理不尽・尾行
次の日 朝 駅
るいは、ダルそうに駅のホームに向かっていた。
丸山るい「だるぅ。。。。」
と、るいがため息をついていた時
誰かが、後ろから声をかけてきた。
???「おーい、まるやまー」
るいは、振り向くと
最近仲良くなった
同じ学校で学科の違う高野わらとが
黄色のケータイを片手にもち
走ってきた。
丸山るい「あ、高野か。」
高野わらと「今日暇かね?」
丸山るい「いやいや、君と違って
部活ですからね?」
高野わらと「なーんだ」
丸山るい「帰宅部はさっさと帰りなさい」
高野わらと「へいへい。そゆえば、
体育大会なんか出るの?」
丸山るい「分からん。ほら、俺の学科て
女子9割じゃん。だから、どんな感じで
するのかわかんないな」
高野わらと「そうやな。大変やな」
丸山るい「まあな?」
と、二人は話ながらホームに入って行った。
そして、学校
るいは、学校に入り
教室の鍵を取り職員室に向かった。
墨 もりか「あ、丸山くん。ちょっと」
名前を呼ばれた先には担任の墨先生がいた
丸山るい「なんすか」
墨 もりか「今日の昼休みに同じ学科の男子
ピロティに集合してねて、伝えてくれない?」
丸山るい「分かりました。何するんすか」
墨 もりか「ちょっと、体育祭のことね」
丸山るい「りょーかいです。」
そして、るいは職員室を出て教室に向かった
その途中におかとがいた
丸山るい「あ、よしだー」
吉田おかと「ん?丸山か。なんだ?」
丸山るい「今日の昼休みに男子ピロティに
集合だと。墨先生が言ってたから
クラスのやつに伝えといて」
吉田おかと「おけおけ。なにするん」
丸山るい「なんか、体育祭のこと」
吉田おかと「あー、わかった。伝えとくわ。」
そして、おかとは
教室に向かわずに食堂に向かっていき
るいは、教室に向かって行った。
丸山るい「おーい、男子共」
一条かいと「なんだ」
霊山とうし「なに?」
丸山るい「きょーの、昼休みにピロティで
体育祭の事について男子招集です」
一条かいと「おーけー」
霊山とうし「りょ」
そして、るいは他の男子に伝えた。
それから、昼休みにピロティに集まり
出場する競技を決めた。
丸山るい「おれ、絶対200m最後だわ」
一条かいと「まぁ、いいやん?」
丸山るい「いや、足速いかいとに言われると
少しイラッときますな」
一条かいと「はははははは」
かいとは作り笑いをし笑い返してきた。
そして、るいは、かいとと教室に戻る途中で
何故かテンションの高いふうかと出くわした。
連城ふうか「あ!丸山くんと一条くん」
丸山るい「連城なんでそんなに
ルンルンなんですか?」
連城ふうか「ん?きぶんてきに?」
丸山るい「きぶんかよ」
るいは、笑い返した。
連城ふうか「丸山くん達何してたの?」
丸山るい「体育祭の種目決めてた」
連城ふうか「あー、女子の多い科だから
男子連合軍作ったんだね」
丸山るい「まぁ、そゆことよ」
連城ふうか「丸山くんなんかでるの?」
丸山るい「800mリレー」
連城ふうか「え?丸山くん足遅いのに
200mも走んの?絶対最後やん」
丸山るい「いんだよ。もう。」
連城ふうか「応援してあげるよ?
まぁ、あたしより足遅い丸山くん見れるのは
なんか気分いい」
丸山るい「最低だな」
るいは、笑いながら返事をした
連城ふうか「んじゃ、また部活でね」
丸山るい「うん」
ふうかは2人の前から。。。
丸山るい「あれ?かいと先戻りやがった」
そして、るいは急いで教室に戻った。
放課後 部活
丸山るい「ん、先生に呼ばれてる?」
高山かわと「うん。あと、あやみも」
丸山るい「なぜだ。」
高山かわと「わからん」
るいは、不思議な気分で
体育館の端にある教官室に向かった。
ドアを開けると、既にあやみもいた。
そして、あやみの正面には顧問の先生である
岡先生がいた。
岡 春「お、丸山来たか。そこ座れ」
丸山るい「なんすか」
京都 あやみ「岡先生が別れろだって。。。」
あやみは深刻そうな顔をしていた。
丸山るい「は?なんで?」
京都 あやみ「部活に支障をきたすから」
丸山るい「支障なんてないやろ」
岡 春「いや、わしはそのうち支障をきたすと
思っている。だから、別れたくないなら部活
を辞めな。」
丸山るい「理不尽すぎるだろ。」
るいは、岡先生に強く言い返した。
すると、あやみが言った。
京都あやみ「るい君の気持ちは分かるけど
わたしは、まだ部活は辞めたくない。。
るい君と別れたくはないけど
もう、別れた方が今後の為だよ。。。」
少しの間、沈黙が続いた。
丸山るい「そうだね。。。
3ヵ月ありがとうね。。」
京都あやみ「うん。。これからは友達として
仲良くしよう」
そして、二人は暗い感じになりながら
教官室を出ていった。
高山かわと「まるやまー、どうした?
