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7/20

⑦レベアゲでもするかぁ・・・

感想がほしい・・・あ、いやカントリーマームも欲しい・・・

顔に朝日が射すのを感じる。どうやら昨日は飯を食べずにそのまま寝てしまったらしい・・・


「腹減ったなぁ・・・」


ベットから重い体を起こしクローゼットを開け鎌を取り背中に担ぎ階段を下り下の食堂に向かった。どうやら呪われている装備というのはアイテムボックスの中には入れられないが自分の半径7m程度なら離れても平気なようだ。


「あら、やっとおきたのかい朝ご飯は3つメニューがあるけどどうするかい?」


食堂でなにか調理しているおばちゃんが俺が来たことに気づき声をかけてきた。


「どんなのがありますか?」


「そこのテーブルにメニューが置いてあるから決まったら私にいいな、ちなみにお勧めはチコラッタのステーキセットだよ!」


「じゃぁそれでお願いします」

「はいよ!1200cだけどサービスで1000cでいいよ!」


「ありがとう」


軽く笑って返事をし、一番端の二人用の四角い木でできたテーブルに座った。周りを見回すとまだ4~5人程度しかいなかった。時計を見るとまだ5:50分だから皆まだ寝ているのであろう。


料理が届くまでの間掲示板を見ることにした。

「(メニューオープン・掲示板)」


手から出る四角い光の板にいろいろなスレがでてくる、俗に言う現実での掲示板のようなものだ、




クロック攻略スレ1


1:くりまつり

攻略情報についておしえあおー

後いい狩り場等の攻略系のこともバンバンだしちゃってね!



2:てる

1乙  今のところの確認モンスター始まりの森

チコラット  ホワイトホース  ブルー・レッド・グリーン・ゼリー


後ボスっぽいのででかい鶏みたいなの



3:ルチャン

一時の塔発見始まりの森のh-4地点

メイジ1・ウォーリ2・アコライト1で入ってみたところ2階で死

敵は1階がブルーゼリーの集団2階がレッドゼリー魔法使ってくるから気をつけて



4:ワンダフル☆

森にすげぇながい斬路が開いてんだけど・・・




5:ペースメイク

>>4 俺も見たなんか地面が微妙に腐ってた



6:メルト

塔3階まで確認、3階で緑のゼリー合体して削りきれなくておわこん




7:ラック

塔の経験知は階層をクリアしないと貰えないみたい

1階を往復が今のところ一番効率いいかも



8:ぴぃちゃん

>>7 一階に一番いい構成よろ



9:ペンギン侍

ウォリ2とアコライト1でヒール頼りに特攻すればおk



10:ぴぃちゃん

>>9ありりー


11:ラック

塔攻略終了きたぁぁぁぁぁぁぁ!!!



12:みっくる

きたこれ!



13:山ちゃん

つうかあんまスレ賑わってないな



14:メルト

倒したのだれ!?詳細よろ



15:くろわっさん

今最初の始まりの塔の一の扉で待機してる



16:ちびみるか

>>13まだスレ見るほど安定してないからでしょ



17:ワンダフル☆

いきなり扉あいたよ!?どうなってんの!?

姿消すハイドってスキルあるけど12で全部それにつぎ込んでも

3秒限界で移動できれるようなもんだよ!?



18:muっと○

姿消すのに全部つぎ込んだって・・・

のぞきでもしたかったのか?・・・



19:おーでる

新しい職発見みっけてたらごめん

ウィーザード・メイジlv12でなれた

スキル構成をちゃんと職にあった魔法系にして魔法撃ちまくるが取得条件かな

職ボーナスは魔法攻撃力UPだった



20:ラック

なんか町にどうみても初級装備じゃない

禍々しい鎌と妖しいコート着た奴がいるww


21:くろわっさん

おい>>20

俺こっそり見てたんだがあいつ門の下で2人チンピラに絡まれて・・・

そいつをありえない速度でぶった切ってたぞ・・・

しかも斬られた奴毛穴から血噴き出して肌が赤黒くなってゾンビになって死んでたぞ・・・

もう一人のほうはどうなったかしらん、全力で逃げた。



22:メルト

森の斬り後でそいつじゃないの?

つうかpk・・・こわ・・・



23:ペンギン侍

そもそも始まって一日であんな武器手に入れられるってどんな廃人だよw


etc....

