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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ(改訂版)  作者: sky-high
退屈な高校の授業
52/125

彼氏が出来ました…で?

卒業してから杉下と会うのはこれで3回目になるのか


「明日って空いてない?もし空いてるならちょっと付き合って欲しいんだけど…」


学校が終わり、二人の中間場所である上野で待ち合わせ、アメ横をブラブラしてお揃いのサングラスを買い、学生服の二人がサングラスをかけて隣の御徒町駅まで散歩した


駅前の喫茶店に入り、僕はアイスコーヒー、杉下はアイスミルクティーを頼み、サングラスをかけたまま胸ポケットからラークマイルドを取り出し一服した


今日も元気だタバコが美味い!


「小野っち、どこでもタバコ吸ってるの?」


僕は学校の帰りによく喫茶店に寄って学生服姿のままタバコを吸っているが、店員に注意された事は1度も無かった


少なくとも僕の他にも学ランやセーラー服でタバコを吸っていたヤツらを何人も見かけたが、皆堂々と煙を吹かしていた


「えー、いつもこうだよ。学校じゃ吸わねえけど店に入ったら吸うし」


「だってヤバくない?アタシら制服着てるんだよ?」


「オレがよく店はセーラー服着てるヤツラも平気でタバコ吸ってるよ」


信じらんない!って顔して杉下は僕を見た

でもホントの事だったし、ウソは言ってない


そういや、波多野が言ってたっけ、杉下はオレの事が好きだって


僕は杉下から好意を寄せられている、で今日は多分僕に告白するんだろうと

告白されたら付き合おう、波多野に断られたし、もう波多野に対する好意は無くなったからここらでシフトチェンジすっか、なんて邪な考えをもっていた


「あのね小野っち…」


(きた、これは告白だな!)

少し心の準備をしなきゃ、僕は少し深呼吸をした

杉下が下を向きながらポツポツと話した

「実は…今付き合ってる人がいて…」


思わずひっくり返った…コントのオチかよ!


「へ?付き合ってる人…?」


「そう、1個上の人なんだけど…」


(はぁ、何だその1個上だの付き合ってるってのは?)


「ほ、ほう。で、その1個上の人が何だって?」


僕は冷静を装いながらも心の中ではかなり動揺していた


(あのヤロー、話が全然違うじゃねーかよっ!人に期待させるような事言うんじゃねーよっ、バカが!)


波多野が言ってた話と全く違う、全然違う!

騙されたような感じじゃねぇかよ、ったく


「で、その彼と夏休みに海に行くんだけど、小野っちも来ない?」


「NO!」


ソッコーで拒否した、そりゃそうだろ、何が悲しくてその彼氏と一緒に海に行かなきゃなんないんだ、えぇ!


「オレ夏休みもバイトだから」


(バカらしい…期待したオレがバカだった)


「あ、そうバイトなんだ。いや、彼氏が出来たのを小野っちに報告しようかなぁと思って今日誘ったんだ」


(オレはバカか?全力で期待して大どんでん返しかよ!)


何か急に疲れがドッと出た


要は彼氏が出来ました報告を僕に知らせる為に呼んだって事かよ


その後の記憶はよく覚えてない、多分すぐに帰ったと思うからだ




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