34/40
第34話 滅されしもの
「焼肉、いる?」
「それ幻覚ウキ」
「あのねぇ、魔力石もう全部見えてるのに敵が攻めてこないから凄い暇なのよ」
「現状説明どうも」
「大体この鮭の皮おじさんはいつになったら買えるんですかね…?」
「あぁん?誰が鮭の皮おじさんだって!?あぁん!?」
「どうどう」
「せだ!あぁん!?で、思い出したんだけど…」
「どんなとこで思い出してるウキ…」
勇者は、背負っていたバッグを下ろした。
「なんかね、そこらで変な札を拾ったのよ。」
「金?」
「札ウキ」
勇者が出したのは、『無天』と書かれた札だった。
「なにこれ?無天だぁ?」
「中二病みたいな名前ウキ」
「とりあえず食うか」
「なぜに」




