到着 俺には高さとグロの耐性は無い
と言うかこれが一番大事な事じゃんなんで忘れてたんだろう
『何を忘れてたの?』
「お前が言ってたじゃん転移する時には場所を思いながらぁ〜って俺たち知ってたっけ?」
『いや大丈夫だよ、まずニュースで出てた場所に行ってその後君の妹が運ばれた病院を探せば良いよ。
それに一応事故現場は見といた方が良さそうからね(小声)』
「最後なんて言ったか聞こえ無かったんだけど、まぁいいやそれよりもその手があったかじゃまずは行くか」
『「【転移】」』
「で、着いたかぁ」
周りを見渡すと事故現場の十字路の近くの路地に出ていたそれにしても、事故現場は今もまだ血の跡が着いた破れたガラスや横転したのであろう車などの事故の後が生々しく残っており思いの外気持ち悪くなってしまったが、それよりもまず瑠未が運ばれた病院探さないと
『ねえ、今から病院探すけど大丈夫かい?』
「ウッ、ちょっと待ってくれ。ふぅ〜〜よし、じゃあ探すか」
『大丈夫かい?でもここまで来たからには覚悟を決めなきゃダメだよ?』
「あぁそうだな、もう大丈夫だ早く病院探して瑠未の所に行かなきゃな、何の為に来たか分からなくなっちまうからな」
そうだここまで来たって事は、大怪我した瑠未を見なきゃいけないんだからなぁちゃんと覚悟きめないとな
「よし、探すかでどう探そう、レミエル考えある?俺探す方法考えて無かったわ」
『仕方ないな〜まあそんな事だと思ってたけどじゃあまず地図探せば良いんじゃないかな?』
「確かにな、と言う事で俺のスマホのマップで病院を調べるか」
よし出て来たぞって結構あるじゃねーかよマジどれだよ
「悪い病院の場所はある程度は分かったが沢山ありすぎてどれだか分かんねーわどうする?」
『君が高い所が大丈夫なら方法はあるよ』
「は、まさかお前」
『そう、空に転移して救急車が止まってる所探すんだよ、それに多分今の君ならある程度の高さからだったら落ちても怪我しないと思うよ』
「いや、怪我しないにしても地面が抉れたり人に見られたらどうするんだよそれにちょっとでも痛いのはやなんだが」
『やぁ、そこら辺は僕の隠蔽に任せてよ例えば地面が抉れるぐらいならなんとかするから、それに痛いのはちょっとぐらいなら大丈夫、大丈夫♪』
まあ、でも方法が他に思い浮かばないから仕方ないか、後は俺の高所恐怖症をどうするかだよなぁ
「はぁー、仕方ないじゃあやるか」
『じゃあ行くよ』
『「【転移】」』
「ちょ、やべえやべえ怖い怖い」
『早く見つけないともう一回これやらなきゃだよ〜』
そんな事いっても怖ぇものは仕方ねーだろ、それにしても無くねえか
「見つけたか?」
『いや、でもなんとなく分かったよ』
「はぁ、なんとなく?救急車って止まってたら目立つから分かると思うんだけど」
『まぁ僕みたいな奴しか基本的に分からない方法でやったのさ、何か嫌な予感がしたからやったけど当たっちゃったな〜』
はあ⁉︎ちょっと待て僕みたいな奴って天使の事か?もしそうならヤバくねぇかしかもある程度の事なら笑いながらやりそうなレミエルが嫌な予感がするって事は瑠未がやばいのか⁉︎
「早く行くぞ‼︎」
『あぁそうだね行こうか』
『「【転移】」』
ハァ着いたかでどうやって瑠未の所行こうまぁ仕方ないからレミエルに聞こうそれにしても今度からはちゃんと計画をちゃんと建てないと今回みたいな事があるかもだからなぁ
『一応聞くけど君の妹の所に行く計画ある?』
「一応じゃあねえ、あるわと言いたい所だがねえ」
『でしょまぁ今回は君の妹が居る場所を僕が知ってるから計画の意味が殆ど無いけどね』
「ハァなんでお前が瑠未の場所を知ってるんだよ⁉︎」
そう何故レミエルが知っているのだろうやはりさっきの嫌な予感って奴か?だとしたら瑠未が相当危険じゃないか
「仕方ねえな後でなんで瑠未が何処に居たかわかったかを聞くから、早く瑠未ん所行くぞ」
『わかったよ、それにどうして君の妹の場所が分かったかはそもそもこれが終わったら言うつもりだったしね〜』
って事はコイツこれ終わったら面倒臭いこと押し付けようとしてたのかよ。おっレミエルが止まったって事は
『よし、着いたよ〜』
「あぁにしても普通の診察室って事は手術は終わったっぽいな、それにしても今気づいたけどもう見た目変わってんだけど俺って分かるのか?」
『そこら辺は大丈夫だよ、君は生まれた時からそのまま育って今の見た目になった事になってるから』
そうか、それにしても前の見た目が忘れられてしまったのは何か少し寂しいな
「じゃあ入るか、失礼しまーす」
ガチャガラガラ
「誰だ⁉︎診察中だぞ‼︎」
「いえ、家族なん「み、未希ッ⁉︎」」
「やあ、父さん所で瑠未の容態は?」