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線香花火  作者: 勝成
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肝試し

確かあれは僕が高校3年の時の夏休み。

想い出作りと言う設定で行われたのは旧校舎での肝試し大会。

もちろん参加者はたったの4名。

吉松ヨシマツ 日向ヒナタ(僕)

杉山スギヤマ 雄也ユウヤ

橋本ハシモト 真也シンヤ

黒川クロカワ アカネ


4人とも小学生の時から同じクラスでとても仲良く馬鹿なことにもクビを突っ込んできた仲だ。

あまり乗り気ではないが雄也の計画だし渋々今回の大会が開催された。


今回のステージは旧校舎。

僕らの通う高校の真裏にあり何故だかまだ取り壊されていなく見た感じは凄く古く汚いが中は当時のままだと聞いたことがある。

そこには、様々な都市伝説を聞くが僕らの狙いは「切り裂きババァー」。

どうやら旧校舎が建つ更に前、戦時で亡くなった市民の遺体置き場だったと言う噂があり、人の肉を食って生き延びてた老婆の幽霊が今でもうろついているらしい。


この話はこの地元ではかなり有名な話で見たことがあると言う奴らも結構いる。

まぁ、本当か嘘かは置いといて。


幸いなことに僕は基本的に見えないものは信じないタイプだが学校から見える旧校舎には少し興味があったことはここだけの秘密にしよう。


さて、26時45分。

4人で旧校舎の校門前に到着。

懐中電灯を照らし旧校舎の一階、二階と順番に照らし門を潜り抜けた。


玄関ホール入り口には鍵が掛かっていた為、噂に聞く二階へ繋がる非常階段を上がり二階から入ることにした。

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