夢か現実か
ずぼっと夢に落ちた日。
・・・・・雪国?・・・・・
足が雪に着かない。
浮く?・・・浮く?!・・・浮く?・・・浮くー?!
風が吹く・・・少し飛ばされる・・・
なんでだ?!
雪が積もり過ぎていて何処にいるのかわからない。
少しうようよしてみる。
よく見ると雪の"かまくら"が意外に
ポツポツとある。
頑張って、"かまくらま"で向かう。
"かまくら"かと思ったら
小さい家に人が住んでいる。
小さい家かと思ったら
中は意外と広く暖かそうだ
中に入りたい。
ふと中を見ると知っている人が
いっぱいいるように思うのに
中からは外が見えないらしい。
知っているはずなのに
名前すらも出てこない。
誰だっただろうか?・・・
自分の家族のはずなのに
名前がわからないなんで?・・・
しかし、自分が居なくても笑っている。
忘れられているようだ。
もう自分の場所が消えている。
お腹が痛くなる。
自分の体が勝手に浮き出す。
離れたくないと言う思念は届かない。
ズボッと異空間に出た。
ふわふわしている。
緑が多い山の中
二軒を繋げた面白い作りの家
家族の笑い声
ふわふわしているので
漫画の『幽助』のように動く。
やっと家に着いて見てみると
やはりここでも見たことがある。
しかし、名前が浮かばない。
自分が誰なのかもわからない。
考えていたらブツっと目の前が消えた。
家に入れた?・・・
でも話している声は
自分が病院にいる話
いつ退院出来るのか・・・
これは夢か?現実化?
幽体離脱?・・・
頭が混乱するので外へ出た。
『外』かと思ったら『病院』だった。
自分はどこだ?・・・
はっと目が覚めたら
点滴を打たれていた。
なぜここにいるんだろうか?
わからない
眠い・・・眠い・・・
また眠りに落ちた。
またあの感覚が襲う。
ずぼっと異空間に
今回は・・・どこだ?
霧が多くてわからない。
ひたすら歩くと
ロープウェーを見つけた。
気づくと自分も園児の姿になっていた。
周囲にはいつの間にか
親族がゾロゾロいる。
自分は・・・祖父と手を繋いでいた。
祖父の顔を見ると笑っている。
こちらを見て満面の笑顔
『どっちが良いかなぁ~?』
自分に訪ねてくる。
『ビールも飲みたいけどチビ達はなぁ~?おでんが旨いぞ!』
気持ちとは裏腹に
『おでん食べたい!』
と言っていた。
何処に行くのだろう?
今度は足を引っ張られる感覚に陥った。
ハッとすると、
じいーちゃんが隣で透明な袋を顔の側まで押し付けて見せてくる。
コトブシだ。
形は鮑だが、ものすごく小さい。
じいーちゃんは慣れた手付きでコトブシを洗い、包丁で身と殻を外していく。
食べやすい大きさに切り、小鍋に入れ、日本酒、砂糖、塩、醤油の順に味を付けて、煮ていく。
『これが旨いんだぞ~!』ある適度煮終え、『旨いぞ~!』と明らかに熱いのに一切れ箸でつまみ上げ、孫の自分の口に入れようとする。
思わず、口を開けて入れるも、熱くてハフハフしてしまった。
ハッとすると、また、点滴をしている。あ~、昔の記憶。
と、思いつつ、また、うとうとして寝てしまう。
また、あの変な感覚に陥る。
次は?・・・パーっと明るくなり、青い空を漂ったかと思うと、立っていた。
変な空間。
未来的建物。
ドームのような、空には知らない乗り物らしき物が飛んでいる。隣には、声をかけてくる異性の声。
・・・誰?・・・感覚、雰囲気、慣れ親しんだ喋り口調。
・・・前世の相方・・・?ツレ・・・?
うん。そうだ!ツレ・・・?デカイ?!自分の体が小さい?
体をよく見てみる。
・・・可愛いふんわりとしたワンピース・・・この世界では女なのか?!
ツレ・・・男・・・デカイ・・・しかもナイスガイ?!
・・・羨ましいぞ!オイッ!
窓ガラス張りの空間で自分の体が窓ガラスに写る。
・・・ンンンンン?!別嬪?!誰?!
