【ツッコミ】嫉妬のやり場
まず、この作品を書いたとき。
いつも使っているパソコンが無くて、執筆が出来ない状態だったのですが、ある日急にネタが浮かんできて慣れないスマホで執筆した記憶があります。
当時は嫉妬なんてそれ程実感していなかったんですよ……今は嫉妬しかしてないのですが、あの頃は嫉妬とは結構無関係だったりして、何で思いついたんだろうなーと未だに思っています。
考えられる原因はどこかの小説で嫉妬について書かれてた……ですかね。
曖昧な記憶なんですよね。
さて、いきなり父親に嫉妬を咎められるシーンから書き出していますが。
まず、「あの子」について語るシーンであの子に関して詳しく描写していない気がするんですよ。
例えば、「私」の妹だ、とか。どれほど力がかけ離れているのか、とか。そんな詳しい描写がない中で私の気持ちを書いているのでこれじゃあ読み手が感情移入しづらいか?と思ってしまいます。
それに、父の横暴さが何でこうなった(笑)
反省部屋……牢屋、とか鬼畜すぎないか!!?? どっからこんな発想出たんだ……恐ろしい。
そこで思い出したのが、「ああ『私』が嫉妬のあまり、妹になんかしちゃって、それでお父さんが怒っちゃって牢屋に入れることにしたんだ! 牢屋に入れるまでの危険人物だってわかったんだ!」ということなのですが、それを書いてないんですよね……。書いてないからこそいきなり牢屋に入って「え、お父さん何してんの!?」状態。
一年前の私にこう言いたいです。
「勢いが止まらなくてこうなっちゃうのはわかるけど、せめて見直して詳しく書こうね?」と。
見つけたときに、修正しょうかと思いましたが、これはこれのままで反面教師として面白いのではないか、と上げさせていただきました。
そこで、いきなり「私」が嫉妬するのにも疲れ無気力になります。
ここの描写。あっさりし過ぎではないかと思っています。
最初、妹への嫉妬についてあれだけ長く書いたくせに、この一番大切な心情変化をズバって書いて終わりとかもったいなさすぎる!
しかも、「カノンが悪いのよ」から「私が悪いのよ」の間に何かを入れたほうがわかりやすいかなーと。
いきなり自分が悪いと気づいてしまう心の変化が抽象化すぎて漠然としていますね。
相当過去の自分はせっかちで表現描写をサボって突っ走る人だったのでしょう(今も変わらないですw)
それに、なんでいきなり羽ペンが転がってるの!!?? なんでノートあったの!!?? と思わず突っ込んでしまいました。
え、主人公に都合の良すぎる牢屋だな、それ(笑)
せめて、そのノートのあった理由付けがほしかったですね。これがまた難しいのですが……。
例えば、父親が主人公がアウトプットすることを狙って、ノートを置いといてくれた(とわかる描写)を書くとか。そうなると、父親が良い人に見えてきます……。描写一つで変わるんだな(笑)
最後の場面、描写も説明もないので「?」が浮かぶと思うんですよ。はい、描写詳しく描けって言ってんだろうが、過去の自分!(笑)
ここで、やっとカノンが妹ということが「お姉様」ということからわかるのですが、カノンの心情描写が今度は淡白すぎて戸惑いますね。
お姉様に対する心情もあっさりしすぎですし、いくら妹が冷徹だからって、姉妹でこれはないだろう、と。無関心なら無関心なりの描写をすればいいのに、それが下手くそです……。
その上、追放されたって軽々しく言うなよ!!?? と。しかも噂話が悪評だからだ、という説明。もっと詳しく!
「お姉様のせいで国王家に対する評判が下がったからだ」ぐらい説明してくれればまだわかりやすいものを……。あ、国王家という設定書いてなかった。
お姉様とのさよならシーンもいきなりすぎるし、心情描写も少ないし皆様戸惑われたと思います……すみませぬ……。
ただ、姉が最後嫉妬に対しての関わり方を見つけたのは個人的に好きなところです。好きでなければ書きません(笑)
ただ、そんな心情を描く文章が少なすぎるので、一番大切な考えが皆様に伝わっていないのですが……。
補足しておきますと、姉が嫉妬して人を傷つけても意味がないと気づいて、妬みがあっても、ぶつけずに、追放された先でのんびり楽しくやっていこう、という感じのラストなんですよ。
今更、妹との関係や自分に対する評価は戻せないけれど、これからは作っていけるという意味で「今更戻せないから、これから、ね」と締めくくったのですが、絶対分かりづらかったですよね……。
詳しい描写もないですし読み手側からしたら戸惑いのまま終わると思います……。
反省です……。
というわけで、こうして突っ込んでみると学べるものが色々あるんですね。
これからも気まぐれにやっていこうかな(笑)
今回学んだこと。
とりあえず、状況描写と心情描写を詳しく描け! 読み手の視点になれ!
「読み手を戸惑わすな!」
ではではまた、気まぐれに次回会いましょう〜!