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エピローグ「燃えカス」

 馬鹿みたいに広く無駄に多いスペースの部屋を手当たり次第探すも誰も見つからない。


 火は家内全体に広がり口元で濡らしたハンカチの効果も薄れていく。


 何とかして一人でも多く助けようと一番被害が大きいキリさんの部屋を蹴り飛ばす。


「ごほ・・・誰か生きてる方・・・!げほげほ!!」


 持ってあと数分、全滅かと思ったが奇跡的に人の声が聴こえた。


 私は一目散に向かうとそこには既に息絶えた女性がキリさんを逃がそうと己を盾にして守っていました。


「キリヤマ・・・さん」


 私は彼女を連れて窓から飛び出す。幸いにも此処は一階、芝に身体を打ち付けてすぐにその足で病院に駆け込みました。


 火事場の馬鹿力と言うべきかあの時はヤケに力を出せたのが以外でした。


 やはり正義の心があってこそ警察ですね。


 キリさんを送り届け、私も一応施しは受けましたがすぐに職務に戻りました。


 近未来区に戻ると妙に静かな雰囲気になってシスターズがチラホラ見かけるだけでいつものように四方八方駆け巡っている様子はありません。


 まぁ、元よりグレーゾーンになっていた奴等が死んだ事で私自信、本来の目的を実行するチャンスを掴めるなんて何たる僥倖。


 憂鬱な闇星で一悶着を終えて夕日を背にしてシュガレットを咥える。


 彼女達の見舞いは日を改めて後仕事はコトネさんに投げましょう。


 楽な仕事かと思ったがとんだ災難だったな。


 だからこそ今回の仕事は多少の犠牲を払いましたが何とか最悪は免れました。


「女神様、貴女に聞きたい質問は一つ・・・」


 とある人物から興味の引かれる言葉を聞かされ私はそのチャンスを窺っていましたが漸くその日が訪れました。


 知りたいのは一つ、それはこの世界は偽物かどうか、それだけだ。

 

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