世界
そんな感じで決心をつけた後この世界を知るために散策しに行くことにした。
僕のすんでいる町は普通に暮らしているような人たちだ。
近くには屋台や居酒屋っぽいものがある。
道を少し下っていくとホームレスがすむような町がある。
この世界での人々の暮らしている町はわかりやすい。
階級が上にいくほど家も上にあるみたいだ。
そして、頂上には城がある。
この国の王様がすんでいるのだろう。
しかし、なぜ僕はこの世界に転生させられた?
国は基本的には安定しているように見える。
ただ1つだけ前と違うのはこの世では魔法が使えると言うことだ。
移動手段は車ではなく馬車や地竜など。
種族としては人間やエルフ、獣人など様々だが見た感じ差別などはない。
むしろ、前の世界よりもそこら辺は平和だ。
基本的な調査は終わったしそろそろ家にもどって職業でも探そうと思った時にふと目に入った。
『冒険者募集中!!詳しくはギルドまで!』
その瞬間、体に電撃が走った。
「これだ!!俺が求めていたものは!!」
道を歩いていた人に聞くとすぐに場所を教えてくれた。
その場所まで走っていった。
普通なら息切れするところだが、そんなことはない。
それどころか気持ちよく感じるぐらいだ。
やはり神様的なやつは力を与えてくれていた。
ギルドに入ると中は冒険者で溢れていた。
案の定、昼から酒を飲んでいるやつがいた。
しかも木のジョッキでだ。
冒険者の登録は簡単にすんだ。
生年月日と名前そして住所だけですんだ。
その後カードを渡された。
そのカードは冒険者の証で、とても重要らしい。
そのカードに、討伐したモンスターや自分のステータスや依頼が入ってくるらしい。
依頼については、冒険者としての名を上げれば上げるほど上層階級の人たちから個人宛に入るらしい。
そして、嫌な場合は拒否もできるらしい。
ギルドの受け付けのお姉さんが言っていたのは、まず始めはリトルドラゴンを倒してレベル上げをしたら言いと言っていた。
ドラゴンといえば強そうに思えるがトカゲのちょっとでかい版だと言っていた。
それなら俺にも出来ると思い、いざ出発しようと思ったが装備を整えなければならない事に気がついた。
装備を整えるために働く事を決意し日雇いの作業を3日連続でした。
お金が溜まり装備を買い揃えた。
武器は短剣、防具は身軽に動ける胸当てにした。
いざ、町の外に出るとモンスターに思った程出会わない。
リトルドラゴンもまだ1体しか討伐していない。
と思った時ふと暗くなった。
上を見るとドラゴンがいる。
ギルドのお姉さんは『リトルドラゴンは弱いが翼竜には気を付けて』と言っていた。
あれ、これやばくね?と思って走って逃げたしたが遅かった。
ドン!!と音ともに地響きがしたと思ったら目の前に翼竜がいた。
その瞬間、死を覚悟した。
どうせ死ぬなら翼竜に1発でも攻撃をと思い目をつむり大声をあげて向かっていった。
すると、次の瞬間翼竜が真っ二つに割れていた。