表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/11

第3話 教師が許嫁だった件(授業中に酒瓶持ってるやべー奴)

 さて、先日はお楽しみでしたね。なんて言えるか!3人が攻めで、あの時間だけは思い出したくない。初めてが、あんな猛獣のような目つきでぶんどられるとは思ってなかったよ。

 それはそうとして、今現在。俺は高校に登校して教室に入って3秒後、チャイムが鳴ると同時に俺だけ、生徒指導室に呼ばれた。何でなんですか!!俺が、何したって言うんです!!

 諦めて、生徒指導室の扉の前に来ました、わーい。(諦め)ノックしたくねぇぇぇぇ!!どうせ、碌な目に合わないやつだろこれ。もう分かってるんだよ。展開的にも、動かしたいんでしょ?もすこし、3人との時間くれよ。茜音と涼音は割と久しぶりに会ったんだからさ~。取り敢えず、三回引き扉をノックする。


「失礼します。1年7組真田信幸です、理由が分からないんですが呼ばれました。」

「あぁ、のぶくんじゃ~ん!!入って入ってぇ~。」

「…………あの、盃先生。なんで、朝からそんなに酔っているんでしょうか?」

「う~ん、良いことがあったからぁ!!」

「理由が、幼稚園児でも言えるレベル……あのぉ、それで何で俺は呼ばれたんですかね?」


 このままだと、会話の主導権を盃先生……もとい、盃のん先生に持っていかれそうだったのを防ぎ、話の本題へ引き戻す。つか、そうしないと物語が一生進まないんでね!!


「そうだねぇ。そう言えば、のぶくんや。」

「はい、突然あだ名呼びになったことも謎ですがどうしたんですか?盃先生。」

「のん。のんって、呼び捨てでタメ口で話してくれるんなら話してあげよう!!」

「そんな不遜な態度取って、作者のセリフ回しを増やすのやめてください。それに、俺も疲れるんでやめてください。」

「えぇ~!!作者とのぶくんの意向は基本的に無視されるって知らなかったの?」

「そんなんあるの!?嘘でしょ!?」


 マジで言ってんの!?主人公だよね、俺。メタネタしか最近やってないけど、ちょいと設定確認してくる!!。


・・・・・

・・・・

・・・

・・

 マジでした。俺は今、〇楽の名を真打昇進と同時に拝命できなかった時並みに絶望の淵に立っていると言ってもいい。


「それでぇ、のぶくんはぁ、私をどう呼ぶのかなぁ?」

「………はぁ。のん、これでいいの?」

「うんうん!!流石!!それでこそ、私の許嫁だよ!!お婿さんの、のぶくん!!」

「は??待って。のん。今なんて言った?」

「私のお婿さんってとこ?」

「いや、そこもだけど、少し前!!」

「あぁ、許嫁のこと?」

「そうそうそれ!!もしかして、先生は!!」

「ふっふっふっ………聞いて驚くといい~私は、同じクラスにいるわかばちゃんたちから数えて4番目の!!………うぷっ。」

「ちょと、先生?」

「もう…………むり。」


 この後は、盃先生の名誉のために敢えて何も言わない。ただ、一つだけ言おうか。何でこの先生、担当してる科目が倫理と政治経済なのだろうか?公共の場ともいえる学校で一升瓶ラッパ飲みする新任教師がやっていい科目じゃあ、無い気がするけど。

 それ以上に、4人目の許嫁がこんなにもすんなりと見つかったことが驚きだった。まぁ、顔見知りでよかったって言うのもあるけど。つか、何で許嫁が10人もいるんだろうな?父さんも母さんも、わかばたちも言及しないし。

 疑問は増していくばかりだった。とか、考えていると後ろからハグされた。


「信幸。ん。」

「涼音か。どうしたの?」

「寂しい。それと、わかば、茜音以外の女と、会ったの!?」

「っ!?盃先生と会ったけど。」

「あんの、酒カス………私からの楽しみを奪いやがって。」(ボソッ)

「あ、あのぉ。涼音、さん?何か、後ろに鬼が見えるんですが?」

「信幸。」

「あッ、ハイ。」

「今日、学校サボろ?」

「拒否権は?」

「無い♪」

「……知ってた。」


 涼音の表情と同時に、見ちゃいけない何かを見た気がした。そして拒否権も無く、俺は言われるがままに涼音に手を引かれて学校を飛び出した。

 その後のことは、言わせるな。と言いたいところなんだけど、別に下世話な話ではないんでね、次回に続くぞ!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