祭り後の部活、極寒のマラソン
祭りが終わった次の日
お祭りが木曜日、金曜日だったので
学校は休みだったが
るいは、眠い中休日の部活に行った。
丸山 るい「ふぁぁ」
るいは、電車の中で大きな欠伸をした。
高山 かわと「めっちゃ眠たそうやな」
丸山 るい「そりゃな、深夜の3時まで
檀尻引っ張ってたらねー」
高山 かわと「やすめばよかったのに」
丸山 るい「んいや、祭りで疲れたから
休みますは流石にまずい」
高山 かわと「そらな。休んだら
先生に怒られるだけだしね」
丸山 るい「そうなんよ。ふぁ」
るいは、再び欠伸をした。
二人が話している内に電車は
降りる駅についた。
るいは、少しだけふらふらしながら
学校まで歩いていった。
そして、体育館についた。
丸山 るい「おはよー」
栄町 おうた「お、きたぞ
部活内恋愛野郎が」
丸山 るい「どゆこと」
栄町 おうた「丸山が連城とデートしてる
ところを多数の人が見てんぞ」
丸山 るい「ああ、そゆことね
付き合ってもないから
まず、恋愛対象にしてない」
栄町 おうた「そうか。なら良かった」
と、おうたは言い
コートの中に入り打っていた。
そして、数分後。部活が始まり
ウォーミングアップをしていた時
先輩1「あれ?丸山
連城さんとお揃いか?ん?」
丸山 るい「え、なにがすか」
先輩1「ミサンガだよ。足につけてる」
丸山 るい「これすか?たまたまじゃないですか」
先輩1「そうなんかなー」
と、ウォーミングアップを続けてると
吉田 おかと「なあなあ、絶対
お前ら同じやって」
丸山 るい「なにがよ」
吉田 おかと「ミサンガよ。色も柄も
全く同じじゃん」
丸山 るい「そうか?」
吉田 おかと「ミサンガ誰が作ったん」
丸山 るい「作ったかは分からんけど
確かに連城から貰った」
吉田 おかと「ほー、なるほどな」
丸山 るい「なんだよ」
吉田 おかと「一応、分かってるとは思うけど
部活内恋愛はだめだぞ?」
おかとは真顔で言ってきた。
丸山 るい「分かっとるわ
てか、連城に対して恋愛感情というものは
ない。」
と、るいは言い切った。
吉田 おかと「そーかそーか。よかったよ。」
と、おかとは返事を返した。
そして、ウォーミングアップを終え
練習を続けていった。
それから、2時間後
部活は終わりるいは荷物をまとめて体育館の
入口に向かった。
すると、丁度行為室から
あやみとふうかが出できた
京都 あやみ「あ、るいくん」
丸山 るい「お、二人ともおつかれ」
連城 ふうか「つかれたー。」
丸山 るい「そーやな」
3人は喋りながら靴箱に向かった
連城 ふうか「自転車で帰んのめんどーい」
丸山 るい「んまぁ、しゃーない
通える距離なんやし」
連城 ふうか「いいよね、電車」
丸山 るい「いーやろ」
京都 あやみ「でも、すわれないとき
多いからつらいよねー」
丸山 るい「あー、それはわかる」
連城 ふうか「そうなんだ。
でも、帰りに遊びに行けるじゃん」
丸山 るい「せやな。俺もこのまま
城下町の方に今日はいくし」
連城 ふうか「え、そうなの
何しに行くん」
京都 あやみ「どーせ、ゲーセンでしょ?」
丸山 るい「よー分かったな」
京都 あやみ「まーた、部屋のぬいぐるみ
増やすのか?」
丸山 るい「増やしてるんじゃない。
溜まってるんだよ」
京都 あやみ「まぁー、るいくん
異常なほどクレーン上手いもんね
結構前に、ふうかちゃんに
ぬいぐるみ1発で取ってたあげたし」
