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ひゃっほう!買ったぜFSO!!

あー、片方の方全然完結とかしてないのに載せちゃったあーどうしよー

まぁこっちだと割と書きやすい性格のキャラが多いので、もしかしたらこっちのが書くの早いかも的な作品です。

主人公基本弱いです。

一緒にいる子達がかなり強いです。




 さて、唐突な自己紹介をさせてもらうが俺は……春日井和馬かすがいかずまという。

 頭脳明晰(希望)運動神経抜群(昔の話)の超イケメン(う、嘘じゃねぇし、ほんとだし?強いていうならそう、残念系イケメンだ!)高校生の俺は遂に、念願のVRMMO、フェアリーサーヴァントオンライン、通称FSOを手に入れたのだ!

 FSOのことを知らない方々、朗報です。テンションMAXハイウェイ状態(意味不明)の俺が説明してやろうではないか!

 

 さてさて最近超話題の新ゲームFSOはつまり異世界ファンタジーな超イカしてるゲームでな!もう一人の自分となるアバターをほんとマジ細部まで設定できちゃう、プレイヤーに超優しいゲームなんだよ!もちろんステータスやらスキルやらもあるしな!それだけじゃないぞ、なんと、あっちで一生を共にする妖精のセッティングすら自由に行えるのだ!

 ってそろそろ始めようか!俺に残された時間は少ないからよ、残りはキャラメイク中に説明してやんよ!


「さぁ、さぁさぁさぁ!早速行こうではないかFSOう!俺に説明書なんていらない!考えるな、感じろ!人類よ!ぐへへ、いみふめーい。と、に、か、く!そーう、ちゃく!電源んんんんんんオッーー」




 俺は言い切る前に、電源を押してしまった。何故なら目の前には、温かい光に包まれた……。


「神か!?」

『いいえ』

「ごめんごめん、女神だったな」

『いいえ』

「あ、さいですか」


 目の前に現れた絶世の女神……違うらしいが、とにかく俺と目を合わすのを嫌そうに嘆息した後に言った。


『私はこの世界の妖精王ユニコルの妻のフェアリア』


 んー結婚してたのか」


『……』

「おっとすいません心の声が」


 だってねぇ。絶世の女神なのに人妻ってねぇ……あんまりだよなぁ。あ、でも、頑張れば……。


『とても気持ち悪い笑顔を晒している下品な獣』

「ん?イケメン?ありがとう♪」


 俺はニコッと微笑み、フェアリアにウィンクすると。本気で嫌そうな顔をされ、割と傷付いた。


『……もう話したくないので、早く決めてもらいます。まずは名前を決めてください』


 名前か……んー。別に最初だし……カズマでいいかな。


「カタカナでカズマでお願いしますフェアリアさん」

『気持ち悪いので名前で呼ばないで下さい』

「なんか酷くね!?」

『では次からは自分で決めてください』

「えっ」


 問い返そうとした時には遅く俺の目の前には膨大な数のウィンドウが現れた。


「うわ、なんだこれ……」

『私は夫の元へ帰りますので、あとは適当に決めてスタートでお願いします』

「え、えぇ〜?フェアリアさん?えっほんとにいなくなっちゃうの?大変だよこれ」


 と、ウィンドウを眺めながら一人嘆いていると、虚空から何かが現れた。


『女王様が何故かやめてしまわれたので私サリアが説明させて頂きます。まず種ぞ「あ、そうそう」……何ですか?』


 サリアさんが説明しているとこを無理矢理割り込んだのは意味がある。や、ごめんなさい。確か最初のセッティングでステータスを上下させたり、スキルをゲットするためのポイントがあるらしいのだ。それはもちろん妖精にも使えるわけで。


「俺さ、殆どのポイントをある妖精に注ぎ込みたいからさ、妖精をざっと見せてくれねぇか?わりぃないきなり」

『大丈夫です。それを教えるのが私の役目ですから。ではこちらを見て下さい。まずは妖精の種族です』

「ふむ……」


 俺の前に、それぞれの妖精の姿が映されているウィンドウが出てきた。

 このゲームオリジナルの種族もいるそうだが、俺はそんなもんには興味はない。俺の目的は……。


「いたっ!!」

『?……何がですか?』

 

