あなたは
掲載日:2025/09/22
初投稿です。
「水が美味いね。」
そう、あなたは言った。
テーブルの上には、あなた好みに少し長めに茹でられたそうめんと、二つのグラス。
「水いる?」
自分のグラスに注ぐついでに尋ねる。
「ありがとう。貰うよ。」
私を見て答えるあなたの顔は笑っていた。
その笑顔に、なぜか言葉を返すのが遅れてしまう。
もう九月だというのに、窓の外からは蝉の声が一斉に押し寄せてくる。
私はテレビの音量を少し上げ、グラスの中の冷えた水道水を飲み干した。
初投稿です。
どのようなことを思い、書いたのかは読者皆さんの想像により、さまざまだと思います。
そこを楽しんでいただけたらと思っております。




