」
「…………」
何だろ、助かってほっとした俺と、ちょっと、悔しい俺が混在してる。泣いてもいい?良いよな?良いじゃん、偶には自分から良い思いに走っても。こんなのさぁ、気殺しじゃんかよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
眠っているすいを横目に俺は叫んだ。虚しかった。同時にインターホンが鳴り響き、4人が来たのは後の話。
この作品だと、比較的まともなヒロインです。(当社比)
尚、睡眠16時間デバフがあるため出すにしても難しかったりする。
ちなみにヒロインのヤバさ度(現段階)
のん>茜音=わかば>涼音(複数人といる時)>越えられない壁か何か。>涼音(2人きりの時)>すい(まともではあるが破壊力は一番ある。)
何とは言わない話。
すい>>>>のん>>>茜音=涼音>>>>>>>わかば
当てれた人はすごいね。うん。
次回更新はできるだけはやめ。多分わかば回です。