暗い顔して」
丸山るい「え?いや、先生に理不尽な理由で
あやみと別れた。。」
高山かわと「マジかよ。。どんまい」
丸山るい「あ、あと。先生からの伝言で
部活動恋愛は禁止だと」
栄町おうた「マジかよ。。。まだ、おれ
バレてないから大丈夫かな。。。」
丸山るい「あ、そうか。栄町君もしてたね
部活動恋愛」
栄町おうた「そうやな」
栄町おうたは、るいがあやみと付き合って
数日後に同じ1年で部活が同じの赤田ひかりと
付き合っていた。
丸山るい「よし。イライラするから
先生に言ってくるわ」
栄町おうた「まてまてまて。」
丸山るい「うそうそ。言わんから大丈夫」
栄町おうた「よかったよかった。」
るいは笑っていた。
そして、別れて数週間後の朝
丸山るい「ねっむ」
るいは、あくびをしながら
廊下を歩いていた。
すると、前から学校に登校してきた
ふうかが来た。
連城ふうか「あ、丸山くん。おはよう」
丸山るい「おはよー。そうだ
あやみてもう大丈夫なん?」
連城ふうか「いや、私も相談にはのったけど
まだ、完全にはね。。。」
丸山るい「そうだよな。。」
連城ふうか「丸山くんは大丈夫なの?」
丸山るい「俺は、まぁ少しはナーバスだけど
前向いて行かないとね。」
連城ふうか「ほぅ。前向きですな。」
丸山るい「そゆえば、しゅうとと
なんかあった?」
連城ふうか「この前遊びに誘われた。」
丸山るい「まじか。どうしたの」
連城ふうか「一応、ふるのも可哀想だから
遊んだよ。」
丸山るい「よくあんな変態と二人で遊んだな
尊敬するわ」
連城ふうか「でしょ?あと、さりげなく
手繋いでこようとしてきた。。」
丸山るい「まじか。」
連城ふうか「でね。手繋がれて。離そうと
したんだけど、手が離れないように
手を絡ませられてた。。。」
丸山るい「可哀想に。ちゃんと消毒したか?」
連城ふうか「してない。なんで、消毒するの?」
丸山るい「あいつは、風呂を3日に1回しか
入らない男だ。。。」
連城ふうか「うわ。汚い。だから、ふけが
やばかったんだ。。。」
丸山るい「ちゃんと帰ったら
お風呂に入ってきちんと隅々まで
洗うんだよ?」
連城ふうか「絶対洗う!。あ、あと相談
があるんだけど。。。」
丸山るい「なんだ?」
連城ふうか「今度の日曜日にしゅうと君に
デートしようて言われて。断れなくて
夜まで遊ぶらしいから、さりげなく
近くにいて欲しいの。」
丸山るい「ん?それは、ストーカーを
しろと言うことか?」
連城ふうか「うん。まぁそうだねぇ。
なんか合った時のためにもね。」
丸山るい「はいはい。分かった。分かった。」
連城ふうか「ありがとね。」
ふうかは微笑み
その場から立ち去った。
丸山るい「あ、そうだ。あやみ連れていこ。
流石に1人ではきつい」
そして、るいは教室に向かった
丸山るい「おーい。あやみ」
京都あやみ「ん?なーに?るいくん」
丸山るい「今度の日曜日にさちょっと
手伝って欲しい事あるんだ。。」
京都あやみ「なに?」
丸山るい「なんか、連城が俺の友達に
猛烈な絡み。猛烈なアプローチをしていて
身の危険を感じてるみたいで
日曜日に遊ぶからさりげなくついてきてて
言われて、でも、流石に1人は辛いから
誰かをと」
京都あやみ「あー、そゆことなんだ。
分かった。行こ!」
あやみは微笑み返した
そして、次の日曜日
るいは、ふうかに、駅に呼ばれた
連城ふうか「ありがとね。ほんとに。」
丸山るい「よいよい。元は俺が連城に
会わしたのが悪いし」
連城ふうか「うんうん。あやみちゃんも
ありがと!」
京都あやみ「いーよ。ふうかちゃんには
相談にいつものってもらってたし」
連城ふうか「うん!あ、そろそろ、
しゅうとくん来るから。お願いね!」
丸山るい「まかせとけ」
京都あやみ「んじゃ、私達は
ふうかちゃんの様子を見ながら
勝手に動くね」
連城ふうか「うん!りょーかい!」
そして、二人はふうかから
離れた場所に行った。。
そして、数秒後
るい・あやみサイド
丸山るい「お、しゅうときたきた。
あれは!風呂に入ってるだと。。。」
京都あやみ「あの子がしゅうと君ていうの?
