ないものねだり
僕はいつもないものねだり
あの子の綺麗な思い出も
あの人の透明な笑顔も
この手で掴んでみたい
この身体で感じてみたい
今まで準備したものなんて忘れて
すぐそばに明日が
待っていることにも気づかずに
僕はいつもないものねだり
あの空に輝く宝石も
あの海に漂う歌声も
この手で掴んでみたい
この身体で感じてみたい
今まで準備したものなんて忘れて
すぐそばにある
優しさにも気づかずに
僕はいつもないものねだり
僕はいつもないものねだり
ほら
綺麗な思い出だらけの
あの子が
羨ましそうに
僕を見ていることにも
気づかないんだ