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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ(改訂版)  作者: sky-high
彼女が出来た
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科目に柔道のある学校

僕の行ってた学校は、体育とは別に柔道という科目があった

柔道は中学の体育の時間で何度かやった事があるし、中1の頃は柔道部に所属していた。


空手とかボクシングみたいな打撃系の格闘技には興味あったが、柔道は投げて寝技で押さえ込むというイメージしか無く、パンチやキックで相手をKOする打撃系と比べて、地味なイメージもあったし、ケンカじゃ使えないだろう!

という先入観もあった。


で、その柔道の授業なんだが、柔道着を着用する際、パンツを脱いで柔道着の下を履けと言われた


ええっ!パンツ履かないの?

ウソだろ?

そんなの聞いたことないぞ!

皆はブーブー文句を言った


しかし、当時の柔道の先生は、ソウルオリンピック無差別級金メダルを獲得した斎藤仁みたいなゴツい先生で、文句を言えるワケがなく、バスタオルを巻きながらパンツを脱いで柔道着に着替えた



柔道の授業なんて初めてのやつらもいる

だから、最初は受け身の練習ばかりしていた

それから投げ方の基本や押さえ込み、等々…


一通り教わったら、重量級、中量級、軽量級に分けて試合をするという、今思えばいい加減な授業だった


僕は当時の、60キロにも満たなかったので、軽量級に分けられ、3分試合をして、交代という、何だか解らない授業を受けていた


だが1人、この柔道に反発するヤツがいた

ソイツの名は菅原、彼は極真空手の初段の腕前だ

当時、極真空手と言えば、どの流派の空手よりも実戦的で、空手バカ1代の大山倍達が創始者で、空手=極真というイメージが強かった


初段とはいえ、他の流派の空手に比べると腕前は二段、もしくは三段に匹敵するほどのレベルだ


最初のうちはおとなしく従っていたが、やはり柔道よりも空手、空手こそが最強という思いがあったんだと思う


「こんなバカバカしい事やってられっか!」


彼は柔道着を着るのに何故パンツまで脱がなきゃならないのか、アホらしい!と拒否した


となると先生も黙ってない


「よし、じゃ、今からオレと勝負しよう、勝ったらお前の好きにしろ」と


「おい、柔道対空手の異種格闘技戦だぞ!」


「どっちが勝つと思う?」


「空手だろ、どうやって突きや蹴りを防ぐんだ?無理だろ」


僕たちはそんな事を言いながらこの試合を見ていた


案の定、彼は遠慮無く突きや蹴りを繰り出した


だが、体格の違いからか、先生はガードを固めてびくともしない


そして袖を掴み、寝技に引き込み、奥襟締めという柔道着の襟を使って頸動脈を締めた



すると、あっという間に落ちてしまい、先生が勝った…


見ていた僕らも唖然とした


「何だ今の…」


「スリーパーホールドじゃね?」


「一瞬で落ちたぞ!」


柔道スゲーっ!


とにかく僕の通っていた高校に何故、柔道という科目があったのかは知らないが、ちょっと変わった学校だった…


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