9『新キャラの口調に聞き覚えが有るのか? そうか……』
9話目です
いやー 何だか前回の投稿から時間空いちゃいましたね
無駄に男らしく 言い訳とかはいたしません!
これから精進していきます!
因みに今回新キャラとか出してますが まだいろいろ未定です
んじゃまぁ そんな訳で
9話目です どうぞ!
季節の変わり目って何か無性に哀愁と言うか郷愁と言うか、そんなものを感じてしまいますね。
夏休みの終わり目に鳴き出す日暮の声なんかめちゃくちゃ悲しくなりますよね。どうしようもなく夕陽に向かってに走り出したくなる時があります。
あ、どうも。皆様の心のアイドル兼サンドバッグの俺です。
あっ、今のは冗談ですからマジで殴りに来ないでくださいね。
俺の身体はメタルボディなんであまり殴ったりすんのはお勧めできません。嘘じゃないです。マジです。本気と書いてMAZIです。
あれ? 誰と話してんだ俺……。
そんなカンジに目の前の事象から目を背ける為軽い現実逃避的な思考をしている俺。
最近現実から逃げたくなることが多い気がします。なんだろうね。神様は俺のこと超嫌いなのか? 信じてないけどさ、神様とか。
……とりあえず現在俺の目の前で起きている事象に関しては後々触れていこうと思います。
と、いう訳で、現在俺がいるところは……、
「オペレーションルームなのだよ!」
らしいっす。
さっきまでの部屋に比べれば三倍くらい広い部屋に白衣さんの声が軽く反響する。
「……ふぅん」
部屋を見回しどこかで見たことあるな~、という感想を言う前にぃ。
とりあえずなぜここにいるのかという話をしておこうかな。
つっても簡単な話で、先程までの手術台的なもののある部屋では仲間になった俺に改めて詳しい話をするのに問題があるとのことで、話しやすい部屋があるからちょっと面かせやコラみたいなカンジである。
実に簡単。
そして現在白衣さん曰くのオペレーションルームなる広い部屋に案内されたわけだ。
まぁ、移動らしい移動はしてないんだけども。案内されたというか手術台の部屋の唯一の扉を開けたらここに出ただけだし。
ぱっと見、宇宙世紀でジオンから木馬と呼ばれた白いベースのデッキの中みたいな所である。
この部屋の設計者は例の伝説的なロボットアニメの視聴者だったのだろうか?
本来ブラ〇トさんが座る位置にイスが無かったり窓の代わりに巨大なスクリーンが前面にあったりと所々違いがあるようだが……、にわかファンか?
いやまぁ……、そんなことはわりとどうだって良いのだ。
冒頭で俺が現実逃避をしてた理由、俺にとって今一番の“問題”──もはや“事件”は目の前にあるのだから……。
「白衣さん白衣さん。メタルボディの調子がすこぶる悪いみたいだ。見えちゃいけないものがわりかしハッキリ見えちゃってるんだけど……」
正面に見えるソレを凝視しながら視界の不調を白衣さんに訴える。
「? 私が施した改造は脳に直接的にも間接的にも影響なんてしないはずだよ? 何より私の腕は完璧だ。問題など絶対にありはしないはずなのだよ」
「いや、故障だよこれは絶対故障。俺には分かる」
「いやいや…、だから故障じゃないって」
「いやいやいや、絶っっ対故障だわ。人が半透明で浮いてるんだよ? 絶対ありえないもの。そんなん絶対ヤバいヤツだもの。絶対見えちゃいけないものだもの」
読者の諸君には全く伝わらないであろうが、現在俺の両足は生まれたてのバンビの如く震えている。寒い訳では決して無い。ではその理由は一体なんなのか?
ソレはドアをちょうど出た所で立ち止まってしまっている俺からの視線を一身に受けるモノ。
肩にかかる程度の青い髪、パッチリと大きな目に青い瞳、スレンダーな体には女性的な凹凸はあまり無いものの、透き通るような……っていうか透きとおってる白いお肌。
そう……、人間離れした美しい容姿のそれはまさしく女の幽r『ジャッジ 申告します 貴方の体を診断した結果 故障と見受けられる問題は存在しませんでした』
「……………え?」
今……喋った……?