□□□


「あー・・・うそだぁ・・・うん、きっと俺以外にも鎌持った奴がいたはず・・・」


「はいっおまちぃ」


頭を抱えて唸っていたところにおばちゃんがまだ熱気を放っているステーキを持ってきた。

「おっうまそう!」

「うまそうじゃなくてうまいのさ!」


いただきますと小さく言い食べ始めた、肉は柔らかく付け合わせの野菜も甘くすばらしい出来だった。あまりのおいしさと腹が減っていたのもあり7分程度で食べきってしまった、カウンターに向かいおばちゃんにおいしかったですと伝え代金を払い宿からでた、


◆◆◆


宿から出ると5~6人ほどの集団が歩いていた、たぶんptでこれから狩りにでもいくのであろう、ん・・・なんかこっちみてお前いってこいよっとかやだよ超怖いじゃんとかいってね?・・・


「あ、あの・・・塔攻略したのってあなたですか?」


恐らくじゃんけんで負けたのか知らないがすごい怖がりながら近づいてきた。


「しらない」


シュン-----ばれて有名になりたくないので一瞬でその場から加速し町の外に向かおうと駆けだした、するとさっきの集団の中にはいなかった奴が俺の横を並んで走ってきた、


「なっおい俺の速度についてくるだと!?」


「あははー」

信じられねぇっ俺はネタ武器のおかげでクロック最速の座をもっているはずだっ、けどなんだあいつの速度はっ同じ、いやちがう俺よりも早いっどうなってやがるっしかも後ろ向きで走るだと・・・


「負けてたまるかぁぁぁぁ!!」



シュンッ--シュン---シュン----シュン-----


シュン------シュン----------


北の大通りから町の外へ続く門へと向けてプライドと意地の戦いが始まる、俺が前を向き前傾になり加速していくのに対しあいつは後ろ向きでポッケに手を入れたまま地面を蹴って加速していく。周りの人達の視線はこのさいどうでもいいっとにかくこいつに勝つっ


さらに加速していく、だが俺の加速の勢いよりもさらに早くあいつは加速していく、やばいっこのままじゃ負けるっ


門まであと10メートルッ9-----8-----7---6--5--4--3-2-1,0


門の下を最高加速で振りきり10mほど速度を落としながら止まった、


「よしっ勝った!」


「ちょまてお前何もんだ!?」


横に並んで走っていたのは狐の面を被り黒く関節部が鎖で繋げられている軽鎧を着た女?だった


「わたし?わたしはあれだよえっと・・・あなたに塔先に攻略されちゃったかわいそうな少女さ!」

「どういう意味だ?」

「いやぁボスを後一回ければクリアだった瞬間クリアの放送がなっちゃってね!後なんでわたしがあなたが攻略したってしってるかはおっちゃんとの会話さりげなく聞いてた!」


・・・はい?どうなってんだこれ?・・・後こいつの速度からしてトッププレイヤーなのは間違いないがさりげなく聞いてたって・・・


「わけわかんねぇけどなんの用があって俺を追いかけたんだ?」


「よく聞いてくれたね!ちょっと一緒にptでもくまないかと思い声をかけたのさ!」


「断る、」


「はひ?」


だってそりゃぁそうだろ・・・下手にpt組んで武器のことがばれて目立つのはやだし・・


「そもそもお前あの塔一人でクリア目前まで行けたんだからレベアゲなんて一人でできるだろ」


「いやぁそうなんだけど・・・あれだよわたしまだ誰も知らないマップ知ってるんだよ!興味ないのかい!?」


「どんなエリアなんだ?」

「そりゃぁpt組んでくれたら案内しちゃうよ!すごい効率いいmobばっかだよ!」


うーん・・・どうするか効率こいつしかしらない狩り場っては俺には大分ありがたいが・・・どうするかなぁ・・・ん?


【pt要請が来ています・狐ちゃんシーフlv21 pt@1】


(ok)


「ありがとーーー!」

「あっ・・・まぁいいや・・・」


間違えてptボタンを押してしまいptを組む羽目になってしまったがまぁいいか・・・


「じゃぁ案内するね!」

「あぁ・・・たのむよ」


森の中を走り抜けていくさっきの競争とは違って速度はだいぶ遅い、それでも普通の奴らの全力疾走の2倍はでてるだろう。あいもかわらず狐の奴は後ろ向きで地面を蹴りながら走っている・・・


「なぁなんでそんな変な走り方なんだ?」

「ふふそれは企業秘密さ!バックステップを使えるようになる装備を揃えスキルをバックステップだけ強化しまくって一回のバクステで8回ぶんの距離速度脚力UPをだせるなんて秘密さ!」