いや、顔は多少整ってるけど
不潔な感じがするね」
丸山るい「そうなんよ。」
二人は話していた。
ふうか・しゅうとサイド
平 しゅうと「ごめん。まった?」
連城ふうか「ううん。大丈夫」
平 しゅうと「んじゃ、いこっか」
と、言ったしゅうとはいきなり
ふうかに恋人繋ぎをした。
ふうかは、かなり嫌そうな顔をしていた。
るい・あやみサイド
京都あやみ「うわぁ、ふうかちゃん
めっちゃ嫌がってんじゃん。可哀想すぎる
てか、恋人でもないのに
恋人繋ぎをするとか、しゅうと君大胆だね」
丸山るい「ほんと。。。俺だったら無理だわ」
京都あやみ「るい君は少しヘタレなんだよ」
あやみは、笑いながら言った。
丸山るい「うっさいなぁ。ほら、行こ俺らも」
るいは、あやみの手を取ってしゅうととふうかの
後を追いかけた。
その途中で
京都あやみ「るいくん。。もう、付き合っても
ないのに、恋人繋ぎは恥ずかし。。」
丸山るい「まぁ、いーじゃん?」
京都あやみ「もぅ。。」
あやみはふくれた。。
丸山るい「とりあえず、アイツらは
今から映画行くみたいだが
俺らはどうする?」
京都あやみ「どんな、映画みるの?」
丸山るい「え?アニメ系だね」
京都あやみ「アニメかぁ。。わからない。
るい君はわかるの?」
丸山るい「一応、見てたからわかる
てか、アイツらが見る映画2回目なんだが」
京都あやみ「おもしろい?」
丸山るい「うん。泣ける」
京都あやみ「気になるから。みよ!」
丸山るい「おーけ」
二人はしゅうととふうかが入ってから
少ししてから
映画館に入っていった。
しゅうと・ふうかサイド
二人は映画の券を買っていた
平 しゅうと「この、アニメの映画
泣けるらしいよ」
連城ふうか「そ、そうなんだ。。」
ふうかは、未だ恋人繋ぎの手を見て
嫌そうにしていた。
平 しゅうと「て、るいが言ってた。」
連城ふうか「あ、るいくんが」
ふうかは、苦笑いをした
そして、二人はスクリーンに向かった
るい・あやみサイド
丸山るい「券買っておいたよー」
京都あやみ「ありがとー」
丸山るい「んじゃ、スクリーン行くか」
二人スクリーンに向かった。
丸山るい「えっと、アイツらは。やば
俺らの席から2番前じゃん」
京都あやみ「え!るいくんなにしてんのよ」
丸山るい「バレないようにするぞ。」
京都あやみ「そうだね。。」
二人はバレないようにスグに席に行った。
そして、上映が始まって数分。。。
るいは、ふと、二人の方を見ると
しゅうとが何故かそわそわしていた
るいはおもった。こいつなんか企んでると。。
そして、映画が終わり
しゅうと・ふうかサイド
平 しゅうと「よかったねぇ」
連城ふうか「うん。涙出た。」
ふうかは、うるうるしていた。
平 しゅうと「次、ご飯食べに行こ」
連城ふうか「そうだね。。」
そして、しゅうとは再び
ふうかを無理やり恋人繋ぎにして
連れていった。
るい・あやみサイド
京都あやみ「初めて見たけど結構泣けるね」
あやみは、少し涙目をしていた
丸山るい「でしょ?」
京都あやみ「二人はどうだった」
丸山るい「連城は感動してるぽかったけど
しゅうとの方がなんか怪しい。
あいつなんか企んでる気がする」
京都あやみ「え。。。」
丸山るい「ちゃんと、ついて行かなあかんね。」
京都あやみ「そうだね。次どこ行くの?」
丸山るい「ご飯」
京都あやみ「流石にご飯はバレるだろうし
違うとこで食べよ?」
丸山るい「そうやな。行く場所は
分かってるしな」
二人はしゅうととふうかとは
違う飲食店に向かった