いきなり「いたっ!!」とか叫んだせいか、怪訝な顔をされるがそんなもんは気にしない。


「この子にしてくれ」

『え……!?』


 俺が指を指したのは妖精の中でも最もバランスが良く強いと言われている種族、ヴァルキリーだ。俺は元からこの子と絶対にこの世界を共にしたいと、思っていた。


『で、でもこれじゃポイントが半分も無くなりますよ?』

「良いんだよ。次、スキルな?」

『は、はい』

「さってと……」


 俺はスキル表を見て唸る。スキルがかなり多い。その中でもいらないものがあったり、かなり有用なものがあったりするから簡単には決められない。それでも情報で伝わって来たあるスキルは絶対にいれる。

あ、ちなみにポイントは100な?


「まず、自己再生スキル」

『はい、取りました』

「あと、これとこれ。魔法バリアと、ダメージ軽減(中)」

『はい』

「あとはのんびり見て決めるから、他のことやってて良いよ」

『はぁ』


 サリアさんが他の作業を始めた所でスキル選定に戻る。

 つか無詠唱とかもあるな。ヴァルキリーなのに。


「すいませんサリアさん、ヴァルキリーって魔法使えるんですか?」


 俺が問うと、サリアさんは作業をピタリと止めて口を開いた。


『ヴァルキリーは身体強化の魔法を使います。普通の魔法も中級魔法まで使えますし、ここだけの話、レベルさえ上がれば、上級魔法も使えます』

「へぇ……じゃ無詠唱っていれると強いかな?」

『はい。中々相性の良いスキルですね。無詠唱なら身体強化も一瞬で出来ますし』

「よし。これとるよ」

『畏まりました』

「あとこれもMPドレインってやつ。物理攻撃でそのダメージの幾分かを吸収できるって便利過ぎだろ」

『はい』


 スキルはこのくらいにして、そろそろステータスを強化することにする。

 残りポイントは。まだまだ全然余ってるじゃん。

 ステータス表示、と。


ヴァルキリー(仮)


Lv1

種族ヴァルキリー

HP5000

MANA190

STR200

DEF140

INT100

DEX150

VIT150

スキル

自己再生 魔法バリア ダメージ軽減中 MPドレイン 無詠唱


「おぉ。なんかすげぇ……ってかサリアさん、名前んとこさ、ヴァルキリー(仮)とかなってるけど」

『それは彼方の世界へ入った時に名前を付けてもらうからです。そのままで良いという方ならヴァルキリーのままで、自分が好きな名前を与えたい人はその名前を付けて頂きます。貴方方が生きる世界はこちらではないかもしれません、ですが、私達の世界はこちらしかないので、それをふまえて、ちゃんとした名前を付けてあげて下さい』

「言われなくてもそうするよ」

『次は流石にカズマ様自身の種族などを決めませんか?』

「あぁ。そうだな」


 つっても残り28ポイントしかねぇけど、どうしようかな。


「プレイヤーの種族は何があんの?」

『まず代表的な三種族は人間、エルフ、巨人族ですね。また希少な種族となると、龍人族や、吸血鬼、がございますが、こちらを取ってしまいますと、少々ポイントが足りなくなるかと』

「いや。悪いけど聞いてみただけだよ。やっぱ俺自身は人間で良いや。スキル見せてくれ」

『はい』


 スキルウィンドウが出る。おお……プレイヤーでも多いのな。ポイントは妖精と一緒か。これなら……まぁ無詠唱は入れるとして、お、幸運とかあるな。じゃあ幸運も入れて、と。幸運やべぇポイント大分持ってかれた。

 現在無詠唱、幸運とで13ポイント。ちなみに種族は人間を選んだため、ポイントは使用されなかった。

 で、残り15ポイントはどうしようかね。あ。鑑定は必要だな。これで1ポイント。あとは、SP中上昇で6ポイント……索敵スキルに4ポイント、危険察知スキルで4ポイントだな。


「出来たよ」

『はい。一応お聞きしますが、容姿は変えなくてもよろしいですか?』

「だいじょーぶ!俺はイケメンだし」

『そうですか。スキルは本当にそれでよろしいですか?』

「そう言われるとちょっと揺れる俺なんだけど、これで大丈夫だよ」

『わかりました。では、ごゆっくりお楽しみください』

「おう!」


 俺の視界は真っ暗になり、次に目を開いた時には––––。



読んで頂きありがとうございます!

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