連城 ふうか「うんうん。すごいよね」
丸山 るい「そーかなー」
連城 ふうか「ねー、るいくん」
丸山 るい「ん」
連城 ふうか「わたしも行っちゃだめ?」
丸山 るい「べつにいーよ」
連城 ふうか「やった。んー、じゃーさ
一緒に駅までいこ?」
ふうかは自転車置き場の近くまで来て
るいに行った。
丸山 るい「まーじか。まぁ、いーや
いこっか」
連城 ふうか「やった。自転車取ってくるね」
ふうかは、走って自転車置き場に向かった。
京都 あやみ「ねね」
丸山 るい「ん」
京都 あやみ「るいくんて、ふうかちゃんの
こと好き?」
丸山 るい「まぁー、友達としては
好きかなー、異性としては分からんけど」
京都 あやみ「そうかそうか
るいくん。ふうかちゃんの気持ち
ちゃんと考えてあげるんだよ?」
丸山 るい「どゆこと」
京都 あやみ「あちゃー。まだ分からんかー」
あやみは額に手を当てて言った。
京都 あやみ「まぁ、そのうちわかるよ」
丸山 るい「んー」
るいは、凄く不思議にしていた。
二人が話していると自転車に乗って
ふうかが来た。
連城 ふうか「おまたせー」
丸山 るい「お、きた
んじゃ、いこっか。あやみまたな」
京都 あやみ「うん。ばいばーい」
あやみは手を振り駅に向かった。
そして、二人は
あやみと違う駅に向かって行った。
丸山 るい「そゆえば、最近
告られてないね」
連城 ふうか「そんなことないよ?」
丸山 るい「ほー」
連城 ふうか「最近は、メールとかが
多いかなー?」
丸山 るい「なるほど。チキンが多いわけだ
俺も人のこと言えんけど」
連城 ふうか「そーなんだ
るいくんて何人ぐらい付き合ってきたの?」
丸山 るい「あやみ含めたら2人だね」
連城 ふうか「そーなんだ
じゃあ、告白何回された?」
丸山 るい「4回ぐらい?
よー、わからんやつ含めたらもう数回ある」
連城 ふうか「モテるんだね」
丸山 るい「んいや、だいたい
ある奴の引き金なんだね」
連城 ふうか「中学の友達?」
丸山 るい「そーやな。小中高同じだよ?」
連城 ふうか「え?だれなの?」
ふうかは、食い気味に言ってきた。
丸山 るい「萩花ゆうすけだよ」
連城 ふうか「あー、萩花くんかー」
丸山 るい「あいつなー、いらんこと
しまくるから、嫌いなんよねー
表では、仲良くしてるけど」
連城 ふうか「そうなんだ。」
丸山 るい「うん。だからさ
連城も気をつけるんよ?
そのうち、手を出してくるから絶対」
連城 ふうか「うん。分かったー」
二人が話していると、駅前についていた
丸山 るい「待っといてやるから
自転車置いてき」
連城 ふうか「はーい」
ふうかは、自転車を押しながら
自転車置き場に向かった。
それから、5分後
連城 ふうか「おまたせー」
丸山 るい「きたきた。いこ」
二人は駅の中に入り、改札を通ると
丁度来た電車に乗り
城下町の駅に向かった。
20分後。
連城 ふうか「どこのゲーセンいくの?」
丸山 るい「ビル地下」
連城 ふうか「あー、あそこかぁ」
丸山 るい「あとは、そこから
少し向こうにクレーンの店あるね」
連城 ふうか「そこいこーよー」
丸山 るい「えー、んまあいーや。いこ」
連城 ふうか「うん!」
二人は駅から出て
真っ直ぐ道を歩いていった
5分後
二人はクレーンゲームが沢山置かれている
ゲーセン前まで来た。
丸山 るい「なんかあるかなー」
連城 ふうか「マイメロないかなー」
丸山 るい「ほんとすきね」
連城 ふうか「可愛いもん!!
