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男も虜にしちゃう系勇者

「あー.....もーついちゃったよ.....」



ボリボリと頭を掻いちゃう系勇者



「では、馬車をお降りください」



王国から10km先にある、くそ近い魔王城によもやついてしまった


かかった時間はわずか30分、その間リークに色々と聞いてみたらなんでも、魔王は自身の領土内だと自身の城を好きな場所に置くことができるんだと


それで、魔王領土まで結構な距離があったはずなのだが、なぜか王国の近くまで突然魔王城が出現したために、急遽国王が精鋭の騎士達を集めたんだと



なるほど、っつーことは



(意外と、ここの神様は働き者だったつーことかな.....うちの神さんとも是非仲良くやってもらいたね)



しかし....そんなことよりもだ、今の一番の問題点であり、なんとかしないといけない事は......だ、



(マテリアルリーディング.......)



......やっぱりだ



この世界にはレベルというものがある、レベルというのは魔物を倒すと上がっていくようだが


レベルが一つ上がる事にポイントが一つずつ入っていいって、そのポイントでステータスや魔法やスキルなどを手に入れられる


そして、この世界のカウンターストップは999lv、そして魔王城の適正レベルが



世界検知ワールドディテクション.....)



うん.....340lvねぇ......



ちなみにさっきマテリアルリーディングでみた、この騎兵隊達のレベルは



(平均20〜30.....最大でもリークが57lv.....これさ)



魔王城入ったら、確実に瞬殺されるな


守ってもやれると思うが、不確定要素が多すぎる......それに俺の目的からすると、本末転倒なわけ.....


さてと、ここからが問題.....どうやってこいつらに入り口で待っててもらうか.....だ



「あー.....あんさ、リーク」



「なんでしょうか勇者様?」



リークにズイッと顔を近づける



「ぶっちゃけて相談なんだが」



「なっ、、、なんでしょうか.....?」


リークが少し顔を赤らめて戸惑っているが、それより.....



「お前達ちょっとここで待っててくれねーか」



ドンッと、馬車の柱を使いリークに俺の必殺技、壁ドンならぬ柱ドンをしてみた



「なっ、、何故ですか.....?」



ん?、柱ドン効果はなかなかに覿面なようだ、リークが俺から目をそらしてちょっと俯向く



「単独の方が、魔王にまず近づきやすい、それに魔王城の中にいる魔物は強力だ......この人数で行ったら、全員と戦うことになる、それに小回りが利かなくなるから範囲魔法だの範囲スキルだのを使われたら全滅だ.....それでだ」


ズイッとさらに顔を近づける


「俺がまず単独でルートを決めてくっから、それから時間を開けながら少しずつ騎兵隊を送り込んでこい」


「しっ、しかし.....それでは、勇者様に私たちがついてきた意味がなくなってしまいます......勇者様がスパイだという可能性があるというのにそんな「愚問だぜリーク、.....俺はお前らを救いに来たんだ、そんな俺の瞳に偽りがあるか....?、よく見ろよ、俺の目を....」



リークの目線に無理くり割り込み、瞳を近づける



「いっ....いいえ、わかり...ました、わかりましたから.....その....顔が近い....」


「おう、悪いな!」



柱ドンからリークを解き放つ


リークがクタッと倒れこんだが、まぁ、気にしない



「んじゃ、10分毎に1人ずつ来てくれ!!行ってくるわ!!」


「いっ、いってらっしゃい.....ませ.....」


リークが少し力が抜けた声で俺を送り出す、


作戦成功だな!


10分以内に魔王を倒せば万事解決だ!!


さーて今回は楽に仕事が終わりそーだなぁー!!



勇者は魔王城の中に駆けていった







一方その頃リークは



「リーク様....大丈夫ですか?」


50代くらいだろうか?髭が特徴の騎兵隊のひとりが声をかける


「ゆっ、....勇者様は....あれで、その.....けっこう」


「はい?」





「びっ、美形だな......」




この世界では、同性婚は割と一般的な話だった、



この時リークという若い金髪の騎士は、漆黒で癖っ毛でアホ毛付きの髪とジャージというおかしな装備の少年を






勇者とはまた別の視点で見ていたことは確かだっただろう


いえすぼーいずらぶ

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