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「襲撃する煉獄騎士団」その2

 外はまるで大寒波の後のように凍てつき風に触れるたびに痛みすら生じる。住人を蹴り飛ばすもまるで鉄のように硬い。


 獣は飢えているのか狂ったように敵味方問わず攻撃している。


 あまりにも多い敵に一旦住宅区付近まで道を引き返して漸く息が継げる程になる。


「見えたぞ、彼処だ」


 大半の敵を蹴り飛ばすも倒すとお兄さんは指を差しながら住宅区に入る、人も化け物の差異すら感じない凶暴性に驚きながら対処していると突然住宅区の奥の方から鐘が鳴り上空から無数の魔法の爆弾が私達に向かって飛んで来た。


「ひゃあ!?」


 全員避けるのに徹底して化け物達がどんどん消えていく。


 助けてくれたのかなと思った束の間、今度は一人のピンク色の防具を身に纏った女の子が腕の長さと同じくらいの二本の剣を私目掛けで投げつけてきた!?


「侵略者ね!!全員この場から立ち去るなら武器と金を全部置きなさい!!さもないと殺す!!」


 彼女の瞳は殺意でいっぱいで話をする暇すら与えてくれない連撃に私は大振りを躱して最早形見にすらなっている銃を撃つ。


 だが大振りで隙が出来たはずなのに彼女は背中から炎を吹き出して緊急回避する。


「それで殺すつもり?笑わせないでよ!!侵略者如きに負ける私じゃない!」


 皆も手を貸そうとしたが住宅区の中から五人の人間が一気に現れて攻撃を開始した。


「風刃!」


 ゼーナちゃんは目にも止まらぬ速さの斬撃を放つが身体から緑色の蒸気を発しながら女の子は右手に特徴的な剣で斬撃を放ち、相殺する。


「手強い相手、でも私は勝つ!」 


 一方アスカちゃんは原理不可能の巨大な金属鉱石を持った怪力少女と力比べしている。


「私と同格か・・・お嬢様の身なりなのに頑張るなぁ!!」


「ユカリちゃんを守る為の力だよ!!邪魔しないで!!」


 拮抗しているのと同時に二人は女の子?と少女と対峙してるが、どう見てもユーゴ君は戦ってる様子は無い。


 二人を相手にお兄さんは一切攻撃を受けることなく弾き、足を払い、剣でいなす。


「悪くは無い、だが・・・動きが杜撰だな」


 一人は大剣、一人は変わった槌を持ち交互に武器を振り回す、小柄とは思えないほど機敏で私だったら何度か攻撃受けてそう。


「侵略者っ!!私達をこれ以上何を奪う!?お金も家も食料も武器も名前も友達も全部失くしたのにまだ私達から搾取するの!?そんなに偉いのか!!」


 完全に誤解してるまま戦闘は続く、戦う暇なんてこっちに微塵もないのに。話すことすらままならないのなら致命傷を負わせて倒すしかない!


「私達は違う!貴女達と戦う理由なんかない!」


「そんな身なりして騙せると思わないで!今度は人権すら取るの?それとも実験体?もううんざりよ!!」


 駄目だと話せるのに言葉を交わすことすら許してくれない怨嗟の怒号に皆は私の指示を待ってくれている。


 倒さないとこっちが殺られる、それなら!


 私はスカートの腰回りに付けておいた鉱物破壊用ピッケルを取り出して右腕に持った剣を逆手に持ち替えて構える。


 いくつの攻撃を回避しロングソードを振り翳されたと同時に剣の柄で全身の筋肉を集中してパリィを成功させた。


「話を聞かない君達が悪いからね!」


 体勢を完全に崩し、ピッケルで武器を持つ右腕を深々と突き刺し、剣を捨てた右腕に血を纏わせて鉄爪のように変化させてお腹に深く深くナイフを突き立て内臓ごと一気に引き抜く。


 彼女の顔は一気に真っ青になり焦ったところでもう手遅れ、更に追撃するようにもう一度内臓が飛び出た箇所に更に深く突き刺す。


「あ、あぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!


 口から大量に血液と胃液を吹き出し恐怖に染まった涙声で歯をカチカチさせる。


「ばん!!」


 そんな事お構い無しに私は引き抜くと同時に鉄爪にしていた血を爆発させて吹き飛ばす。


 壁に激突した少女は痙攣しながら血を噴水のように吐き出す。


 押されていた私達だったが少女を見て絶句する。


「り、リナ??嘘だよね?」


 リナと呼ばれた少女が瀕死になると皆は戦闘を止めて全員で少女を守る態勢に変わりその場で戦闘は終わった。

 

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