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「殺すか殺されるか」その4

 リナはどうやら団長に依存してはいないっぽいな。


 もしかしたら本当はこんなゴミ溜めなんかよりも光星に帰りたかったのかもしれないな。


「くっ、リナ・・・」


 唯一の傀儡が消えた事により奴は丸腰になったが口元が笑っている?


「余裕そうだな?」


 人形となったゴミ達は元は人間だったはず、団長は俺とユイが来た時にはまだ一人しかいなかった。


 だがこの場所の培養液が入ったガラスケースの数はまるで生き物を飼育してたかのように大量に敷き詰めて置いてある。


 こいつにそれを動かす費用は無い、だとすると元々置いてあったものか。


「エインデ、お前はここを飼育部屋だとか思ってないか?」


 薄ら笑う団長に俺は改めて周囲を観察する。


 すると一つの培養液が入ったガラスケースの上に狂気的な物が接続されていた。


「なるほど・・・彼女達を殺した心臓を使ってクローン生成か」


 俺の言葉に団長は首を振った。


「いや、違うな!それもクローンさ、本物心臓は・・・俺の中にある」


 こいつは何を言っている?何百人もの心臓がこいつに?


「俺はさ・・・可哀想な子供を仕方なく殺して心臓を俺の魔法で一生生きていられる心臓を作った、皆喜んでた、感謝された、慈善家だろ?」


 阿呆らしく反吐が出る虚言妄想癖だな。


「それはポケットに入っている笛がなければ成立しないだろ?」


 ずっと気になっていた、こいつは元々闇星所属じゃない、光星シスターズから派遣された男だと後に調べて解った。


 その笛を聴くと洗脳状態となり死地に連れて行かれると。


「何のことだ?」


 少し表情が硬くなったのは図星だからだろう。


「アスカはもしかするとリーダーの為に犠牲になったのかもな」


 あの笛から出る唾液や奴の体液を身体に取り入れると一時の洗脳から永遠になる。


 恐らくあのホットワインにでも入れたのだろう。それに何故か女組にだけ貴重な水や食料を分けていたな。


 俺と情報屋はリーダーが支援した物を盗んだのは英断だったと言うわけか。


「ふふ、アスカは甘くて柔らかい・・・特に胸の肉や尻、内臓も中々だったさ」


 ガタガタと立ち上がる一体のロボット、機械音声から察するにアスカだったものだろう。


「・・・」


 アスカの顔は髪だけしか残っておらずロボットのヘッドパーツは表情を変えることは出来ない。  


「リナにはこんなガラクタ不要だったか」


 指をパチンの鳴らすとアスカロボットは洗脳解除され今にも壊れそうな身体でリーダー達が言った場所に一目散に走り去った。


「復讐ではなくリーダーを取るか、全くバカなロボットだな」


 あんな化け物ロボットリーダーは信じないだろうと鼻で笑う。


「リーダーなら信じるさ」


 俺は改めて武器を構える。


「俺が本音を言いそびれた少女の代わりに敵を打ってやればいいからな」


 あんな事があってもリーダーは本当に愛されてるな。


「お前は死んでいい奴だ、死ね」


 俺の特性能力解放の合図と共に再び殺し合いの火蓋が切って落とされた。 

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