優しさをライズで騙す「消えた親友」その2
私は何かを見間違えた?先程まで確かにアスカちゃんの遺体はあったが地面以外に特に見当たらない。
狐につままれたような状況に私は脳がパンクしそうになっていた。
「主様、お疲れ気味なのでは?」
何も起きていない状況にゼーナちゃんが不安そうに声を掛けてきた。
「ユカリお姉さん大丈夫?」
ムラサキちゃんとリナちゃんは顔を覗かせながら表情を窺う。
「あ、そうだホットワイン!部屋にあるか――― あれ?」
テーブルに置いてあった物が消えている。私はついに幻覚まで見てしまったのか・・・
私の奇行に皆は困惑して収拾がつかない時、お兄さんは変なことを言い出した。
「そういえばリーダー、急にいなくなったよな、単独で帰ったのか?」
意味不明の言葉に思わず聞き返してしまった。
「あの時一緒に帰ったじゃん?」
「いや?確かに人骨の森に相応しいが・・・リーダー?」
人骨の森に相応しいって彼処には何もなかった。
私は昨日の出来事を話すも全て逆だった。
アスカちゃんなんかその場にいないし人骨の森には大量の骨があり調べれる物が多く、私は一人で帰った。
思考が追いつかない、どっちか本当かと言ったらお兄さんの方がしっくりくる。
「ユカリの話も一理ある、だけどよ肝心のアスカ本人は何処にいんだ?」
リナちゃんがロビーに全員を集めてもアスカちゃんの姿は無かった。
「探そう・・・」
皆でアスカちゃんを探そうとグループ分けしたその直後に玄関先からアスカちゃんが帰ってきた。
「ごめんなさい!ユカリちゃんに頼まれて・・・どうしたの?」
その場にいる全員が呆然としてアスカちゃんは私に資料を渡して来た。
「シスターズの裏情報について私なりに纏めた・・・皆さん先程から神妙な顔して・・・?」
結局この話は私のせいにされて意味も分からなく総評して私が疲弊して幻覚を見たと判断された。
私もアスカちゃんに依頼した覚えが無いと言うとプンスカ怒ってしまった。
疲れてるのかな・・・私??
私はまた大切な人を救うことができなかった。
もう既に消えた人物のことを・・・
優しさをライズで騙す ルート破壊により展開出来ず終わり。




