草薙悠弥、ハチミツを食べる
――ハチミツを食べよう。
草薙悠弥はそんな事を考えた。
ハチミツを単品で食べる事はあまりないだろう。
だが草薙はそうしようと思った。
(無論、なんとなく)
とゆう事で草薙はハチミツを食べる事にした。
(食べるというよりも……なめるとゆう感じか)
森のクマさんとかがやってそうだ(※個人の感想です)。
草薙はハチミツを手に取った。
ハチミツを逆さにする。そこに指をかざす。
少し固まっているが、ハチミツ容器の底から容器の口へと徐々におりてきた。
そして、
トロっ。
トロッとハチミツが容器の口から出た。
指にハチミツがついた。
(うむ)
それを――食べる。
(甘いな……)
そして
(うまいな……)
いいハチミツなのだろう。
爽やかな甘さだった。
それに、少し健康にになった気がする。
ハチミツは栄養が豊富。
ハチミツは殺菌効果がある。
免疫力という観点から見ても良いのだ。
(どれ、もう一口)
一口ではたりぬ。
草薙はもう一口分のハチミツを指にたらした。
そして、なめるように食す。
(……良い)
とろみのある甘いハチミツの味が再び口に広がった。
(もう一口)
一口だけにするつもりだったがどうにもいけない。
草薙は人差し指にハチミツをたらした。
そしてなめるように食す。
甘かった。
そしてその甘さは体に広がり仄かに活力を与えてくるような感覚があった。
錯覚かも知れない、だが悪い錯覚ではなかった。
(うむ……)
たまには良いものだ。
ハチミツを単品で食す。
まぁ、あまりないだろう。
だが、
――それもまた良し。