4『それでも俺は人間です』
4話目投稿します
基本的に不定期更新になります(´・ω・`)
何かいろいろとすみません!
慣れるまでもう少しお待ち下さい
まったりいきましょう!
それではどうぞ
あれからなんだかんだ3分くらいの時間が流れましたが……、
話が進まないんですけど。
何故かと言うと……、
『完璧過ぎる私のうんたらかんたら…(中略)そもそも私の美しさはどうたらこうたら…(中略)宇宙の神秘があぶらかたぶら…(以下略)』
白衣の少女に全く止まる気配が無いんです。
ってか宇宙の神秘て……
いやいや、違くって、今そんなん気にしてる場合じゃないじゃん。
今一番気にしなくちゃならんのは、
「ここどこ。俺、 なんで生きてんの?」
これよ。
何故か少し片言になったけど、俺的にこれが一番気になる所。
「こいつはいったいどういう……」
その答えが意外な所から返ってきた。
「……研究に都合のいい“物”が落ちていたので拾っただけです。勘違いしないでください」
by秘書っぽい人。
今のは独り言のつもりだったんだが。
あっ、因みにツンデレ乙って思った良い子の皆~。絶対勘違いしちゃダメですよ~。
この人の目は本っ当に俺の事を“物”としか見てないからね~。
……悲しいけどこれって現実なのよね。ていうか俺、本っ当に何か悪い事しましたかね?
何も悪い事した記憶が無いのにこの扱い、酷いと思いませんか?
あれ、おかしいな?
室内なのに雨が降ってやがる。
ハハッ、この雨、しょっぺえや。
とまぁ……ふざけるのはこれくらいにしといて。
何か秘書っぽい人が研究とかなんとか言ってたが、何の話だろう?
今の俺の体が動かない状況から察するに……人体実験? ……いやいや恐らくただのジョーク的なものだろう。
きっとそうに違いない。うん。間違い無い。
……限りなくブラックに近い類のジョークさ! ハッハッハッ。
……つまりあれだ、今の状況を整理すると……。
あの後俺は彼女達に助けられたということでいいのだろうか?
俺が森に倒れている所を彼女たちが見つける。
↓
保護。
↓
手当て。
の流れかな。
なるほど。それなら説明がつく気がする。
なら秘書っぽい人のさっきまでの冷たい態度はいったい……。
まさかただの口下手?それか照れ屋さん?
うん。そうだ、そうに違いない。と思いたい、俺がいる。
なんだ結局はいい人達じゃね? 説を信じるぜ!!
だとしたら礼を言わねばなるまいな。感謝の言葉、プライスレス。
……それはそうと、何故体が動かんのか。
麻酔か? そういやまだ手術台の上だしな。いや、でも何かおかしくね? 何でオペ室に子供入ってきてんの? 夢? やっぱり俺死んだ?
結局どうなってんの?
「体が動かないのは まだ機械化に馴染んでないからです」
なにやら秘書っぽい人が言ったようだが、良く聞き取れんかった。
なに? きかいか? キカイカ?
ん~? あっ、機械化?
正解? よっしゃ。
それにしても秘書っぽい人……、何を言い出すかと思えば……
あんたも不治の病の人だったんか……。
「お嬢ちゃん。大人をからかうのは良くないごめんなさいすみません許して下さい」
言った瞬間ものすごい形相で睨まれた。
例えるならモンスターをハントするゲームのティ〇レックスだ。
歳上(多分)にお嬢ちゃんは確かに失礼ですね。以後気をつけますんで、マジで赦して下さい。
「信じられないだろうな。ならば見るがいい! もはや私の作品となったその体を!!」
さっきまでha~ ha! ha! ha! って高笑いしてたのに、
いつの間にか自己陶酔の世界から帰ってきたイタイ子が声高々に吠える。
ほとんど空気と化していたな。
「ポチッとな」
少女がわざとらしく口に出しながら、何かリモコンのようなものを操作すると。自分の体の上にデカイ鏡がせりだしてくる。
おかげで手術台に乗った自分の体が良く見える形だ。
「マジか……」
思わずこぼれたこの一言が今の俺の気持ちをすべて物語っている。
鏡に映った自分を凝視する。
指先の感覚なんて無い筈だ。
そんな物無いのだから。
鏡に写し出されたのは手足の無い自分の姿。
おまけに首から下は機械的な光沢を放っている。
「ご自分のおかれた状況が判りましたか?」
秘書っぽい人が何か言ってるけど、ぜんぜん耳に入ってこない。
放心中の俺。ザ・上の空。気絶中。
かろうじて口からもれたのは、
「うそん……」
そんな現実否定の一言でした。
ていうかこれ、やっぱ〇ョッカーじゃん。
キャラが私の手から離れて動きます!
全く言う事を聞きません!
どうしたらいいの先生!?
ってな状況です
安定しねぇです はい
いや 原因は分かってるんですよ? ひとえに私の実力不足が招いてる事態なんですよ……
話もそろそろ動きだしますので
どうぞ次も見てやって下さい
まぁ 次の投稿が何時になるのか全く分かりませんが
次回にお会いしましょう
それでは~