るいくんは何か好きなのあるの?」
丸山 るい「なんやろねー
あ、あそこにマイメロあんぞ」
るいが指を指した先には
アームがすごく弱そうで地道に
動かして取るクレーンゲームがあった。
そして、その中には
少し大きめのマイメロが入っていた。
連城 ふうか「ね?これほしい」
ふうかは、物欲しそうに
るいの目を見た。
丸山 るい「しゃーなし、とったろ
連城もどーせ、それ目的で付いてきたんでしょ」
連城 ふうか「それもある」
るいは、クレーンゲームに200円を入れて
クレーンを動かしていった。
少しずつ、ぬいぐるみを動かしていき
るいは、1200円つかい
ぬいぐるみを落とした。
そして、それを取りふうかに渡した。
丸山 るい「ほい」
連城 ふうか「わー、ありがとう!!
ほんと上手だね!」
丸山 るい「んまぁ、お金かけちゃったけど
あんがいはよとれてよかったわ」
連城 ふうか「なんで、そんなに上手いの?」
丸山 るい「あれだよ、やりすぎ」
連城 ふうか「あー、そゆこと」
丸山 るい「まぁ?俺が手に入れた景品の数
みたらわかるよきっとどれくらいしたか
見せる機会はないけどな?」
連城 ふうか「えー、みたいなー」
丸山 るい「だって、部屋だしー
付き合ってもない女子を連れ込めんよ」
連城 ふうか「そーだよねー
ねー、るいくんは私の事どう思ってるの?」
丸山 るい「んー、友達としては
好きかな。後、天然」
連城 ふうか「そうなんだー。。異性としてわ?」
丸山 るい「唐突に聞くなー
でもそれは、まだ分からんかな」
連城 ふうか「なんでよ」
丸山 るい「いやー、なんとなく?」
連城 ふうか「なんだよ」
丸山 るい「まぁ、人としては好きだし
好感ぐらいはあると思っといたら?」
連城 ふうか「そーだね、、」
ふうかは少し嬉しいそうだった。
丸山 るい「ほら、次行くぞ」
連城 ふうか「はーい」
その後、二人はクレーンゲームを沢山し
色々と景品を手に入れていた。
そして、駅に再び向かった。
連城 ふうか「ほんと、るいくん
大量に取ったねー」
丸山 るい「そーだな、やりすぎた」
連城 ふうか「るいくんは、ほんとどれくらい
景品家にあるんの?」
丸山 るい「まぁ、置く場所ないくらいと
言っておく」
連城 ふうか「なんで、とったの?」
丸山 るい「つい」
るいは、にこやかに言った。
連城 ふうか「あ、電車きたよ」
丸山 るい「そーだね」
そして、二人は電車に乗り
それぞれの駅で降りた。
それから、数週間
月日は12月の中旬になり、寒さが厳しい
日の中、午前授業が終わり
るいは、部活の外練で山道のマラソンコースを
走っていた。
丸山 るい「きっついな」
高山 かわと「だめだ、おれはむり。。。」
かわとは力尽き歩き始めた。
丸山 るい「んじゃ、先行くな」
るいは、かわとを見捨て
先に走っていった。
長い上り坂をのぼり、急な下り坂をおり
かなりハードだった。
さらに、2周走るというかなり鬼畜だった。
るいは、なんとか20分程で
1週走りおえ、同じ道を走っていった。
すると、前に遅れている
あやみとふうかがいた。
二人は走ってるのか、歩いているのか
分からないペースだった。
丸山 るい「よっ」
るいは、後から声をかけた。
京都 あやみ「うっわ、びっくりした」
あやみはビクッとして、走るのをやめた
連城 ふうか「あ、るいくん。はやいねー」
丸山 るい「はよ走らなねー」
連城 ふうか「私も早く終わらさな
三者面談があるんだよね、、」
丸山 るい「はよいけよ!」
京都 あやみ「ほんどだよねー」
丸山 るい「いや、お前もだろ確か」
京都 あやみ「そーだ」
あやみは胸を張って言った。
丸山 るい「早く走りなさい。女子1周だけ
なんだしいけるいける」
