転生日記13
ちょっとカオスっぽくなってきましたね。
【十九日目】朝
俺はどんな顔をしていただろうか。多分、口を大きく開けて驚いていただろう。銃らしきものを構えてゴブリンリーダーが俺を待っているからだ。さらに俺に銃口を向けて。
『こ、こんにちは。それは危険なものですね…とりあえず下に向けていただけるとありがたいのですが』
前と雰囲気が違う人に、ドアを開けるといきなり銃口を向けられているのだ。驚かない訳が無い。
それを見たゴブリンリーダーは銃口を下げ、ニヤっと笑う。
『お前は、日本人か?』
久しぶりの日本語だ。やはり日本人なのか。
どこかこの声に聞き覚えがある。誰だっけな…
まあとりあえず俺が日本人ということを教える。声についてもわかるかもしれないし。
『はい、確かに私は日本人です。私の名前は渋沢光一という名前です。私はあなたの声に聞き覚えがあります。あなたは私を知っていますか?』
有名人だったかな、いや身近な人だったかも。考えれば考えるほどよくわからない。
ゴブリンリーダーが俺を連れてきたゴブリンを下げる。
『お疲れ様、もういいぞ』
ゴブリンはドアを閉めて、俺とゴブリンリーダーを部屋に残す。
ゴブリンリーダーが椅子に座れと手を招く。
ちょっと怖いけど大丈夫だよね。多分。
『俺の名前は長瀬唯斗、俺の声に聞き覚えがあると言ったがここの世界と向こうの世界では声が違うと思うんだが。俺はお前の事を知らない。すまない。あと俺のことはサリーと呼んでほしい』
そうでした。すっかり忘れてたけど、俺も声が違うんだよね。
『すいません。私の勘違いです。あ、ちなみに私はマクと呼んでください。今日は情報交換をしたいと思うのですが』
サリーはテーブルに頬杖を付き
『ああ、俺も情報交換をしたかった。お前が転生してきたと聞いて正直嬉しかった。仲間がいるというのは心強いし。あと今まで生きた気がしなかったんだ』
と言った。
ずいぶん苦労したようだな。毎日ゴブリンに囲まれてたら、俺も生きた気がしなかっただろう。
『まずは向こうの世界とは違う事について私から知っている範囲でお教えします。この世界にはモンスターがいて魔法が使えることはご存知ですよね?向こうの世界ではありえないことばかり起きています。他にも違っている事はありますが、大体はこれぐらいかと』
サリーは魔法について知らなかったらしく、頷きながら話しを聞いていた。
『俺は特に何も知らないな。人間とモンスターは永遠の宿敵らしかったがお前のおかげで盟友になれた。改めて御礼を言わせてくれ。ありがとう』
なんか恥ずかしいな。素直にありがとうと言われた事はあまりないからな。
『いえいえ、こちらこそありがとうございます。次に貿易についてですが……』
と一時間ぐらいで話しはまとまった。部屋から出るときに銃について聞いてみると、木を彫って作ったらしい。完成度が高いと褒めると喜んでいた。
今日はゴブリンの巣で一泊することにした。テイルもペナも嫌がっていたが、渋々泊まることに承諾した。森に泊まったら襲われるし。少しだけならゴブリンとも仲良くなったらしいし。
そして夜になり、事件は起こる。狼の軍団が巣に押し寄せてきたのだ。
ゴブリンリーダーの性格が変わったような気がする。
変な書き方してるからなー