そ、そそそそんな馬鹿な……、喋る幽霊!?
今日一番の驚愕を体験してフリーズを起こしている俺に、更に続けて口を開く女の幽霊(?)。
『ジャッジ 訂正します 先程貴方の言っていた“見えちゃいけないもの”が私を指しているのなら それは体の不備が原因ではありません よって 故障しているのは頭の方であると推測されます』
「…へ? あぁ、うん……なるほど。…なるほど? いや、待って。あれ?」
目の前に半透明の幽霊? がいるうえに突然喋り出すという事態に酷くパニクる俺。再度話しかけられてフリーズから復帰するも、1ビットのパソコンにも劣る処理能力(何だかバカにされた気もする)。
「……???????(ショート中)」
『ジャッジ 質問します 彼が例の“改造人間1号”なのですか ドクター梨理華?』
「うん~、そだよ」
リアルに頭から煙を出して思考停止状態の俺を放って話が進む。
俺って当事者……のはず。……だよね? 不安が拭いされない。
『ジャッジ 続けて質問です 何故彼は頭から煙を出しているのでしょうか? やはり頭の故障が酷いのでしょうか?』
堂々と馬鹿にされた。幽霊に。
「問題無いから気にしなくて良いよ。それに後でしっかり紹介するし」
『ジャッジ 了解です』
青髪青目の幽霊は軽く会釈した後、
『ジャッジ 報告します 先程外部モニターとのリンクが可能になりました』
と白衣さんへ報告? をした。
「ちょうどいい。モニター開いてくれるかな? 彼にいろいろと教える必要があるんだよ」
『ジャッジ 続けて了解です』
俺の頭は未だに煙を吹き続けていて軽くぼや騒ぎだが、とりあえず白衣さん達はこの幽霊? を問題視してはいないようだ。
つまりこの幽霊に害は無いのだろうか? 憑かれたりしない? しないの?
…いや騙されるな俺。幽霊とはこの世に未練を残したが故に具現化したもの。……長い間現世にいる幽霊は悪霊と化してしまうはず(ブ〇ーチより)。つまり結果的にはこの世に良い幽霊などいないはずだ。いや、そもそも幽霊なんて非科学的な物は存在しないんじゃないか? うん間違いない。幽霊なんて存在しない! あれ? でもこの世に存在しないんならあの世には居るのか? あれ? っていうかあの世なんて有るのか? いや、そもそも神なんていないはずだし……。…まず宇宙はどうやって出来たんだ? 星は? 人間は? ……待て待て待て、おかしいどうしてこうなった? 元々何の話だったっけ? 幽霊? そう! 幽霊だ。幽霊がどうのって話だったはず。つまり白衣さん達が問題無く接しているということは……、いやいや。そこで騙され──(ry
結論、白衣さんと女の幽霊は友達っぽい。
俺は白衣さんと友達? であるからして、
友達の友達はやっぱり友達って事で、
「っという訳で幽霊さん、これからよろしく(キリッッ」
いろいろ考え過ぎて可笑しな結果を生み出してしまった。
害の無い幽霊は怖くない。害の無い幽霊は良い幽霊。
「キランッ」
『……』
良い笑顔(若干青いが)で右手を差し出す(ガクブルだが)俺。
もちろん敬意(畏怖)と親愛(恐怖)と友情(もはや服従)を込めて“さん”付けをする。この際“様”でも可。
対する幽霊さんは気持ち怪訝な顔で、
『ジャッジ 訂正します 私は“幽霊さん”ではありませんが』
と言うのだった。
人種(何か違う)? やら種族(ちょっと違う)? やらを超えた友達(絶対違う)? が出来た瞬間である。
お帰りなさいませ
新キャラ出しました これまた扱いにくそうな
前の3人でさえ言うこと聴かねーのに
新キャラ増やす前にストーリー進めろって
すいません 独り言です
やっぱりあれですかね? キャラにはモデルとかいた方が良かったりしますかね?
そういうの全く考えないで書き始めちゃったから 見切り発車感がパねぇです
そんなこんなでグダグダと進んでいきます!
次の投稿が何時になるのか全く予想出来ませんが
次回にお会いしましょう
ではでは!!