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星を見に行こう




その話をしてから一日が経った。


今日も、彼を歩道橋に送り届けた後いつもと同じ、私は町を散歩する。


今日も、空は晴れている。雲ひとつない


私は、いつもと同じ、目的もなく町を徘徊する。


角を曲がり角を曲がる。横断歩道を越え、歩道橋を越える。


足を止めることはない。けっして


公園に行き、丘を登る、木の根に腰を下ろし木々の隙間から漏れる陽が目を覆う。


私の、私の平凡で平穏な日常が。壊れ始めている


あの日から、私は何もいらなかった。彼以外。


彼は私のことを守ってくれると言ってくれた。


ただ私は、それだけでよかった。


それだけがよかった。


向こうの、青かった空は鈍色に染まり始めている。


大地は赤く染まり、鈍色の空に揺らめく。


戦争だ





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