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「殺害」その1

 少し疲労して仮眠を取ると何故かいつの間にかアスカちゃんと一緒に知らない空間にいた。


 頭がポワポワしてて夢の世界にいる気分。


「ほらほらこっちだよ!」


 アスカちゃんは子供のように興奮しながら大きな鉄扉を開けて入る。


 知らない場所なのに頭の中から情報がどんどん流れてくる。


「あ、危ないって!早く帰ろう!」


 アスカちゃんらしくない行動に私は不安で呼び止めるも子どものように好奇心を掲げて奥深く走って行く。


「大丈夫だって!小さい時に探検とかあったでしょ?」


「ここは闇星だよ!?どんな危険なことが・・・」


 アスカちゃんは平気平気とついに中に足を踏み入れてしまった。


 私は早く止める為に覚悟して中に入ってアスカを追った。


 真っ暗でよく見えない、頭がふわふわしてて麻痺してるような感覚。


 アスカちゃんはを追って奥に進むとそこには光星にある病院でお高いけど治癒が高くて再生魔法効果のあるカプセル型ベッドみたいなのを見つけた。


 だがそれは私が知ってるものではなくどちらかと言うと実験に使われるような・・・ホルマリン漬けの巨大バージョンにそっくりだ。


 狂気すら感じる異様な光景に好奇心すら抱き薄っすら映る人型らしきモノ中身を確認するとそれは・・・。


「えっ?」


 剥き出しの裸の少女・・・違う。


 私はアスカちゃんの名前を呼ぶも反応が無い。


 何度も疑い見返した・・・でもどうみてもアスカちゃんの遺体にしか見えない。


 夢か現実なのか分からない、私は確かめたいと中のガラスをいつの間にか持っていた剣で叩き割り中身を確認する。


 ・・・違う、アスカちゃんじゃない。皮膚を引っ張るといとも容易く剥がれ落ちた。


 作り物かな?と試しに触れると人間の温もりは既に消えて長い時間水に浸っていたのか少しぶよぶよしていた。


「ユカリちゃん」


 その時、何だか嫌な予感を感じて振り返るとユイちゃんがナイフを持って刺しに来ていた。


 危うく突き刺されるところを首の皮一枚で繋がった。


「な、何でここに!?」


 私の質問をまるで聞いてないのか狂ったように襲い掛かってくる!逃げても説得しようにも一心不乱に襲う姿は最早人間とは呼べない。


 今起こってる全てに疑問を抱き困惑を否めない。でも確かなのは一つ、これは現実ではない!


「いい加減にして!」


 一直線に突っ込んでくるイノシシみたいな戦闘はユイちゃんはしない、私は夢だと確信を持ってナイフを両手で押さえて逆にナイフを奪って心臓に突き刺してやった。


 でもこの感触が夢にしては妙に生々しくてまるで本当に人間を刺したかのような感覚がした。


 ユイらしき偽物を倒した次の瞬間、聞き覚えのある悲鳴が聴こえて私は目を覚ました。

 

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