ハッ!とすると自分である・・・。
ボーっとしてしまっている自分にツレが
『オイッ!大丈夫か?体調悪いのか?今日はやめるか?』と聞いてきた。
ボーっとしつつも、頭の片隅で(いつも体調が悪いのかな?)と考えている自分がいる。
ツレはオロオロしていた。
ツレが『これから君が楽しみにしていたコンサートだけど、本当に大丈夫か?』と聞くので(自分で選んだのか~)と思いつつ『大丈夫よ』と答えていた。
ホールに連れていかれ、入り口から入り、改札口のような場所でチケットを通す。
自分はほぼツレに引っ張られていた。
席につき、開始のベルがなると指揮者らしき人や楽器の演奏者らしき人々が出てきた。
演奏が鳴り響く。
メインらしき、白いグランドピアノが真ん中から、歌舞伎の奈落のように出て来て、演奏者が横から歩いてきて、お辞儀をし、指揮者のもと演奏が始まった。
時間がたってやっと自分の声の『大丈夫よ』に驚いた。
何て可愛い声なんですか?!演奏中なのに不思議だ。
隣でツレが手を繋ぎつつ演奏を楽しんでいる。
中盤に入り、別の奈落から、ヴァイオリン奏者が現れ演奏が始まった。
しかし、驚いたことに小学生くらいのこれまた可愛い少女が、素敵なドレスで演奏していた。
少女は観客をチロチロと見つつ演奏をしている。
・・・急にその少女だけが、演奏を止め、隣にいたツレをガン見し、舞台から飛び降り、ツレに突進してきた。
ツレの目の前で少女は急に口走った。
『結婚してください!』・・・はぁ~?
周囲の観客があんぐりとしたかと思いきやツレも驚き、自分の顔を見て急にその手を握り上げ、『結婚してるんだけど』と結婚指輪をしている手を少女に見せた。
・・・(あれ?自分結婚してたっけ?)と内心驚きながら自分はオロオロしている。
少女は驚きつつも、『離婚すれば良いんですよ!』と驚く台詞をブチかましてきた!大阪人の勢いでツレが『オイッ!新婚だ!馬鹿か?!』と突っ込んだ!(マジか新婚なのか)と驚く自分。
・・・少女を見ると・・・よく見ると・・・ンンンンン?
前世の娘?・・・がツレに告ってる?!・・・ツレを見る。
凄く馬鹿にした顔で少女を見ている。
気付かないのか?・・・それにしても何故他人になってるんだ?と思いながら自分は二人を見比べる。
周囲のざわめき・・・あっ!忘れてた。
コンサートの最中なのにこの娘っこは何を仕出かしてるんだ?
ツレも気付いたが、遅いので慌てて自分を抱き抱え会場を出た。(自分軽いのだろうか?・・・いんや。ツレが、巧まし過ぎるのだ!)凄い勢いで走る。
(重くないのだろうか?)後ろから少女と少女のマネージャー?らしき人が追いかけてくる。
マネージャーの後ろには?誰?ファンなのか取り巻きが追いかけてくる。(ツレ~ファイトッ!)
駐車場に着いたのか自分をサイドカー?に乗せたかと思うと、急に天窓が閉まり、ツレはヘルメットをし、反対のバイク?に乗ってエンジンをかけ、宙に浮き前進した。
ツレは悪巧みを考えるガキ大将の顔をしながらこちらを見ては微笑している。
怖い。
ラノベによくある溺愛らしいきオーラをツレの背後に感じつつも、着いていくしかなかった。
・・・また、あの感覚に襲われた。
今度も森のような場所で一軒家の下見らしい。
ツレはデカイ風呂とスピーカーとスクリーンが欲しいらしい。
こんな所にそんな家が出来るのであろうか?靄がかかる。
また、風景が変わった。
今度はタイムスリップでもしたかのように、自分は、園児になっていた『ゾイド』の夢の中。家族が連れ去られた設定だ。
当時住んでいたハイツのベランダから家族を救い出す・・・何故か園児が。
また場面が変わり、早起きした園児の自分が、何を思ったのか早く保育園に行きたいと駄々をこねている。
しぶしぶ母が、霧の中を保育園に連れていく、自分は出席カードに判子を一番最初に欲しかったのに子供心の分からない園長先生は時間を教えてくれず、結局一番最初に判子をもらうことはなかった。
・・・ーぼ~とする。
ハッと眠りから覚めたかと思いきや中学生になっていた。
目の前に並べたコレクション?(; ̄Д ̄)?
・・・思い出した片付け中だ。
キッチリカッチリ入れようと奮闘していたところで睡魔が・・・また睡魔が・・・。
あっ!片付けてる?
そうそうこれをここに入れて、あれはここにして・・・はっ!夢?元の位置になってる?予知夢?いんや!一緒にならないようにしたろ!え~とここ!・・・あっ!一緒になっちゃった・・・。
すとんっ!
・・・また、夢か?・・・園児?・・・畳んである敷布団の上でジャンプをしている自分は隣に知人がいることに気付く。
夕方?夜に子供番組らしいが、自分は怖いと思っているのがやっていた。
弟の趣味だが今回の話は怖いらしく畳んである敷布団の裏の押し入れに逃げ込んでいた。
入ると同時に、知人もう、入ってきた!
狭いわ!Σ( ̄□ ̄;)
・・・と思ったら、またあの感覚に襲われた。
次は何処に行くのだろうか?(; ̄Д ̄)?
本が沢山ある部屋へと移っていた。
棚だらけ、ベッドの回りも本だらけである。
誰が買ってくるのだろうか?
・・・ツレだった。
よう出てくるなぁ~。
先程の娘っ子付きである。
何だか一人多いが。
気のせいか?