表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

盗まれた日記と女子

作者: 前田 耕平

あたしの日記を盗まないで


なんの変哲も無い16歳の女子高生だから


さっきね

お風呂で思ったの

学校なんて

行きたくないな


きっと

友達がいる友達は

あたしが見えてないから


大抵

そんな時のあたしは制服を着ている


寝る前にも思ったの

そんなこと思う自分が嫌いなのかも…って


夢の中

制服のあたし

一人ぼっちで


ぜんぜん

楽しくないけど土偶のように生きてて

だってあたしは…


あたしは不真面目だから


あたしって歪んで見えてるの?


変な目で見てるのね


あたし

夜の道を歩いてるんです

スナックの看板のちいさな明かり



真っ暗な歩道と

古びた公営住宅


あたしの背後に

守護天使

ゆっくり

いないいないばあしてる


きらきらしてる

きらきら光ってる


あっちいってよ


4月18日 日曜日 足立杏子



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