第42話 頂上に居座るもの
これまでの、勇者るぜ!(という名の尺稼ぎコーナー)
前回の話見ろ。
ほんへ
「イカサマって、そんな事してるってなんで分かるんだ?しかも自分じゃなく、相手のサイコロで。」
「確かにイカサマは無理だ。"本来なら"」
「本来…?」
「ああ、普通の人間ならそんなズルまず無理だ。賽を全て456にするとかしないと無理だ。」
「おい待て」
「なんだ?」
「本来の意味を聞いているんだが」
ははーん。さてはバカだな?
「んでズルってなによ」
「それはだな…」
「勇者、早くやってくれよ。ワシゃ待ちくたびれたよ」
「待ちくたびれるの早いな」
「仲間の一人が破産した今、あとはお前にかかっている。犬の借金分をワシに勝って取り返さなきりゃならん」
「一ついいか?」
「なんじゃ?」
「この展開長くなると読者が飽きるから手短に話してくれ」
「読者…?」
老人はすこし考えてからこう言った。
「ええで!(煽るピエロボイス)」
---振るよ---
「じゃあ俺の一投目だ」
勇者、賽を振る!
高くから落とされた賽は、茶碗を回る!
勇者たちのこれからの存続を賭けた、一戦!そこで!
カラァン!
賽が飛ぶ!茶碗から飛ぶ!勇者が強く落としたせいか?
だが、賽は茶碗の中へ飛び込もうとしている!丸みを帯びた茶碗だったため、飛んで行った賽は、皿の上側と同じ軌道に乗るのだ!すなわち、賽が茶碗から飛び出す、『ションベン』はありえない!
ところが!
ガシャゴォォォン!
なんと、賽が急速に落下し、茶碗から落ちた!それも、普通ならまず出ない落下スピードで、地面を削り取って落ちた!
「勇者君、ちょっと君賽を落とす力強すぎだよ。もっとゆっくりめに…」
ジジイがそう言いかけたところで勇者が大きく言った。
「なら!お望み通りもっとゆっくり落としてやるよ
もっとも、落ちるのは賽だけじゃない。」
「はぁ?」
「お前も地の底に落ちるんだ。」
何週間かかってんだろうね




