2『生きていたみたいです』
2話目です
慣れるまでまだかかりそうです
それまでお付き合いよろしくお願いします
それでは 行ってらっしゃいませ~
「……ぅん、むぅ……まぶしっ」
顔に当たる強い光で目が覚めた俺。
いつの間にか寝ちまってたみたいだな。
あ~、随分寝てたみたいな気がする。
「んっ……ん?」
アレ、おかしいな。
「……んっ」
(首が動かん)
つーか。指一本動かん。
つまり全体的に体が動かないんですけど。
「こーゆうのは……まさか」
か……金縛り、的な?
いやいやいやいや無い無い無い絶対無いね。
そんなんアレだもん。非科学的ってヤツですもん。
バリバリの現代っ子。言わばコンピューター世代の俺はそんなんに騙されたりしないんじゃもん。
テンパり過ぎて、何か言葉づかいとかおかしくなってる気もするが、関係ねぇ。
とっとにかく! 金縛りとか絶対あり得ないから。そんなんじゃないから!! 勘違いしないでよね!!
はい、この話はもう終わり!!
冷静に、落ち着いて。
し、しし深呼吸して、
スーッハースーッゲホッゴホッ……ウォホンッ!
…ビビりじゃねーし。
ちょっと他人より過敏に反応し過ぎてしまう超敏感な神経の持ち主ってだけだし。
~なんだかんだ1分後~
大分落ち着いたぜ。
ちょっとぐだぐだしたが、もう心配は無い。
少し頑張ってみるか。
と言っても動くのは、どうやら目と口だけのようだ。
仕方ないので動く目を最大限に活用する。
ふっ、問題無い。ノープロブレムだ。この俺の洞察力と推理力があれば今の状況を知る事など容易いことですしおすし。
ポク、ポク、ポク、ポク、チーン……。
……唯一の情報源によって得られた情報から推測する。
しばし黙考。いやちょっと待って。マジで。
……。
アレ? 俺の寝てるこれ……手術台じゃね?
いやいやいやいや。さっきからなんなんだよ? どんだけだよ? これは悪夢か?
まだ夢の中ってか?
……。
これはまさか……。
「……まさか――ショッ〇ーの怪人化計画?」
いや、……デスト○ンか? 或いはデル〇ー?
などとシリアスな風を装って馬鹿な事を考えている俺。
仮○ライダーはブラックとクウガが好きだった。あのシリアスな感じがたまらないよね。
「それに比べて最近のライダーはウケ狙いが度を過ぎていてあまり「やっっと目覚めたか!!!」!!?」
突如響いた大声量に、超敏感な俺は驚いた。あくまでびびって無い。
そして、幸い謎の金縛りで動けない俺。
普通ならビクッとして手術台から華麗に転げ落ちたあげく、テーブルの下までキレのあるヘッドスライディングをきめる勢いであろう。 謎の金縛り今だけグッジョブ!!
ついでにショッ〇ーのくだりとか聞こえてないともっと嬉しい。(////)
「博士、もう少し声のトーンを抑えて下さい。……それと我々はシ〇ッカーなどではありません」
次に響いたのはさっきとは違う、落ち着いた感じの女性の声……。
どうやら死角に居たらしい。
全く気付かなかった。
しかもショッ〇ーのくだりはばっちり聞こえてたみたいだ。ちょっと死にたくなってきた……(恥)。
……死? ……あっ!?
思い出した!!
なんで!??
「俺……生きてる?」
お帰りなさいませ
感想をいただけたら嬉しいです
次話も出来るだけ早く投稿できるよう頑張ります
すみません 嘘です まったりいきたいです
それでは次回にお会いしましょう!
ではでは!!