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うしのちち

作者: 川進

うしのちち



給食のとき。

牛乳パックを、

うっかり落として、

ぶちまけたり、

したな。


ミルキーウェイとは。

ああいう感じ、なのか。

しばらく、思う。

床に、こぼれた、牛乳を。


天の川。


美しいな。

ずっと、聞いてきた、

自分のところの、言葉。


でも、実際には、見たことが、ない。

いつも、曇り。



子供の頃、学校帰りに。

急に、思い立ち。

ひとりで。

親戚のおじさんの家まで、

笹をもらいに、行ったことが、

あった。


おじさんは、豪快に。

竹を、根元から、一本、切ってきた。


たぶん。

一本、欲しいと、言ったのだろう。

一本と言えば、ふつうは、一本だ。

枝のところを、と、

言わなかったのだと、思う。


戸惑ったが、お礼を言って、

家まで、引きずって、帰った。


うちの、おばあさんに、

めちゃくちゃ、うけた。


季節外れですが。

七夕を、思い出しまして。



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