「なんつぅかなんでお前そんなスキルにしたんだ・・・」

「まぁ私の事はいいからところで君のその鎌って一体どんな性能なんだい?」

「これか?これは装備すると全部のデバフがかかりさらにそれの進行速度がすごい増えるネタ武器だ」

「ほうほー」


あっやべぇ・・・言っちゃった・・・まぁいいかもうごまかせないしこいつならなんか言ってもいいような気がしてきた。


「なんで君はそれを装備できるんだい?」

「お前のパッシブポイントいくつだった?」

「へ?21だったけど?」

「おれは100あったそんで全部使ってデバフ無効にした」

「ひゃ・・・ひゃくぅぅ!?」


やっぱ100ってのは異常らしい


「つうかお前後ろ向きで走って木とかに当たらないの?」


「だめだよっそんなこと言うとフラグ立っちゃうから!」


「はいはい・・・ところでお前の名前なんて言うんだ?」


「あぁ自己しょーかいまだだったね!ptとかの表示名狐ちゃんで正式が忍狐っていうんだ!狐でいいよ!」


「俺はチクタクでptとかの設定はまだしてないから適当にチクでもチクタクでも呼んでくれ」


「おしっチクあとちょっとだぜ!」


「適応はやっ」


適当なやりとりをしながら走っていく木の隙間から草原が見えた、ここが狐の言ってた狩り場なのかな?


「すとっぷっ」


「あっあぁ」


狐に制され急停止した前を見ると3mはありそうな斧を持った蜥蜴人間がいた、鑑定をしてみるとレプティウォーリァーというらしい。狐が小声で言ってくる


「(私が最初に30体ほどヘイトもってくるからその集団にカマイタチみたいなのお願い)」

「(30体ってっお前平気なのか?)」

「(私は平気だからあの森に斬路を開けた時の技の準備頼むよ)」


了解と狐に言うと軽く飛び動作を確認して後ろ向きで蜥蜴に接近体を無理やり捻り横蹴りっ蜥蜴が怒り狐に向かって斧を振りおろした、だがそこにはもう狐はいず奥のほうに走っていったそれを蜥蜴が追いかける、あぁこうやって集めたとこに打ち込めばいいのか。


◆◆◆


「まずいなー」


今私の後ろには20体程の蜥蜴の集団がいる、どれも皆杖をもっていたり斧を持っていたりする、それを私めがけて全力で振りおろしてくる・・・まったくもてるってつらいね!蜥蜴達があきらめないよう近くに行ってはまた離れるのを繰り返しながら歩いている蜥蜴達に蹴りを決め込み後ろにどんどんひきつれていく。


「うーん後5体くらい釣ったらもどりますか!」


ちょうどよく6体の群れの蜥蜴を発見し間をすりぬけながら6体すべてに蹴りこみそのままひきつれている30~35体をまたすべて蹴り直す、こうしないと蜥蜴達の怒りがおさまってしまうからだ。


「よーしっじゃぁ全速力でもどりますか!」


今まではバックステップを2回同時発動だったのを最高速の8回同時発動を使い一気にチクのところへ戻る。


「おまたせ!」


◆◆◆


「ん?後ろに蜥蜴がいないが?」


「あぁあと30秒程度したらくるよ!」


「了解っと」


「(グルーミエフェクト)」


鎌に黒いオーラが纏わりつく。


「おーなんかさらに禍々しく・・・」


「触ると肉が腐って毛穴から血が噴き出してやばいことになっからきをつけろよ」


「ひっ」


一瞬でバックステップし5mほど距離をおいた・・・

すると狐が来たところの後ろから足音が聞こえる。


「ずいぶん多いなー」


「まぁ全部釣ってきたしね!」


「おっけーあれを全部殲滅すればいんだろ」


「まかせたぜちく!」


姿が確認できた蜥蜴達に向けラムキャドーを放つその時体を無理やり制御し斬撃の方向を扇状にかまいたちが広がるように放つ。ブシュァァ--やグチャリ等といったグロテスクな音が聞こえる・・・黒いカマイタチは鱗を薄く切るだけだったが瘴気を込められているカマイタチなので切り口からどんどんデバフが入り込んでこちらに近ずく前に倒れて光の粒子になっていく。


