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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ(改訂版)  作者: sky-high
彼女が出来た
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仲直り…したのかな?

駅に着いた瞬間、足早に改札口まで向かった

波多野と同時に改札口を通りたくないからだ


(あれ、定期が無い!どこだ?確かバッグに入れていたはずなのに!)


改札口まできてバッグを開けてゴソゴソと中を調べた


(早くしねーとアイツが来るじゃねぇか)


そう思うと余計に焦り、定期が中々見つからない


やっべー、マジで定期どこ行ったんだ?


焦れば焦る程、中々定期が出てこない


改札口の脇でバックを開けて探すが全く定期が出てこない


(そうだ、トイレに行って中でゆっくり探そう)


そう思いトイレに行こうとした


「何探してるの?」


「うゎっ!」


いつの間にか隣に波多野が居た


「いや、別に…」


僕はすぐさまトイレの個室に入り、もう一度バッグの中を確認した


「マジかよ、全然見つからねえよ」


僕は焦った

どこにあるんだろ?


(もういいや、無いなら仕方ない、ここで一服してから改札に行こう)


そう思って胸ポケットからタバコを取り出した

ん?何だこれ?


あっ!こんなとこにあったのか!


タバコと一緒に定期が入っていた


「なんだよ、焦ったな…」


タバコは後でいいや、先に改札口に行こう

そう思い定期を見せて改札口を出た

当時は自動改札機が少なく、駅員が切符を切ったり、定期を確認していた


改札を出て隣の電話ボックスに波多野が立っていた


何やってんだコイツ?と一瞥しただけで僕はその場を立ち去ろうとした


「ねぇ、まだアタシの事怒ってるの?」


険しい顔をしながら波多野は

僕に言葉を投げかけた


「別に…」

沢尻エリカかよ…


「まだ怒ってるでしょ?アタシ優子とは全然連絡取ってないのよ」


「連絡しようがしまいがオレには関係ないから」


そう言ってその場を去ろうとした

「アタシ、優子に小野っちの事言ってないから!」


ウゼー!


んなこたぁどうでもいいんだよ!


ただテメーが気に入らねえ、それだけの事だ

僕は波多野に近づき、こう言った

「別に話せばいいじゃん。オレは一切関わるつもりはないから何でも喋ってりゃいいだろ」


「何でそういう言い方するのよ…」


また泣くのかよ、泣けばいいと思ってるのかよ、バカの一つ覚えみたいに



「ねぇ小野っち…また仲良くしようよ…」

あぁ~、もうこういうのダメだ…

女の涙に弱いつもりじゃないが、はっきり言ってどうでも良くなってきたのは事実だ


(まぁ彼女としてじゃなく、元同級生として接すればいいか)


そう自分に言い聞かせ


「わかったよ、おれも悪かったんだから」


そう言って波多野と仲直り?した


こんなんでいいのかな?

その時はそう思った



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