003
君のいない昼間は心が落ち着かない。
心配なんだ。
一人の君はどうしようもないくらい小さくて、儚い。
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君が、『学校』に行ってしまっている間、私は一人だ。
太陽は、まだ東の空45度程度。
暇だ。
ふむ、どうしようか。
まあ、そんな事を考えてもできる事などひとつしかないのだけどね。
お金も無いし、こんな時間から遊べる友達もいない。というか友達がいたとしても皆、君の様に学校なのだが。
そんな、私にできる事なんて、この平凡な街をぶらりと歩き回る事くらいだよ。
見慣れた街を目的もなくただ歩き回る。
雲1つ無い快晴。
3つ目の角を右、その次左。
前を向き、ひたすら歩き続ける。
その角を曲がり終え、私の目の前に大きな草原が広がる。
『若草台公園』
皆は、大草原公園と呼んでいたりする。
私はその若草台公園。通称:大草原公園に足を進めていった。
ところで、何故皆はこの公園を大草原公園なんて呼ぶのだろうか。
『若草台公園』
『大草原公園』
文字数が一緒で別に略している訳では無い。今度、彼に聞いてみよう。そんな疑問を彼との話題にしようと目論み、また、目的も無く草原に造られた道を歩いていく。
その造られた道を歩いていくと私の目の前にひとつ丘が現れた。だが、別に驚きもしない。お金も無いし友達もいない時間を持て余した私は、ただ散歩する事しかできない。その中で発見した一つの景色でしかないのだから。
私はその、小さいのか大きいのか分からない(私はこの丘しか見た事ないので)丘に足を進めていく。丘の頂上には一本の木が生えている。
丘の頂上まで登り、木の根元に腰掛ける。
さわやかな風が頬を撫でる時
春
それは希望―
なぜそんな事を急に考えたのか?、聞かないでほしい。なぜなら、私が一番疑問に思っているから。
冷たい冬の風が私の頬を流れてゆく。
陽の高さは90度。もう、お昼時である。
冬は、陽が短い。
さっきまで朝だったというのに、あっという間だなぁ。
そんな、事を考えていても時間が止まるわけでは無い。正直言うと、私的には早く夕方になってほしい。彼に早く会いたい。
だがしかし、いくら思っても時間は進まない。
そうだな、今日は君もいる事だ。
そんな今日は、彼との出会い噺を君に聞かせてあげよう。
どうも、はじめまして日光介です。
挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。
でも、挨拶といってもこれと言って言う事も無いのですけど。
何か、喋りたいのですけどね...っあ!
そういえば今日、友人に、
「廃人ぶってる」
と、言われてしまいました。
どこら辺が廃人ぶってるのか一般人の私に120文字程度で答えてほしいそんな日光介です。
まあ、そんな御託はどうでもいいとして、この小説をよろしくお願いいたします。