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「コワレタトモダチ」その1

 鉄の扉は中に入るとそのまま地下になってる。


 真っ直ぐ行けば謎の機械が沢山合って、培養液があって・・・アスカちゃんが急に狂いだして・・・え?


 私が夢で見た光景と全く同じだが大きな培養液には誰も入っていない。


 足元が見えない、天井には電気のランプが点いている。


 それよりも目を丸くしたのは大きな培養液の隣に見知った人影があった。

 

「アスカちゃんにゼーナちゃん??」


 私は駆け足で二人に声を掛けた。二人は無傷だった、無事だった。


 良かった、てっきり本当に亡くなったのかと思った。


「・・・ごめんなさい、ユカリちゃん」


 遠くの背後からリナちゃんの声が聴こえる。おかしいな、あんまり距離が離れてないはずなんだけど。


「ユカリちゃん!」


「主様!」


 ほら、二人も呼んでる。


「目を覚まして!!それは私じゃない!」


 何言ってるの?どう見ても二人じゃん。


「お願いです、主様・・・それは主様が見てる幻です!」


「二人共・・・ふたりとも・・・フタリトモ??」


 あれ??なんか頭がふわふワしてでェ?私の喉元・・・アスカちャんのぉ指が刺さって??


 ゼーナちゃんがわタしのお腹食い破ってル??


「「目を覚まして!!」」


 幻聴の声が脳内に響き、朦朧てした意識が一気にはっきりする。


 激しい痛みで我に返ると咽返るほどの血の臭いで充満していた。


 違う・・・!??喉元に刺さってるのは人間の指じゃない!ロボットだ!?

 

 ロボットの指は私の喉元を突き破り口から大量の血液が噴き出る。


「げほ!!??がぼぼぼ!!???」


 喉が潰されて魔法を使おうにも・・・何も起きない??


 血の魔法が使えない!??獣の力も使えない!??


 私は激痛を知って初めて状況を理解した。


 嵌められただけじゃない、私の能力が奪われた。


 二人を見ると皮だけがアスカちゃんとゼーナちゃんだけど、身体はロボットだった。


 正確にはロボットの内骨格に人間の皮が張り付いたような姿。


 大量の血液が付着した内骨格、恐らく二人の中身を掻き出して無理矢理内骨格を着せたんだろう。


 目玉は飛び出て人間のそれではなく化け物に等しい。


「ぐぶぶぶるうぅぅぅ!???」


 お腹を食べていたゼーナちゃんはお腹を開き無理矢理機械の手で中身を掻き出す。


 ズタズタにされて私は覚醒して剣で二人の腕を切断した。


 次の瞬間、リナちゃんは私の背後に回りまた喉元を突き刺した。


「ごめんなさい、騙す気は無かったの・・・」


喉をナイフで深々く突き立てて完全に潰された。


 私はすかさず錬金道具で作られた【超再生粘着液】を喉にぶち撒けて潰れた喉を無理矢理治した。


「私達を殺す気だったんだね」


 私は二人を見るとユーゴ君は彼女達と既に交戦し、お兄さんは団長さんと対峙する。


「リーダーが目的だったのか?」


 お兄さんの問に団長さんは大きく口を開いて下品の奇声を上げる。


「違うな、俺は元々女の子が好きなんだ・・・だから戦争孤児になった子供を煉獄騎士団ここに呼んで死なないクローンを作り出して永遠に生きることにした、それに俺はな・・・女の子の心臓を己の体内に宿して永遠に生きる、俺は死にたくないからな」


 団長さんは私に銃を向けて放つ、私は咄嗟に回避すると大砲のような爆発力と威力の爆風に吹き飛ばされた。


「ユイも本来なら永遠に生きる傀儡になる予定だった、だがお前の行いにより計画が頓挫した、まさかまたここにやって来るとはな・・・」


 私は逃げようとしたがアスカちゃんとゼーナちゃんのロボットに身体を拘束される。


「ユカリちゃん・・・ごめん」


 リナちゃんも最初からそのつもりだったのか口を無理矢理開けさせられてホットワインを飲ませられた。


 そっか、二人もこれで亡くなったのか。


 意識が吹き飛び、私は死んだ。

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