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足ること  作者: 臣 無月
1/1

足ることを知らない彼


初めての詩を書きました。

彼は足ることを知らない

足ることを知らない彼は悲しい人

私は彼がいるだけで毎日満ち足りているのに

彼は知らないんだ


彼は足ることを知らない

足ることを知らない彼は哀しい人

私は彼に何をあげられるだろうか

私は知らないんだ


彼は足ることを知らない

足ることを知らない彼は寂しい人

私は彼にも満ち足りて欲しいのだから

私も彼も知らないんだ


彼は足ることを知らない

私は彼に何を与えられただろうか

まず彼にあげたのは心

身体 言葉 夢 希望 優しさ すべてを彼に


彼は足ることを知らない

私は彼だけなのに 彼は私を求める

私は何度も何度も何度も何度も何度も

何度だって






読んでいただきありがとうございまふ

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