「手向けの花を踏み潰し咲いた花を燃やす」その1
「ノアせんぱ・・・・っ!?」
ドアを開けると見たことのある服装をして女性が剣を構えて既に振り下ろしていた。
私は驚いて反応するどころじゃなかった。
「っ!?」
背後にいた皇女様はそんな攻撃をもろともせず冷静に腕を掴み投げ返した。
「皇女様凄い!」
「殺気を感じさせるなんて殺し屋としては半人前ね」
指から小さい水の矢を一発放つと心臓近くに刺さると簡単に絶命させてしまった。
「皇女様前にそんなに行ったら!」
皇女様は散らかった内装を見て一目散に駆けていく。
四方八方から女性が一人は銃を放ち、一人は矢を、二人は小刀で襲い掛かるも床がお酒で濡れてるのを確認して指を鳴らす。
床の水分が槍となり剣を切断し喉元貫く、矢なんか簡単に折り心臓に突き刺さる。
弾丸でさえ皇女様を捉えきれず弾き、びしょびしょに濡れた水分によって針千本の刑にされ、たった数秒で起きた事だった。
「・・・ノアさん!」
皇女様は壁にもたれて倒れているノア先輩を見て気が動転してしまったのかもう一人の存在に目もくれなかった。
「てや!」
錬金水を思い切り投げると回避して私のところに突っ込んで来た。
「ぐっぅぅぅぅ!!!」
接近戦になると素早い手数に圧倒され胸やら腕や足を斬られる。
何とか動きを止めたいが速すぎて追いつけない!
腹に一撃攻撃され膝を着くと目の前に壊れたワインの上部分を掴み覚悟を決めて姿勢を低くして突進する。
「首を狙っているようだが甘いな!」
女の人は首を狙ってると思っているみたい、私は寸止めして注ぎ口を腹に突き刺す。
「なっ!!」
焼けるような痛みに襲われながら私は相手に向かって吐血して怯んだ瞬間に抱き締める。
腹に刺さったままの壊れたワインは鋭利なほど尖っていて腹の内蔵を押し出して型を抜くように臓物がボトボト出る。
私はグロい光景に吐きそうになるのを抑えて一瞬の隙も与えず両手足を切断する。
事なくして女性は私に助けを求めて求めてきた、死にたくないと一言。
私は両手足を拾ってアイテムboxから麻袋を入れて腐らないように【氷結剤】を入れて縛る。
お腹を捲って【接着液】を開いた腹に塗りくり抜いた臓器を入れて包帯を強く巻き、それを両手足同じく行い傷口にはちゃんと消毒を塗ってあげた。
「後で回収しますのでちゃんと生きてください」
ごめんなさい、私・・・そこまで敵に尽くすことはしてあげられない。
私はその場から逃げるように去りノア先輩を探した、酒場の奥に血溜まりを見つけ辿るとそこには実憂ちゃんを守っていたであろうノア先輩が弱々しく瞳を閉じていた。