連城 ふうか「そーやだね。はしるかぁ」
京都 あやみ「そうだねー」
すると、二人は本気で走って行った。
るいは、流石に疲れていてゆっくり走った。
20分後。
るいは体育館前でゆっくりしていた。
他の部員は、るいが帰ってくる頃に
帰っていった。
るいがまったりしていると
面談が終わった、あやみが帰ってきた。
丸山 るい「あ、あやみ」
京都 あやみ「お、るいくんおつかれ」
丸山 るい「しんどいわー」
京都 あやみ「先生なんかいってたー?」
丸山 るい「なんもいってなかったよー」
京都 あやみ「おけおけ、ありがとうー」
あやみは、礼を言って更衣室に入っていった。
それからすぐに、かわとが帰ってきた。
高山 かわと「しんどい。。。」
かわとは、すごく疲れていた。
丸山 るい「まだまだやね」
高山 かわと「あんなん無理やろ」
丸山 るい「走れてるから大丈夫だ」
高山 かわと「せやなぁ」
そして、二人が話していると
あやみが制服に着替えて出できた。
京都 あやみ「るいくん。これ、ふうかちゃんに
渡しといてねー?」
あやみは、ふうかのカバンを渡してきた。
丸山 るい「なんで、更衣室おいとかないの?」
京都 あやみ「更衣室閉めないといけないから」
丸山 るい「そんなあるの?」
京都 あやみ「いや、ないけど
先生に閉めとけとメモが残ってた。」
丸山 るい「そうかぁ、連城は着替えてんの?」
京都 あやみ「着替えてるっちゃ着替えてるけど
急いでたから、制服上にきてるだけだから
カバンの中見ちゃだめだよ???」
丸山 るい「あー、おけおけ」
京都 あやみ「見ちゃだめだよ???」
丸山 るい「みねぇよ」
京都 あやみ「あとは、たのむねー」
あやみは、そのまま靴箱に向かった。
高山 かわと「なんか、カバン気になる」
丸山 るい「気持ちは分からんでもないが
だめだぞ??」
高山 かわと「わかっとる
でも、丸山も気になってはいるんやな」
丸山 るい「んまぁ、少しわな?
だって、男だもの」
高山 かわと「せやなー」
丸山 るい「階段のとこで待っとくかぁ」
高山 かわと「んじゃ、さきに駅に行っとくな」
丸山 るい「おけおけ」
かわとは、荷物をまとめて
靴箱に向かった。
そして、るいは教室に行く階段に向かった。
3分後
上から連城と連城の母が降りてきた。
連城 ふうか「あ、るいくん!」
ふうかは、急いで階段を降りてきた。
丸山 るい「これ」
るいは、ふうかにカバンを渡した。
連城 ふうか「なんで、るいくんが
もってるの??」
丸山 るい「あやみに渡しとけていわれたから」
連城 ふうか「そかそか。ありがとう!
てか、見てないよね中??」
丸山 るい「見てもないわ!!」
るいは、強く言った。
ふうかは確かに練習着の上から制服を
着ていた。
丸山 るい「んじゃ、かえるわ、」
連城 ふうか「うん。ばいばーい」
るいは階段をおり靴をすぐに履き替え
駅に向かった。
※ふうか視点
ふうか母「あの子、いいこね」
ふうかの母は、階段からゆっくりと
降りてきた。
連城 ふうか「うん。凄く優しいんだぁ」
ふうかの母「付き合ってるの?」
連城 ふうか「え、いやいや、付き合ってない!
付き合うことなんてできないよ、、」
ふうかは、照れながら言った。
ふうか母「あら、そうなのね
仲は良さそうね」
連城 ふうか「そうかぁな、、」
ふうか母「ふうか、積極的に行かないと
取られちゃうよ?」
連城 ふうか「え、るいくんに告白なんて
する気ない!!!」
ふうか母「あら?誰もあの子に告白しろとは
言ってないよ?」
連城 ふうか「うぅ、、」
ふうかは、顔を赤くし俯いた。
ふうか母「あの子のこと好きなんでしょ」
ふうかは、頷いた。
ふうか母「がんばりなさい」
ふうかは、再び頷いた。