「リーダー以外+一名除いて和解」
絶対防衛ラインランドマーク拠点・リナの寝室にて・・・
兎にも角にも皆は拠点に急ぎ治療することになった。
私はベッド?みたいな場所に仰向けに寝かせアスカちゃん直伝の整体術を使った。
もう一人はお兄さんとゼーナちゃんの二人掛かりで治療する。
緊迫した襲撃者達はリナと名前を呼びながら必死に無事を祈っている。
「アスカちゃん・・・いだだだ!!もっと優しく!!」
「駄目!背骨が折れてるから我慢して、必殺治療するから!」
それやられたことある!山登りして足を滑らせて腰やられた時に使われた痛すぎて失神するやつ!!
アスカちゃんはまち針を長くした長い針を何処から持って来たのか不明だけど完全に殺りに来てるのは間違い無い。
「半日で治るから覚悟して!肉と肉を裂き、骨を自作の再生塗料で元に戻す!ユカリちゃんは既に二回も経験済みながら麻酔なしね!」
「いやだぁぁぁぁ!!せめて麻酔欲しい!」
「忘れたから無理!覚悟してね〜てやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「いぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!痛い痛い痛い痛い痛い!!!!死ぬ!!誰か助けてぇぇ!!」
☆★☆★ 二時間後
リナちゃんは騒ぐことなく無事に簡易的に治し終えた、私??痛すぎて泡吹きながら気絶してました。
起きると本当に半分が治ってるからアスカちゃんは本当に怖い。悪夢を見ながら思い出したんだけどアスカちゃんってたまに癇癪起こして暴れる日があった。
愛に飢えていてやきもちも嫉妬も抱きやすく非行に走りそうになるのを私とサナエちゃんで押さえてた日々を思い出したよ。
「あ、あの・・・ありがとうございます」
アスカちゃんの治療にあーだこーだーいちゃもん付けてると黒髪ぱっつんのショートカットをした黒いボロワンピース姿女の子が私達にお礼を言いに来た。
「貴女、あの時戦場にいましたか?」
ゼーナちゃんが不審に思って聞くと突然スカート捲った。
「ちょちょちょ・・・うへ?」
気でも狂ったのかと思ったが右足の太腿が異様なまでに膨れて何かに機械に無理矢理固定されている。皆が驚いて咄嗟に『クーチャン』と呼んだから多分愛称かな?
「私達もそうなの」
防具を脱いだ女の子達は四人いた一人は青髪で幼い、片目は真っ白でまるで義眼のように動かない、皆から『アオイ』と呼ばれてる。
一人は大人っぽい見た目をした紫色のおさげをしたボロワンピースを上から脱ぎ背中を見せると大火傷した肉が焦げてぐじゅぐじゅになって目も当てられない光景が広がっていた。名前は『ムラサキ』
一人の中性的な女の子は片腕が発疹だらけで集合体が苦手な人は気絶するかも。それ以外は可愛らしく茶髪の肩まで伸ばしておしゃれな装飾品を身に着けている。名前は多分愛称の『サッチャン』
最後の娘に至っては心臓部位に機械が取り付けられている。銀髪で物静かなおませさん。名前は『アッシュ』
「皆、戦争孤児だったり持病や捨てられたりしてここに保護された仲間なの」
『リナ』と呼ばれる赤茶髪の人は後ろの髪を上げて後頭部を見せるとそこには本来あるべき物が穴が空いていて無くて側頭部に小さい後頭部の凸凹が見える。
足の指も四本と、ここから見て取れる状態は・・・
「奇形児・・・だね」
言い当てると少しだけ悲しそうに微笑む、私はつい震える手を握ってしまった。
「皆、光星の人から化け物扱いされた人・・・闇星から戻ろうとしたのに非難されて心が折れて逃げて来た臆病者だよ・・・唯一帰る場所も苦しいのにたまに来る光星から派遣された人達は私達から何もかも奪っただけじゃ飽き足らず命すら狙われて最後の砦、それが今のお家なんだ」
リナちゃんは私の手を握り返してこう告げた。
「お願い、悪い人じゃないなら慈悲を恵んで!もう皆死ぬところまできてるの!!年端もいかない私達をどうか・・・助けてよ・・・」
リナちゃんは枯れた眼で必死に訴えられ、皆して私に目線を注目して助けてと連呼する。
私はゼーナちゃんとお兄さんにお願いして出来るだけ支援すると誓った。
偽善がなんだ、目の前に泣いてる娘がいるなら助ける選択肢しか存在しない。
少し気掛かりなのは団長は顔色一つも変えていなかったな。




