更生 俺達男はルーティーンに憧れる
「よし、遂に来たね55階」
「いや、遂にって程時間掛かって無いよ?」
そう、さっき迷宮の壁解析からまだ20分も経って無いのだ
「にしても、未希がさっきやってた奴って何なの?あれをやった後から何か丸くなったみたいだけど?」
「あぁ、あれは一種のルーティーンみたいなもので気合いを出したい時とか、精神的に体調が悪い時にやる奴で、あれをやった後はなんとなく体調が良かったり人に優しく出来るんだよなぁ〜」
「へぇ〜なら、毎日やったら?」
「いや、それも一時期やってみたんだけどあんま効果無かったから、多分意味が無いと思うぞ?」
「なるほどね、使い過ぎは良く無いんだね?何か料理に入れる調味料みたいだね」
「まぁそうかもな」
「って言う話は一度置いといて、そろそろこの階のボスの間を探さなきゃね」
「あぁ、それは確かに早くしないとな」
「まぁ、そんなに早くは見つからないかもだけどね」
「いや、大体の場所はわかるぞ?」
「えっ?」
「だって、この階に上がる時にこの階の周辺に魔物や物が無いか探すからその時にな?」
「いや、普通分からないから‼︎にしても未希はどうしたの⁉︎何かさっきのをやってから物凄く調子が良いけど」
「ん〜何と言うか、気合いを一度入れたからには真面目にやんなきゃなぁ〜って思っちゃってな?」
まぁ、それ以外にも今までの分もこの迷宮攻略に役に立ちたいと思ってるから、何となく力が入っちゃうんだよなぁ
「まぁ有能な分には良いか、って事でボスの間に案内をお願いしても良い?」
「あぁ、もちろん任せてくれ」
「ハァ〜何か有能な時の未希って、ダメな時の分もあるんだろうけど、めっちゃしっかりしてるよね?本当に同一人物には見えないよ」
「いや、流石にそんな事は無いよ?」
しかし、この事を言われたのは未來で何人目だ?もしかして、俺って二重人格者なのか⁉︎
「そうそう、私が知ってる未希はそんな感じだよ」
「うっ、思考まではしっかり出来なかったか」
「いや、そこは張り合う所じゃ無いから」
「そんなもんかなぁ?」
「そんなもんです、って着いた?」
「あぁ、この禍々しいオーラを放ってる扉が多分55階のボスの間の扉だと思うよ」
「へぇ〜確かに凄いオーラだね、流石残り4人って所かな」
「そうだな、って事でボス戦行くか‼︎」
「そうだね、にしても今回は賭けなくて良いのかい?」
「あぁ、俺はまだ中学生だし賭け事をするのは早いって分かったよ」
「そうかい、じゃあ賭けなくて良いから予想は?」
「ん〜そうだな〜今度こそドラゴンで」
「なるほどね、じゃあ私もドラゴンにしとこうかな」
「よし、じゃあ開けて答えを見るとするか」
「そうだね、って事で」
「「オープン」」