「やるねぇーチク!」

「あの数の敵を上手くここまで誘導したお前のがすごいよ・・・」

「ん、まだ歩くのが遅めの重装備の蜥蜴が遅れてやってきたよー」

「あいよ」


さきほどの斬撃ですべてオーラを飛ばしてしまったのでまたグルーミーを唱えデレィ時間も終わったのでまたラムキャドーを放つその時黒い斬撃すべてを正面に放つ先程までの蜥蜴とはちがい重装備の蜥蜴5体はすべて一列にならんで整列していたからだ、正面から斬撃をくらい鎧が砕け鱗を貫き4体目まで貫く、ラスト1体はどうやら鎧を砕かれるだけで済んだみたいだ。


「チクー残り一体どうするの?-」

「あれかぁー一度やりたかった事してみる」

「あい!」


俺が前から試したかったこと、それはこれだ!手を残り一体の蜥蜴のほうに向けもう片方の手で持っている鎌の刃の部分を手と鎌の刃蜥蜴と合わせるそしてマジックブラッドを放つ!


手からだされた途端鎌の刃を通り二本に分裂し魔力の塊を毒の瘴気で満たす、蒼白く光る綺麗な色が淀んだ紫色に変わる、そしてそのまま鎧蜥蜴の鎧、いや鎧というよりも首から吊るした鉄板の砕け散ったとこの隙間から腹に突き刺さった瞬間ゾンビみたいになり光の粒子になり消えた。


【レベルアップしました!26→34 鎌を使って一撃で倒した敵の数が一定値を超えたため転職できます。→死神 一定範囲のモンスターを一撃で倒したため転職できます→ウォーロック】


死神ってなんだよッ・・・


「チクいくつになったー?私は31になったよ!」

「おぅおめでと34になったそんでもって後転職がでた」

「転職ってなんだい!?一応私も転職でたからしちゃった!アサシンさ!」

「少しは悩めよ・・・」

「いやぁー候補一つしかなかったしスキルも初期から引き続けられるやつだけだしね!」


四つの初期職とは違い転職するとその職が使えるスキル・装備しか装備できなくなる。あー・・・そういやぁそんなこと書いてあったな・・・まじかマジックブラッド使えねぇじゃん・・・つうか職説明読むとろくでもねぇ職だな・・・


◆◆

死神

暗黒系のスキルを使いこなす・防御力は極端に低いかわりに姿を消し攻撃されにくくしたり素早いうごきで回避することができる。

使用メイン武器・大鎌 使用メイン防具・ローブ・衣・一部の軽鎧

◆◆

メイン武器防具とはその系統の装備をつけると1,2倍の補修が効くというやつだ。

◆◆

ウォーロック

広範囲殲滅系の大魔法を使いこなす・防御力・攻撃力共に極端に低いがそれを補う魔法火力を持つ

使用メイン武器・杖  使用メイン防具・ローブ

◆◆


うぅ・・・もう死神しかないじゃん・・・見た目中二病職中二病・・・泣きたくなってきた・・・


「チクー迷ってるみたいだけどそんなに一杯候補がでたの?」

「いや二つだけどウォーロックと・・・」

「と?」

「(ボソッ死神・・・」

「え?もっかいおねがい」

「死神だよあんちきしょぅぅぅぅぅ!」

「っぷ」

「おいこら笑ったな狐デバフ漬けにすんぞ?」

「だって死神って・・・っぷあははは!決定死神で決定!」

「おっけーうぉーろっくで決定だ」


「くしゅんッ」


メニューでウォーロックをクリックしようとした瞬間くしゃみがでて死神を選択してしまった。


「あぁあぁあぁあぁぁぁぁぁしまったぁぁぁぁ」


「どうしたちく?・・・っぷ」


「死神にしちゃったじゃねぇか・・・」


【転職しました。使用可能スキルで残したいものと転職時レベルによるスキルの取得を確認してください】

グルーミーエフェクト+5(ERROR装備アイテム自動的に選択されます)

ラムキャドー(ERROR装備アイテム自動的に選択されます)

ネッグカット 

マインドサイト



◆◆◆



うーん・・・どうするか、とりあえず町に戻ったら決めるか。


「おい狐ー」

「な、なにー?・・・っぷあはは!!」

「いつかゾンビにしてやっからな・・・」

「っひ勘弁でございます御殿様ッ」

「今日はこれで終わりにするか?」

「んーどっちでもいいよー!」

「じゃぁ一旦戻ろ「ちょっとまった!」

「なんだいきなり!?」


いきなり狐が目をお面をかぶっていてよくわからないがうれしそうに言ってきた


「今日はってことはもしかして固定ptくんでくれるの!?」

「あぁ・・・うーん・・・よろしくな狐!」

「こちらこそよろしくチク!」


クロックで名を轟かせることになるptが作られた瞬間だった。

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