ねぇ、大人の皆さん。平和な世界の作り方を教えてください。
「どうやったら、平和な世界を作れるの?」
小学生の時に平和学習を通して戦争の愚かさと怖さを『習った』ときから、そんな疑問が生まれていた。
そして、僕は親や先生、親戚の人達、また初詣の時に神様にも聞いた。
大人たちは「今がその平和な世界なんだよ?」優しく微笑みながら言ってくれた。
そして「そうなんだ!だったら安心だね!」と僕も笑顔で返事した。
しかし、これは『嘘』だと知るのは決して遅くはなかった。
なぜなら、現実が丁寧にやってきてくれたからだ。
クラスメイトに陰口を叩かれ。
夢を否定され。
バカにされたりした。
僕はこの時から『平和な世界』というの疑問を持ち始めた。
まぁ、悪口を言われたりするようだったら。出来る限り自分で治そうとかしたら良いと自己完結をしてみたら。
今度は、社会が丁寧に教えてくれた。
格差が広がり。
経済は悪化し。
若者の自殺するは年々増えてる。
内戦や戦争は世界中で起きている。
病気で苦しんでる人がいる。
食べ物が無くて飢えてる人がいる。
環境が汚染されてる。
何もかも嘘で塗り固められた情報が出回ってる。
本当にこの世界が、平和なんだろうか?
ついに、この疑問は大きな不信感に変わっていた。
僕たちは、平和な世界を見せられてるだけで、本当の平和な世界を見ていないのじゃないか?
というか、
「平和な世界」とは一体何なんだろうか?
戦争が起きない世界か?
誰もが笑いあえる世界か?
誰もが夢を笑顔で語り合える世界か?
誰もが他人を思いやる世界か?
誰もが綺麗な事を言い、善良な行いをする世界か?
ああ。解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない『どんだけ考えても。』解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない『どれだけ悩んでも。』解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない『思考の波に流されても。』解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らな『いいや。』解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らな解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らない解らな『もう気付いている。』解らな解らない解らない解らない解らない解らな解らない解らない解らない解らない解らな解らない解らない解らない解らない解らな解らない解らない解らない解らない『そんなモノは無いってことを。』解った。
ただ、僕はそれを信じたくなかっただけだ。
もし、それを信じたら。
昔の僕を。『平和な世界を信じていた』僕を否定して殺してしまいそうだからだ。
だから。僕はこの歳になってもう一度。
間違えに気付いて泣きそうな顔をする小学生のように。
もう一度問いたい。
「ねぇ。大人の皆さん。平和な世界の作り方を教えてください。」