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「襲撃する煉獄騎士団」その3

「く、くそぉぉぉ!!!」


 だが一人の女の子はお兄さんに向かって槌を振る、相手が悪過ぎる・・・お兄さんは相手の挙動に合わせて回避してから簡単に右手を切断して顔を掴みボロボロの地面に突き刺すように叩きつける。


「こいつら今までの奴等とは格段に違う・・・」


「私達、ついに死ぬの?」


「や、やめてよ・・・な、何でもするから許して!!」


「り、リナ・・・いやぁぁぁぁ!!リナぁぁ!!」


 彼女達はもう戦闘する気どころか降参していると判断して皆に武器を収めさせた。


「リーダー、こいつはそのままにするか?彼女達の話が真実ならそのまま死ぬことになる、どうするか決めてくれ」


 皆は武器を収めて私の指示を待つ、私は武器を収めることなく瀕死の女の子に近づく。


「お、お姉さん・・・お願い・・・リナを殺さないで・・・」


「ウチのお姉ちゃん的な人なの…何でもするしあげるからこれ以上苦痛を与えないで」


 皆の会話を遮断して痙攣する身体を見下ろす。


「私達を襲った理由は?」


 完全に奇襲に遭った私達は理由を聞かせてくれるまで助ける義理は無い。こっちだって殺されかけたんだ、理由さえ聞かせてくれれば助けたい。


「お前達が()()()だからな」


 だが返ってきたのは少女ではなく崩壊した建物の上に巨大な武器を担ぎながら落下しながら巨大な武器は砲門だった。


 落下する物を避けて反撃するも先にお兄さんが氷を纏って対峙していた。


「お前か、死んだかと思っていたが生き返ってきたのか?」


「勝手に殺すな、随分と小さな部隊だな?」


 颯爽と現れたお兄さんと同じ全身黒装束を身に纏うリーダー格の男の人は腰から剣を抜きバチバチに斬り合う。


 互角と思ったがお兄さんは剣で弾くたびに攻撃速度が苛烈に上がる。


「お前は死んで良いやつだろ?お前が生きてた所で被害者が増えるだけだ」


「まだあの事を引きずっているのか?妹は無事だっだろ?」


「黙れ!お前がしでかさなければユイがあんなことになることは無かった、目が死ぬことだって無かった!」


 初めて感情を剥き出しにする光景に仲間なのについ驚いてしまった。


 明らかに男の人が押さえていく光景に私は傍観者となり呆けていた。


「よくのうのうと生きていたものだ、煉獄騎士は十年前にシスターズがクリーン作戦を開始した時に殲滅されたはず!」


「負けたフリをしたからな!今の俺達でさえも勝てない戦況だったからな!!」


「読みが甘いだけだろ!幼い人間を盾にする下郎がぁぁ!」


 空中に飛んでインファイトに持ち込むもお兄さんの技に負けて踵落としを決められて私の目の前に・・・私の頭上じゃない?


「ちょっとお兄さん!?今避けられ―――― うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!????」


 慌てて逃げたが足を滑らせて背中に直撃して無事に骨が砕ける音がしましたとさ。

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